2014|SEOと広告とインターネッツ      

最新の厳選記事7選

2014年10月27日月曜日

海外ではペンギン3.0の影響らしきものが出ているかも

オーストラリアではペンギン3.0の影響らしきものが出ているかも

オーストラリアのこちらのSEO会社では、
パンダアップデートより大きい変動があったとの事。

その会社が提供する無料の順位変動監視サービス「Algoroo」では10/25にやや順位が動いております。

なお、同業の日本のnamazは特に変動を示していません。


Googleはペンギンアップデート3.0の適用時期も、
対象となる国もはっきりとは示していないだけにいつ来るか怖いですね。

そして今回のペンギンアップデート予告で思うのは、
一度に多くのサイトの順位が変動するというより、
既に段階的にあちこちで少しずつ順位が変わっている兆しのようなものも感じます。

2014年10月16日木曜日

U2のフリー戦略が失敗か。この2600万ダウンロードが一つの限界点。

超人気ミュージシャンのU2の最新アルバムが丸ごと無料ダウンロードできるキャンペーンが失敗したかもです。


U2がアップルと組み、最新アルバムを無料でダウンロードでるというプロモーションだったのですが、
当然喜んだ人は多かったものの、同時に多くのユーザーから「無料でも勝手にiPhoneに入れるな」といった苦情が来るわ、
バンドメンバーが謝罪コメントを出すわで、
悲喜こもごもといった様相を呈しています。

個人的に気になったのは、
他のアルバムのセールスやライブやファンクラブ加入といった、トータルセールス面への影響でした。

これは書籍で言えばクリス・アンダーソンの『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』や、
ブライアン・ハリガンの『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』で提唱されている戦略をほぼなぞったようなものですが、
それを世界的に大々的にやるような事案はそうそうない訳で、
この戦略の結論を楽しみにしていました。

さてその結果の一部が既に出ており、
この最新アルバムだけで2600万回のダウンロードだったそうです。

これは多いのか少ないのか…
AndroidユーザーとかはYoutubeコンバータ辺りをつかったのでしょうか?

iTunesユーザーは世界で5億人。その約5%がu2の最新アルバムをダウンロードした事になります。
今は既に有料ダウンロードに切り替わってしまっており、
セールスの報告が待たれるところですが、
ライブ動員数やその他セールスへの影響は少なからずあるだろうと、個人的には思います。
だってU2の事を思い出した人、多そうでしたから。完全に自分の周りを見ただけですが。

また今回のアルバム制作費はアップル持ちで、
U2の音楽をアップルのプロモーションのため無料配信する権利をアップルが獲得した…
という背景がありますが、アップルにとっては制作費が丸ごと広告費だったという事です。

世界的に一部のダンスミュージック以外は苦境にさらされる音楽業界ですが、
こうした新しい試みはどんどんやるべきだと思います。

そして、今回のU2とアップルのプロモーションで、
ひとつ大きな教訓がありましたね。

それは、人気アーティストの最新アルバムがたとえ無料であっても、
一方的にiPhoneに入れられれば多くの苦情も同時に受けてしまうという事。

フリー戦略は一種のコンテンツマーケティングともとれる訳ですが、
基本的にコンテンツマーケティングは無料でやるべきものであって、
しかしそのやり方にも限界はあって、今回のU2の件のように、
無料であってもいらない人だっているという事。

今回のU2の2600万ダウンロードというのは、一つの限界だと思います。
この数字を超える事はほとんどのアーティストにとっては不可能です。
つまり、ここが、コンテンツマーケティングやフリー戦略の一つの到達点の限界ともとれる訳です。

今回のU2とアップルのプロモーション戦略、
まだまだはっきりした結論を得るには早尚ですが、
学ぶ事は非常に多かったと思います。




2014年10月6日月曜日

パンダ、ペンギン、HTTPS問題よりスマホ対応を気にしたい

あなたのコンテンツ、「長い」と言われてませんか?

スマホ対応はもう必修科目だと思います。

パンダ、ペンギン、HTTPS問題等々、SEO業界にも対応事項、懸念事項があります。

ありますが、それらは「ウェブサイトの使い勝手、構成等々において最低限」な仕様であり、
普通にユーザーの事を考えてウェブサイトをつくっていけば、ほぼほぼ当たる事の無い問題です。

普通にサイトをつくっていく中で、昔からSEOで変わらず大事なのはコンテンツです。
(SEOに限らずサイト運営で最も大事だと思います)

そんなコンテンツですが、コンテンツはただ盲目的につくれば良いというものでもありません。
スマホが登場したおかげで、スマホのデバイスを通してユーザーにどう見えるかを気にしないといけなくなってきています。
しかも、意外とスマホ未対応サイトが凄く多いのです。

こんな記事が先日あがっていましたのでご紹介。
スマホ時代に「全文読まなきゃ理解できない」コンテンツは失敗する

以下、引用。


読んでくださる読者の方の「読み方」を分類すると大きく三種類です。

  1. 全文を読む
  2. 見出しを中心に斜め読みする
  3. 内容は読まない(タイトルや読者コメントだけを読む)



引用終了。

これはもうその通りで、スマホユーザーの事を考えてコンテンツを作らないといけなくなってきています。
大きな機会損失になっている可能性が高いです。


スマホユーザーの増加が早いです

思った以上にスマホの浸透が早いです。

私もSEOをしているお客様のサイトのほとんどで、
1年前と今ではスマホユーザーからのアクセスがかなり増えています。

どのぐらい増えているかというと、、
一年前スマホユーザーの割合が10%→今月75%、とか。

これは誇張でもなんでもなく、このぐらい増えているサイトが多いのです。
もちろん去年10%→今月20%みたいなサイトも中にはありますが、
いずれも増加傾向にあります。


スマホユーザーは増えれど、スマホ対応は進まず

私はSEOの仕事をしている時に、よく競合サイトをスマホで閲覧しているのですが、
まあ驚くぐらいスマホ対応していないサイトが多いです。

SEOのお客様のサイトも同様で、スマホ対応をすべきですと提案しても、
優先事項はかなり低いようで、広告とか目先の収益化に目を奪われるお客様が多いですね。
まあ担当者レベルでは理解できていても、稟議が通らないとかの問題もありますしね。

結局潤沢な予算がある会社はとっくに対応していますし、
そうでない会社のサイトはいつまでたってもスマホ未対応のままという状況が多いです。

ただ、アクセスの7割がスマホユーザーなのに、PC版の超小さい字のページを見せられても、
そこからCVまで到達するかと言うと難しいですし、
他に使い勝手の良いサイトがあればそちらに流れていってしまいます。
売上に直結する要素もまたスマホへの対応なのです。

しかもスマホユーザーの直帰率や遷移率は、
スマホ対応サイトと未対応サイトでは何倍か違います。
言い換えると、スマホ対応をするだけで結果を大きく出せる可能性があるのです。
というぐらい、スマホ対応をやらない理由がもうない、という所まで来ています。


特に美容系、ECなどはスマホ対応が喫緊の課題

本当はどの業界もすぐにスマホ対応すべきなのですが、
いま特に結果に差が出ているなと思う業界は特に美容系やEC関連です。

美容系とはサプリ、美容グッズ、エステやサロン、クリニック関連などですね。
ECは楽天やAmazonに出店しているサイト以外で、自社サイトで通販事業を行っている所ですね。

このあたりはスマホからのアクセスが非常に多いです。
もう9割越えしているようなサイトも珍しくありません。


サイトリニューアルのタイミングや予算組みの予定が近いサイトは、
いい機会ですのでスマホ完全対応をご検討されてはいかがでしょうか。

という長い長いスマホに対応できてない文章を書いてしまうわけですが^^;

2014年9月30日火曜日

【続報】パンダアップデート4.1でオリジナリティの低いサイトが…

パンダアップデート4.1の気配を全く感じなくて、エアパンダなのかと思っていたら、
Search Engine Landがパンダアップデート4.1の影響を報告していました。

正確にはSEOツール会社、Searchmetrics(サーチメトリクス)の、
パンダアップデート4.1によると思われる流入数の増減ランキングレポートです。
サーチメトリクスのこのレポートは毎度恒例ですね。

詳しくはこのレポートを見ていただくとして、
パンダアップデート4.1で検索順位を大きく落とした(と思われる)サイト(=losers)、
逆に上昇させたサイト(=winners)を多数知ることができます。

私もざっと見てみましたが、なんとなく傾向があるかなぁと。

パンダアップデート4.1の影響を受けたサイトの傾向

他人のサイトなのでどのサイトなのか具体的な言及は避けますが、
losersの方はサイトの健全性(health)に問題があるように感じます。

例えば下層ページのあるディレクトはなぜか違うドメインにリダイレクトしているのに、
そのリダイレクト先が404エラーを連発しているとか、
ページの下半分がほとんど重複しているサイトとか。

あとは他のサイトのデータベースからコンテンツを引用していたりするサイトもありました。

まあほとんどはページ間や他のサイトとの間で重複したコンテンツがあるか、
サイトの健全性に問題があるか、その辺りでしょうかね。

恐らくウェブマスターツールに兆候は出ているかと思いますので、
もしそれがパンダアップデート4.1に捕獲される原因であったのなら、
事前に予防はできたのかなと思います。
まぁ今からでも対策できる範囲だとは思いますが。

以上、普通に手塩にかけてサイトの隅々に気を配った方がいいのだなという感じでした。

2014年9月26日金曜日

【共有】パンダアップデート改良版リリース予定とのこと。

海外SEO情報ブログの鈴木謙一さんが、Twitterでパンダアップデート改良版の情報を共有されています。


元ネタはこちら。今回のパンダアップデートで日本が対象かは不明です。



この投稿への返信に、
「Is this global update?(グローバルなアップデートですか?)」と書かれていますが、
いまのところ返信はありません。

で、パンダより気になるのが、このPierreなる人物。
Pierre Far氏はGoogle UKのWebmaster Trends Analystとのこと。
Googleのリリースを出す人としては聞いたことのないお名前ですが、こちらが彼の職歴です。

2011年にGoogleに入社されてますが、
それまでの経歴がFounderが多く、シリアルアントレプレナーな方ですね。
そういう人もGoogleに入社するんですね。
マットカッツ氏がいない間はPR業も兼ねるのでしょうか。

パンダよりPierre氏が気になっている次第です。笑


追記(2014/9/27):
日本の方で、私が見聞きした範囲に限っては、今の所特に順位が落ちた様子はないです。

追記2(2014/9/30):
どうやらパンダアップデート4.1はオリジナリティと健全性の低いサイトを捕獲したようです。

2014年9月25日木曜日

Forbes JAPAN (フォーブスジャパン) 2014年10月号を購入


遅ればせながら、フォーブスの10月号を買いました。

フォーブスは個人的にはベンチャー通信を世界規模にしたビジネス誌のような内容であり、
ファッションなども含めた経営者、富裕層、投資家向けのトピックスを掲載していてかなり楽しいのです。

今号のハイライトはミュージシャンの資産額についてのページや、
ウォーレンバフェットの哲学、
Web業界人として見逃せないオプト社長インタビューなどです。

それにしてもミュージシャンのトップクラスは稼ぎが違いますね。
大きく成功した人は別のビジネスをやるんですね


バフェットは見やすくよくまとまっていました。


オプト社長のインタビューはまあIR資料などにもかなり載っているものの、
オプト自体が情報発信をそれほどしないため、非常に興味深かったです。


なおこの10月号は8月25日に出たみたいなので、そろそろ11月号が出そうですが…

2014年9月24日水曜日

体系的にコンテンツマーケティングを学びたい時のおすすめ本

コンテンツマーケティングというのはアメリカでは定義もしっかりされ、
KPIから制作、効果測定まである程度システム化が実現されています。

そして成功した際のコストやブランディング、エンゲージメントと言った様々な面でのパフォーマンスがすこぶる良いのも特徴です。

一方ここ日本では何となくふわっとした概念の様に思われていて、
バズワードだと思っている人も少なくありません。
しっかりしたKPIを設定しPDCAを回している人が少ないと言う現状も、
なかなか正しいコンテンツマーケティングへの理解が浸透しない要因の一つでしょう。

そんな状況ですから、コンテンツマーケティングについて興味があるけど、
どうしたら良いかわからないという人は少なくないと思います。

そこでコンテンツマーケティングについて体系的に学び、実践されたい方のために、
最低限押さえておくべき本を中心におすすめ本を書いておきます。

これらの本を読み1年間実践できれば、
コンテンツがもたらす効果の高さを実感できるかと思います。

以下の内容でコンテンツマーケティングを大別しながら、
「良書」かつ「保存版」たりえる書籍を挙げてみます。

  1. 「パーミッションマーケティング」
  2. 「インバウンドマーケティング」
  3. 「コンテンツマーケティング」
  4. 「フリー戦略」


1.「パーミッションマーケティング」

『パーミッションマーケティング』

セス・ゴーディン著。

「パーミッション」とは「同意」「許可」の意味です。
従来型のインタラプション(邪魔をする)広告ではなく、
消費者の同意を得てから売り込むようなマーケティングをすべきという概念です。

具体例としてはインバウンドマーケティング、コンテンツマーケティングそのままというものがいくつも出てきます。
今読むとそれほど目新しい概念ではないものの、初版が1999年と随分昔から提唱されてきた考え方です。
本書を読むとインバウンドマーケティングの概念と非常に近しい考え方に立脚しており、
恐らくはインバウンドマーケティングの概念の基礎となったであろうことがよくわかります。

インバウンドマーケティングやコンテンツマーケティング等々を学ぶ前に、
この「パーミッションマーケティング」という概念をまずはインストールしておく事をお勧めします。


2.「インバウンドマーケティング」

「パーミッションマーケティング」は消費者の同意を得るという、
いわばエンゲージメントの向上を促すものでしたが、
その延長線上にあるのがこの「インバウンドマーケティング」。

消費者に見つけて貰い、自ら来て貰う(インバウンド)ためのマーケティング概念です。
対してこちらから発信したい情報を発信する事を「アウトバウンド」と呼んでおり、
これは主に従来型の広告などを指します。
この「インバウンド」「アウトバウンド」の概念は、
「パーミッション」と「インタラプション」の様に対概念となっています。

「インバウンドマーケティング」というタイトルの本は2種類あります。
いずれもこの概念を提唱したHubspot(ハブスポット)という、
最近IPO申請中のアメリカの企業の関係者から出ています。

『パーミッションマーケティング』(ブライアン・ハリガン版)
ブライアン氏はYahoo!役員を経てHubspotの創業を行った人物。
アメリカのマーケティング業界で今最も注目されている人です。
HubspotはIPO申請中ですし、そのビジネスモデルの有用性が改めて注目されています。
こちらの書籍は豊富な事例とともに、「インバウンドマーケティング」を広く解説しています。
概念論だけに終始せず、KPIや効果検証のサイクルまで一通り示されているのは大変助かります。

『パーミッションマーケティング』(高広伯彦さん版)
高広さんは博報堂、電通と広告業界を経てGoogleに渡るという華々しいご経歴をお持ちの方です。
その後Hubspotの商材を日本で扱うエージェンシー「株式会社マーケティングエンジン」の代表をされていました。つい最近退任されましたが。
広告業界では知る人ぞ知るという方で、広告業界の重要な論客でありながら、Twitterで炎上したりと、この業界での存在感が凄いお方です。

こちらの書籍はわかりやすく書かれているものの、実例に乏しい所が難点と言えば難点であります。
ただ全体的に「考え方を伝える」事にフォーカスされているようにも取れ、
どちらかというと読者に自分の頭で考えて貰おうとしているのかな…と思われます。

広告業界の末席にいる私としては、インバウンドマーケティングの考え方は世に広まっているように見えるものの、
まだまだ現場では「あのメディアの枠をいくら分買って…」という広告ありきの議論が優先されているように見受けられます。
そうした中で広告業界の重鎮からインバウンドマーケティングなる概念の提案が出る事は意義として非常に大きいのかなと感じますね。


3.「コンテンツマーケティング」

「インバウンドマーケティング」を素直に実践しようとする人がつまずきがちな事として、
コンテンツって具体的に何をつくればいいの?という事がわからず、悩みあぐねてしまうという事。

コンテンツの王道は情報発信ですが、どうしてもわからない人のために、
「コンテンツマーケティング」と題して有効なコンテンツの作り方を学べるのが以下の2冊。
『エピック・コンテンツマーケティング 顧客を呼び込む最強コンテンツの教科書』
『~編集者のように考えよう~ コンテンツマーケティング27の極意』

2014年のコンテンツマーケティング関連本では間違いなく王道たる2冊であり、非常によくまとまっています。
コンテンツマーケティングに関してはこの2冊があればしばらく他の本は不要なのではと思えます。


4.「フリー戦略」

コンテンツマーケティングと隣接する考え方として、「フリー戦略」というものがあります。
『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』
こちらはかの有名な「ロングテール」概念を提唱したクリスアンダーソンが2009年に著した一冊。

要はよくある「無料で先に何かを提供する」戦略ですが、意外とたくさんの種類があり、歴史も長く、
商品のプライシングにも深く関わる部分故に素養が無ければ足踏みする領域かと思います。

「フリー戦略」が気になる方にとって本書は体系的に「フリー戦略」の概念を学べる良書です。
ここまでしっかりとまとめられたものは他に無いんじゃなかろうか。

無論コンテンツマーケティングも、情報を無料で先に提供する事から始まる訳で、
その意味においてこの『フリー』は大変参考になる一冊です。
また本書を読めば、コンテンツマーケティングって、別に情報発信だけじゃないんだという事にも気づくはず。


さらに、この「フリー戦略」を音楽業界でかなり昔に成功させている、グレイトフルデッドというアーティストの本もあります。
『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』
実はこちらの著者は、『インバウンドマーケティング』のブライアン・ハリガン氏。

この本、相当売れたのにブックオフ等では滅多に見られませんので、ブックオフ等で探すよりも最初から新品を買った方がいいですよ。
分厚いので小さい書店ではあまり置いてないですし。


以上、いかがでしたでしょうか。
この10倍ぐらい挙げたい本があるのですが、また別の機会に紹介します。

また上のamazonのリンクはアフィリリンクではないのでw、
ぜひ気になったものがあれば読んでみてください。

最近の与沢翼さん

情報業界からの引退はなさそうです。


こちらの有料メルマガを購読しておりまして、
(アフィリリンクじゃないよ)
一時は発送の遅延などありましたが、
最近はしっかりと届くようになりました。

そこで語られている事をそのまんま書くことはできませんし、その量も少なくないので、
いくつかポイントをピックアップしてみますと…

・情報業界からは手を引くつもりはない
・しかしいわゆる情報起業業界のようなことはやらない
・そもそも受験予備校など「情報産業」は昔からあるもの
・これからは広い意味で情報を扱う事業を考えている
・まず価値を高めて、情報を蓄積し、スケールさせたい

だそうです。

具体的にこれから何をやるのかは「言えない」との事ですが、
最も変わった所としては、「スケールさせたい」と考えている事でしょうか。

確かに今の情報起業って、プロダクトローンチとか短期的な粗利は凄いと思いますが、
焼畑農業的に市場を枯らしている気がしなくもないです。
特にアフィリエイターに登録させてリストを買って…というような手法のみではさすがに飽きてくるというか。

与沢さんはそのずっと先、
あるいは全く異なるフィールドを見つめているように思えました。

私は与沢さんの戦略的で大胆でエネルギッシュでギラついた部分が凄く好きだったのですが、
今はそういった牙は隠しながらもしっかり磨きあげているのかなぁと感じました。

2014年9月18日木曜日

ペルソナとコンテンツをすり合せたコンテンツマーケティングを。

なぜコンテンツマーケティングにはペルソナが必要かというと…

コンテンツマーケティングとは、言い換えればよく定義された見込み客の欲する情報を提供する事です。

これを行うためには、コンテンツを提供する顧客がどんな人か、
どんな情報を欲しているかをよく知らねばなりません。

自動車保険のサイトなら、
自動車の購入を検討している人、
自動車の購入が決定している人、
既に他社の自動車保険に加入していて、
サービスまたは金額に満足していない人…辺りでしょうか。

そうすると、ペルソナに盛り込む要素としては、
自動車を購入できるだけの年齢、職業、年収、資産などが必要条件になります。
例えば30代以上、年収500万以上とかでしょうかね。

あるいは日本の場合、都心よりも地方で働き始めた30代男女…とかかもしれません。

こうした「ペルソナ像」が欲する情報をそれぞれ用意しようとする事が大事です。

自動車の購入を検討している人に対するコンテンツとしては、
自動車の選び方、比較ガイドのようなものでもいいかも知れません。

自動車の購入が決定している人には、
ドライビングマップや観光ガイドなどをつくるかも知れません。

私ならとりあえず思いついたものを全てつくってしまって反応を見ると思います。


さて、ここで重要な注意点です。

私は上でペルソナを「想像」しましたが、
実際にはペルソナはアンケートであぶりだす方が良いです。
精度的に。

私も、もし自動車保険の損保会社を経営していれば、
実際に顧客に聞いてみるということを必ず定期的に行います。

まあ個人的な感覚ではありますが、想像で作ったペルソナって外れるんですよ、思った以上に。
あとでアンケート取って見て全然ズレてるなんて事は珍しくないのです。

「たぶんこうだろう」はコンテンツマーケティングにおいては絶対NGです。
(そもそも商品開発の段階でもNGだと思いますが)

仮説を出しておくのは重要ですが、
可能な限り顧客を定期的に捕まえてインタビューを行った方が良いです。
月に一人、ランチに誘って話を聞くとかでもいいと思います。

これをやると、思いもよらぬ動機であなたのサービスを利用している事がわかったりするものです。
それでも顧客像が今一つ浮かばない、なんて事が万が一あれば、
いくつかのペルソナをつくってテストしてみるのは有りだと思います。

そして2つ目の注意点です。

それは、全ての顧客をたった1つのペルソナでカバーする事は不可能というものです。
ペルソナは最大公約数的な内容にするか、何種類かに分けたものを設定しましょう。
あれもこれも…と1つのペルソナに詰め込んでもあまり意味がありません。

以上です。

コンテンツはペルソナとすり合せて作成しましょう。
でないとたくさん作ったけど「回収のできない」「響かない」コンテンツになりがちです。

2014年9月17日水曜日

コンテンツマーケティングとアフィリエイトは相性が悪い

コンテンツマーケティングとは、
明確に定義された見込み客の欲する情報や体験を提供し、
彼らとのリレーションを継続的に計るマーケティング手法です。

そしてコンテンツマーケティングを行う上で、
サービスや商品を好きになって貰い、
ブランドロイヤリティの向上を目指す事が重要です。

これを言い換えると、
コンテンツを通じてこちらの事を「好き」になって貰わないといけません。
もっと言えば、見込み客の中でオンリーワン、ナンバーワンになる事が重要です。

このコンテンツマーケティングという手法と相性が最も合わないのが、アフィリエイトです。

アフィリエイトサイトは基本的に運用者側の情報を一切出しません。
サイト名もSEOを基準に、必要なキーワードをタイトルに入れる事を優先します。
従って、サイトの名前や構成が非常に似てしまいます。
恐らく、アフィリエイトサイトの流入キーワードで指名系のものはほとんどないはずです。
そのぐらい差別化をしづらい。

それはアフィリエイトサイトがCVに結びつくキーワードを軸にサイトをつくり、
さくっと刈り取る目的で作られているからです。
それはそれで非常に理に適ったサイトづくりだと思います。

まあそもそもアフィリエイトの性質が、
自社商品でなく他社商品を変わりに成約させるものですので、
コンテンツを通じて「好き」になって貰う事と売上が結びつかないのも当然ですね。

というわけでアフィリエイターの方はコンテンツマーケティングは合わないと思います。
いやほんとアフィサイトでコンテンツをガンガン突っ込んでも成約しないから難しい、
という経験をたくさんしましたしね…。

2014年9月16日火曜日

で、どんなコンテンツだったら効くのよ?

あなたの会社でコンテンツマーケティングを始めよう、となった時、
真っ先に「何をつくったらいいの?」と疑問に思うでしょう。

という訳でどんなコンテンツをつくるかですが、
色んなやり方があります。

まず媒体はなんでもよいでしょう。

ウェブメディアを持ったり、
メールマガジンを発行したりでもOKです。
紙のメディアもアリです。紙はコストはかかりますが。
Youtubeチャンネルを持つことでも良いです。

では次にどんな内容をつくるべきかという話ですが、
その前にまずあなたのサービス、商品の見込み客をしっかり知る事から始めた方が良いでしょう。

例えば既に有名なサービス、商品の場合は、
様々なコンテンツを大量に投下したようなオウンドメディアを持つことが適しているかもしれません。

一例を挙げてみます。


コカコーラパークの事例

世界で最も有名なコンテンツマーケティング事例として、
「コカコーラパーク」が挙げられます。

コカコーラは多くの人に知られたマス商品ですので、
多くの人にブランドを知ってもらうとか買って貰うとかの段階は過ぎています。

これからはより多くの人にブランドを好きになって貰う、
日常的にコカコーラのブランドに触れて貰う事を目指しています。
つまりブランドロイヤリティの向上が主な目的になっているという事です。

さらにはコカコーラはポップカルチャーを支援していて、
ポップカルチャーが好きな人はコカコーラの見込み客であり、
何らかのポップカルチャーが消費される時、コカコーラの事も思い出して貰えるよう、
多くの人に印象付けたい意向があるようです。

こうした目的がある場合、
対象を絞ったコンテンツよりも、
コカコーラパークのような、幅広い層にリーチしやすいメディアを持ち、
そこに様々な種類のコンテンツを大量投下していく方が良いでしょう。


有名でないサービス、商品の場合は何でも試して見るべし

一方で、そこまで有名でないサービス、商品を持つ会社だったら、
それこそ何でも試して見る方がいいかと思います。

例えば料理教室の場合、
料理の手順、ポイントを動画にするといいと思います。

ここで重要なのが、「5つのポイント」というように、
情報を簡潔に手短に伝える事です。

それでも基本的に見込み客は動画を見て満足してしまう人がほとんどでしょう。
ですがユーザーが、塩加減とか、火加減とか、
細かい部分をもっと知りたいけどどうすれば良いの?と思った時に、
あなたのサービスを思い出してもらえればそれで良いのです。

別に料理教室だけでなく、靴の通販でも、整体師でも、
経営コンサルティングでもどのような業態でもあまり変わらないと思います。
(私がコンサルティングしているお客様では業種ごとの差がありません)

大事なのは、コンテンツを通じて見込み客にあなたのサービスや商品を知ってもらい、
継続的に接点をつくり、好きになって貰い、
最終的に行動を取ってもらう(成約して貰う)事を目指す事です。
この辺はどんな業種でも共通だといつも思います。

本当はコンテンツマーケティングはもっと設計方法やKPIの立て方が細かくあるのですが、
こういった点をなぞってみるだけでもそれなりに成果は出ますので、
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

2014年9月11日木曜日

Googleのつまらないミニアップデート

SEOの有名なウェブサイト、Search Engine Land(英語)が、
Googleニュースへリンクするという新種のナレッジグラフを発見したようです。

だから何だという感じが一見しますが、
当然Googleはこういった一つ一つのミニアップデートをゴールとしているわけではなく、
その先に何か大きな、例えば今の何倍もセマンティックな検索結果を出すような、
そういったゴールに向かっているのでしょう。

トライとエラーを繰り返しながら3年前、5年前と比べると格段に検索結果が面白くなっており、
精度もそこそこあがったなという検索エンジンの進化の一端を見る事ができるのは楽しいです。
まあ良質なウェブページの数が単純に増えたことももちろん大きな理由です。

もっと言うと、エリック・シュミットが著した「第五の権力」には彼らが想像する、
かつ現実的に十分実現可能な近未来の姿がありありと描かれていますが、
Googleのセマンティック化ですらその一端に過ぎ無いという事がよくわかります。
そしてさらにその中の小さな切れ端であるこういったミニアップデート一つとっても面白いと思います。


2014年9月9日火曜日

コンテンツSEOの提案を受けた知人

先日、知人のサイトのSEO相談に乗ったのですが、
あるSEO会社からコンテンツSEOの提案を受けていると聞きました。

曰く、

「これからのSEOはコンテンツSEOです。
そのためにはなんでもいいのでページをたくさん増やしてください。
そのためのライティングを請け負います」

というものだったそうです。

ほとんどのSEO会社の状況が決して芳しく無い事は常々伺っており、
アグレッシブな営業を行う事自体は一切否定しないものの、
かなり杜撰な提案だと感じました。

コンテンツSEOとはユーザーを惹きつけるコンテンツをフックにナチュラルな被リンクを集め、
検索順位を高めましょうというものですが、
この定義に従うならばコンテンツ内容がなんでもいいわけではないと。

さらに言えばコンテンツSEOはある種のリンクベイト的な効果を目標としている事も多く、
必ずしも商売の本質ではないと思います。

個人的な意見として、従来のSEOからコンテンツSEOに踏み切るのなら、
コンテンツマーケティングまで広げてしまった方がいいんじゃないでしょうかね。

コンテンツマーケティングに求められるのは、
あくまできちんと定義した見込み客未満に対し、
彼らの役に立つ情報を提供し、リレーションを継続的に築き、
育成する事を行うマーケティング手法です。

ただでさえコンテンツをつくるのって難儀しますし、
リンクを集めるためだけにコンテンツをつくるより、
もっと見込み客の育成を行うエコシステムを形成してしまう方が、
長期的な視点で言うと効率的な気がします。

さらに、コンテンツSEOってそもそもgoogleありきですからね。
仮に将来ソーシャルとか別のプラットフォームでユーザーが検索をするようになった場合、
リンクベイト目的のコンテンツを量産してあっても無駄になりそうなんですよね。

という事を色々と思ったりもしたので、先の知人に対して僕からは、
コンテンツSEOあるいはコンテンツマーケティングを行うのなら、
訪問者に対し自社の情報を出すのはNG、
訪問者が喜ぶ情報だけを無償で提供してください、
〇〇するための3つのポイント的な簡単な情報で良いです、
すぐに結果に結びつかなくても焦らないで一年は続けてください、
そのように伝えました。

2014年8月18日月曜日

「身内」からのリンクが最も効率的

超今さらですが、最も効率的なリンクの種類について。

身内からのリンクは非常に獲得効率が高いです。

効率が高いというのは、
獲得するコスト、労力に対してリンクとしてのSEO上の効果が高いと期待される事を指します。

またここで言う、身内とは関係者です。

例えば…

  • グループ会社のコーポレートサイト
  • 会社のサイト制作に関与した制作会社の制作実績ページ
  • 会社の公式ブログ
  • 知り合いのサイト
  • 会社関係者が参加するイベントの公式サイト
  • 会社員のサイト、ブログ

こういった所から、可能な限り全てリンクをnofollow無しで、
トップページに設置して貰う。
(制作会社の制作実績ページは下層ページになるかと思います)

この手法の良い所は上に書いた通り効率が良い点です。
ナチュラルなリンクと比べて獲得しやすい割に、
リンクとしての効果が比較的高いのです。

リンクとしての効果で言えば、mozやahrefsなどで見ても、
これらのリンクはその他のリンク(個人ブログ、BBS、バイラルメディア、まとめサイト等々のナチュラルなリンク)と比べてポイントが高い場合が多いと思いますので、一度見てみてください。

※ポイントとはMozで言えばMozランク、ahrefsで言えばahrefsランクといった、
ツール提供者側によるリンクの強さの指標です。


この手法はSEOの上級者からするとあまりに本質的でないと言われそうです。
Googleも全く推奨していません。

さらに昔、アイレップの渡部さんもこのような事をおっしゃっていました。

ですが、この手法を上記を全てやったのとやらないのとでは順位への影響の差がやはり見られるのです。
ここはSEO業者も否定できない部分かと。


それで売上が結果として変わってくるなら、
きれいごとを言わずにやっておいた方がいいと私は思います。

ペナルティリスクも圧倒的に低いですし、
万が一そうなってもコントローラブルなリンクですので。

2014年8月8日金曜日

記事広告はSEOにとって効果的なのか

ネイティブアド(広告)は記事広告でもないしSEOとは関係ないという記事を書きました。

せっかくなので、SEO観点から見た記事広告は効果的なのか?という点についても書いてみます。

※記事広告とはニュースメディアなどで記事の体裁をしたコンテンツの事を指します。
理想はブランドコンテンツ、つまり広告主が制作するコンテンツですが、
実際はスポンサードコンテンツ(パブリッシャー(媒体)側が制作)や広告代理店などが制作するケースが多いです。


さて結論から言うと、記事広告はSEOにおいて非常に効果的です。
ただし、それはバズるところまでプランニングできていればの話。

言い換えると、どうバズらせるかまで考えていなければ、SEO上の効果はありません。

そもそもバズらせる以前に、
その記事広告がコンテンツとしてオーディエンスにとって有用なものであり、
かつ消費行動を促す内容でないとSEO目的では行わない方がいいです。

SEO目的で制作された記事広告の多くは、
「記事広告をつくること」が目的化してしまっているものが多いなと感じます。

つまりその記事をアップしてそこで終わり。
拡散もされず、被リンクもつかない。
見るのは制作の窓口になったSEO業者と、広告主だけという。笑

まあせいぜい、自社サイトやPR専用サイトでプレスリリースを打つぐらいかな?

もし記事広告をコンテンツマーケティングの一環で行っているのだとすれば、
失敗と言わざるを得ないケースがほとんどです。

それでもSEO業者は記事広告の結果についてクライアントに、

「SEOは長期的に見ていくべき」
「すぐに結果は出ない」
「記事広告ページから御社サイトへ貼られたリンクだけでも大きな価値がある」

といった説明、というか言い訳をしてしまいます。
これ、非常にいくない。

そもそもSEO屋の提案する記事広告って、
製品紹介、サービス紹介みたいな、悪い意味で普通のものがあまりに多いのです。

記事の企画をあまり練っていない感があるし、
バズをどういった文脈(コンテクスト)で行うか、といった点も恐らく全く考慮されていない。

重要な事なので繰り返しになりますが記事広告にとって最低限必要な点として、
オーディエンスにとって有用であり、
消費行動を促す内容でもあり、
人目を引く内容であり、
バズる文脈が抑えられており、
さらにフェーズごとに効果検証がしっかり行われるものでないといけません。

ここまでしっかりできていてバズれば、
結果的に記事広告を経由したリーチが非常に多くなるのと同時に、
被リンクやソーシャルシグナルが増えるので、
結果サイト全体の検索順位が大きく上昇します。

しっかりとしたバズになっていれば、
検索順位へは意外と早く反映されます。
ほんと、数日とか早ければ1日とかですかね。
キーワードやキーワードの検索数や競合の状況などにもよりますが。

あと最後に記事広告のSEO評価基準としては、
この6つはしっかり押さえた方が良いです。

1.検索順位が上昇する
2.被リンクが増える
3.流入数が増加する
4.ソーシャルシグナルが増える
5.CV数が上昇する
6.CVRも向上する

2014年8月7日木曜日

ネイティブアド(広告)はコンテンツではないのでSEOに関係ない

ネイティブアド(広告)という広告の「枠」があります。

一時期バズワードとして色々な所で話題になっていましたが、
最近になってなぜかまたネイティブ広告についてのお問い合わせを頂くようになりました。

ネイティブ広告というものは広告枠なのでSEOとはほとんど関係ありません。

いちおう下記にてネイティブ広告について触れてみます。


まず最も多いのが、

ネイティブ広告って何?

という質問です。

ネイティブ広告の定義は、IADの定めたこちら(PDF注意)にある通りです。

(引用)

「ページの内容やデザイン、プラットフォームの動作と合致することでユーザーがサイトの一部として
違和感がないと感じる広告」

(引用おわり)

ここでは実例が6パターン挙げられているので、
それを見た方が理解が早いかもです。

  • インフィード型
  • →これはSNS等で投稿の間に、投稿と同じフォーマットで紛れ込む広告のタイプ。
  • ペイドサーチ型(検索連動)
  • →要するにリスティング広告の事。
  • レコメンドウィジェット型
  • →Outbrain社などが提供する、コンテンツの中に違う媒体のコンテンツサマリーを表示し"レコメンド"するもの。私も仕事で扱う事がありますが、審査落ちまくりで超厳しいです。あとCPAが低い。理由は飛び先がLPではなくコンテンツページなので、CPAで判断するクライアントへの提案が非常に難しいという事情があります。笑
  • プロモートリスティング型
  • →これはECの商品一覧の中に紛れてレコメンドされる広告などを指しています。
  • インアド型
  • →記事などウェブページの中に紛れるタイプのものです。
  • カスタム型
  • →上の5つに分類できないタイプ。LINEの企業スタンプとか、Spotifyのおすすめ楽曲リストとかだと言われています。

とまあ分類するとこのような形式のものになります。


ネイティブ広告と記事広告は違うもの

これもよく言われるのですが、ネイティブ広告と記事広告は同じではありません。

ネイティブ広告は広告枠の一種なので、
ディスプレイ広告など、媒体側が用意した広告を出すための「枠」なのです。

一方で記事広告はコンテンツです。
その媒体の記事の体裁をしたPRコンテンツの事です。

なので用法として、「ネイティブ広告枠に掲載された記事広告」みたいな使い方は多分正しい。
でも、「ネイティブ広告とは記事広告のようなもの」というのは厳密には正しくないのです。

これ、記事広告が「○○広告」というネーミングだからややこしいのですよね。
記事の中に広告枠があるようなものなのでそういう名前なのですが。

我々SEO業者としては、記事広告をコンテンツとして提案する事はよくありますが、
ネイティブ広告についての提案、施策を行う事は無いです。


ネイティブ広告は「広告」である事が分かる表記が必須

…という旨がIADの定めたこちら(PDF注意)に記載されています。

なのでネイティブ広告とはよく言われる「ステマ」とは異なるタイプの広告なのです。
ちゃんと広告である事を明示しているので。

さて、ここまで読まれた方には、
ネイティブ広告は広告枠の事だという事がご理解いただけた事と思います。

私はSEOの仕事をしていてコンテンツの話になった時に、
「ネイティブ広告ってどうなの?」とよく聞かれます。

この手の質問が出る時、恐らく記事広告と混同されているのだと思いますが、
上にも書いた通りネイティブ広告は広告枠の事でコンテンツの事ではないので、
SEOとはあまり関係がありません。

強いて言えば、パブリッシャー系のクライアント(例えばニュースメディアなど)のSEOを行う場合、
ネイティブ広告枠を設けてレコメンドウィジェット(Outbrainなど)の導入などを促す場合は無くはないです。
結構審査落ちますけどね。笑

ま、記事広の事だと思っていた方はこの機会に正しい定義を覚えつつ、
SEO関連のコンテンツのお話とは切り離して認識された方が良いかと思います。

2014年8月3日日曜日

毎日更新を4日ストップした結果、PV半減、検索流入2割減

サイト更新と検索順位は相関性はあるけど、明確な因果関係はない、というお話です。


ここ2か月ほどこのブログを毎日更新していました。

で、先日旅行に行っていたので4日ほど更新をストップしてみたところ、

一日あたりのPV数は300程度→150程度へ半減しました。

一日あたりのセッション数は100程度→80程度へ減少しています。

検索順位も一部だけかなり下がりました。


まあこれらのデータは母数が少ないので何とも言えない部分も多いですが…w

そして更新を再開したら、じわじわ戻ってきています。


具体的なデータに乏しい為、私の持論というか肌感覚で今まで言ってきたことですが、
これらの動きを見るに、更新頻度は検索順位と確実に相関しています。

相関はするけどアルゴリズムに更新頻度が組み込まれているか、
つまり因果関係が存在するかはわかりません。


また私のお客様のサイトも、
大幅更新やリニューアル、ページ追加を行ったサイトの順位の動きを見ていると、
直後の一週間はテールも含めて順位が若干上がることが多いです。

そして一週間後以降は全体的に元の順位に落ち着くというパターンですね。
あくまでそういうケースが多いというだけですが。


更新やリニューアル、ページ追加が毎度絶対に影響するわけでもなくて、
お客様以外の色んなサイトを見ていても、
数千ページ~数万ページ規模の大幅なものを実施しても検索順位が上がらないサイトもあります。


以上、サイト更新と検索順位についてのプチレポートでした。

2014年8月2日土曜日

最近はGoolgeペナルティは激減したが有料リンク利用はほとんど減っていない傾向

今日はSEO業者から見た、有料リンクの利用状況について。

さて、ある程度SEOの情報を気にする人はよく知ってると思いますが、
最近は大規模な一斉ペナルティみたいなものは起きていません。

せいぜい2014年6月頃にペイデイローンアップデートと呼ばれるアルゴリズムアップデートが、
一部のアフィリエイトサイトに影響を与えたぐらいです。

これはある程度、Googleが定義するスパムの駆逐が終わったという事です。
特に有料リンクですね。

まだまだ有料リンクを使った上位表示に成功しているサイトは大量にあります。
今でもたまに有名なサイトが大きく順位を落としているのを見かけるものの、
もう大規模な順位変動は起きないでしょう。



そして今の有料リンクの利用状況は次の3つに集約されます。



1つは、アルゴリズムのアップデートをものともせず、
「巧妙な有料リンク」を利用したサイトが生き残っているという事。

言い換えると、Googleをうまく出し抜いている有料リンクですね。笑
特にエンタープライズSEO(企業サイトのSEO)はほとんど有料リンクを辞めた形跡は見られません。
ペナルティを受けても別の有料リンクに切り替えるなどしています。

この状況に、もうGoogleも半ばサジを投げているのではないか?と思います。
なぜなら、有料リンクが手間をかけたものに変わってきているからです。
言い換えるならば極論、人工知能でなければフィルタリングできないリンクです。

巧妙なリンクとは、例えば結構な人件費を投じてアルゴリズムを常に分析し、
アンカーテキストやキーワード出現率等を最適化した有料リンクなどです。
突き詰めると、こういう媒体は果たして有料リンクなのか純粋なナチュラルリンクなのか、線引きが難しくなって来ているのです。

まあ資本力のあるSEO業者や外部リンクベンダーにしかできないとは思いますけどね。

ただしもしかしたらGoogleも、時間がかかってでも全ての有料リンクを駆逐するつもりかも知れませんが。


2つ目は、ペナルティを恐れて外部リンクをやめ、コンテンツ施策に切り替える動きです。

完全にコンテンツ施策のみのサイトは、私が見聞きした範囲ではほぼ無いです。
個人的に内情を知る会社のうち、全部で10社ぐらいしか知りません。


3つ目は、有料リンク+コンテンツもやるという姿勢。
これはじわじわと増えてきているかなという感じです。

まあなんというか有料リンクの「うまみ」を理解し、
そのリスクも理解しつつ、
ペナルティって回復可能だよねという認識を持つ企業も多い訳です。笑

アスリートに置き換えると、
コンテンツ=地道なトレーニング、
有料リンク=ドーピング、
ペナルティ=副作用とか法律違反による逮捕のようなもの
です。

地道なトレーニングを行い基礎体力を向上させつつ、
ドーピングでトレーニング以上の効果を得ようとする考え方です。

とは言えですね、有料リンクがドーピングと違うのは、
Googleは法律でもないし只のプラットフォームという点です。

私は有料リンクが悪いとは全く思っていません。
どんな業界にもグレーな営業手法はあまた存在します。

かつてあのソフトバンクがYahoo!モデム配布で非常にグレーな事をして売り上げ拡大をしていたような時代もあったのです。
あの時は解約しようと電話するとたらい回しからの2時間待たされた友達なんかもいましたし。
今ではソフトバンクも時価総額、営業利益ともに1兆円という日本を代表する企業に成長しています。
これは極論ではありますが、私は完全に法の外側でなければ別にいいんじゃないかと思っています。

一方で、一見クリーンな事を言う、GoogleコンシャスでSEOファーストなSEO業者や識者も数多くいます。

結果クライアントに無駄な工数や費用を発生させて、
売上にならないSEOをさせる事も少なくないと思いますが、
それとどちらが正しいのかは何とも言えないのではないでしょうかと。

私は、それならその時期その時期で、売上に繋がる手法をお勧めします。

コンテンツが最も売り上げにつながるならそうした方が良いですし、
有料リンクが売上に直結するなら有料リンクをお勧めします。

ただし今は有料リンクを利用するなら、
リンク媒体の選定とペナルティリスク管理を同時に徹底して行うべきという事も合わせて伝えます。
それに有料リンク以外にもやれることはありますしね。


以上、まだまだ有料リンクの利用は減っていないという状況です。

2014年8月1日金曜日

Googleのスマホクイックサーチがやり過ぎな件

Searchengine Roundtableという世界的に著名なサーチ関連サイトに、
Google: Where Are The Search Results?
(検索結果ってどこに行っちまったんだよ)
という記事が投稿されていました。

かいつまんで言うと…

スマホでGoogle検索をした際に、
検索結果に表示される「Quick Answers(クイックアンサー)」とか、
「Long Form Answers(ロングフォームアンサー)」とか、
「Long Responces(ロングレスポンス)」と呼ばれる「答えの表示」が表示される事がありますが、
それが縦に長すぎて検索結果までリーチできねぇよという主張です。笑

例えばこんなのです。

「心臓発作」で検索すると…普通の検索結果ですよね。


「心臓発作とは」で検索すると…
クイックアンサーが出てきます。Wikipediaから引用していますね。

検索結果も微妙に異なります。


次、タイムリーな「エボラ出血熱」で検索すると…やはり普通。


そこで「エボラ出血熱とは」で検索すると、
やはりクイックアンサーが出てきます。

同じく検索結果も少し変わります。


では疾病関係を離れて、「ブランド」で検索してみます。
特にまあ普通な検索結果ですが…


「ブランドとは」で検索すると、案の定クイックアンサーが出てきます。


ちなみにスマホで検索しても全く同じです。

そしてSERの主張通り、縦に長すぎて検索結果に行けない(泣)
スマホのスクロールって意外と大変なんだよね…

でもこれ、使いにくいのですぐに改善する気がします。

そう思う理由として、使いにくいからクレームが来そうというのもありますが、
テスト段階っぽい動きを見せているからです。

例えばこのクイックサーチが出現するキーワードは短時間に変わります。

それから""(クオテーション)の有る・無しでクイックサーチが出たり出なかったり、
あと、ログインしていると出たり出なかったり。

まあいかにもテスト段階という感じではありますね。

より良い改善を期待します。





EC戦国時代の予兆が。

異業種からのEC参入の動きが過熱しています。

昨日、おとといだけで実に3件も「Eコマース関連」のお知らせがありました。

LINE、スマートフォンECサービス「LINE MALL」で定額配送サービス「LINE配送」開始

アプリ開発・運営のLINE(ライン)は、同社が運営するスマートフォンECサービス「LINE MALL」で、出品者向けのサイズ別定額配送サービス「LINE配送」を7月30日に始めた、と同日発表した。ダイレクトマーケティング事業のフェリシモの物流サービスと連携し、出品者・購入者間の商品発送を代行する。サイズ別に国内一律料金にする「定額配送」と、個人間同士の氏名、住所、電話番号、振込先情報など個人情報のやり取り不要な「匿名配送」を実施する。



みんなのウェディングが物品販売などを行う新会社 ― コマース事業へ

結婚式場口コミサイトのみんなのウェディング<3685、マザーズ>がコマース事業に乗り出す。30日、結婚式場の口コミサイトや結婚式プロデュース事業と相互関連する物品販売などを行う新会社を設立すると発表した。ウェディング市場を深堀りし、グループ全体の業容拡大を図る狙いだ。



クックパッド、EC事業拡大を目的にオンラインショップ運営企業を子会社化

クックパッドは、7月29日、EC事業の拡大を目的として、衣料、キッチン用品及び雑貨のオンラインショップ「アンジェ」を運営するセレクチュアーの株式を取得し、子会社化することを発表した。



いまの時代、何が最も粗利を稼げるビジネスかと言えば、
「インターネット事業全般」ないし「情報・データの販売」です。

上記3社は全てこのインターネット界隈で成長してきた会社。

現在の事業はいずれもまだまだ伸びています。

ってか決算報告書、見ました?
既存のビジネス(不動産とか小売とか)を遥かに凌駕する驚異的な利益率を誇っています。

で、そんなインターネットビジネスにおいて、
もう一つの可能性があります。

それが、彼らが参入したEC事業なのですね。
ECの旨味と言えば、商圏が世界中に広がるという事です。

例えば一昔前の小売は○○区とか○○市内くらいが商圏でした。

ところがEC事業であれば、凄く単純に言って商圏が世界中に広がります。

もちろん地域に根差して店舗を中心にコミュニティをつくるというやり方もありますが、
もちろん上記3社が狙うのは世界規模のビジネスでしょう。

と言うわけで、これから考えられるのは他社の追随、つまり他の非EC事業者のEC参入なのかなと。

実際私もインターネット業界におりますので、
どこそこの会社がEC事業への参入を進めているという情報がちょくちょく入って来ます。

ECは市場も拡大していますし、
戦国時代に突入ですかね。

そうすると競争の過熱化や、大手に打ち勝つために合併、提携等々も増えてくると思います。

個人的には各SNSやYoutubeがなぜECに本格参入しないのだろうと不思議です。

2014年7月31日木曜日

SEOビッグデータの使い方…大局的な動きを見るのにおすすめ

こちらの記事にも書いたんですけど、
これからSEOを本格的にやって行きたいなら、
ビッグデータの取得は必須になってきます。

具体的には競合サイトや自社サイト、あるいは競合でも自社でもない全然関係ないサイトも含めた、
検索順位データの取得ですね。

ビッグデータの使い方は色々あります。

中でも主な使い方としては、順位を計測してみてどうするかよりも、
データをためておいて局所的におかしい部分を見直すというやり方です。

変な例えですが、
戦争で高い所から兵隊の動きを大局的に長期間見続けるようなイメージです。

という訳で以下、あまりお勧めしませんが、
私が行っている日々の具体的なキーワード計測手法と見方を書いてみます。

注意点としては、慣れないとマジで時間もかかるし、取ったデータの9割は不要なノイズになるという所ですね。

それでもSEO上級者でオーガニック検索が大好きな人がいれば、
ぜひマネしてみてください。笑



キーワードを大量にリストアップ

例えば「ダイエット」領域でSEOを行うとします。

その場合、「ダイエット」関連のキーワードを1万件ほど洗い出します。

自社サイトに関係ありそうなものもなさそうなものも、
GoogleやYahooのサジェスト、
アドワーズキーワードデータ等々を駆使して、
とにかくありとあらゆるキーワードをリストアップします。



自社サイトを計測

それらをデイリーで、GRC等の順位取得ツールで計測し続けます。

気が遠くなりそうなタスクだと思われそうですが、
キーワードさえ決まれば後は毎日計測し続けるだけなので、
そんなに時間はかかりません。

そして自社サイトの順位がデイリーで平均どう動いたか、
大幅に順位が下がったキーワードとページURLは何か、
それらに共通項はあるのか、
などなどを計測し続けます。


競合サイトを計測

検索順位は相対評価の結果で決まります。
ですので競合の動きも見ていないと意味がありません。

競合サイトを20サイトほど選定しておきましょう。
Wikipedia等、競合になりえないサイトは省いて結構です。
私はWikipediaも強力なコンテンツサイトとみなして順位計測する場合もあります。

なお競合サイト20サイト×1万キーワードだと、
毎日20万キーワード分の計測を行う事になります。
これはGRC1つだと、何時間もかかります。
下手すると1日かかります。笑

これらのキーワードを計測し続け、
基本的には自社サイト計測と同様に、
自社サイトの順位がデイリーで平均どう動いたか、
大幅に順位が下がったキーワードとページURLは何か、
それらに共通項はあるのか…を計ります。


で、実際に何をどう見るの?

具体的にこういう順位の時はこう見るというフレームワークを用意するより、
とにかく妙な動きがあるところは徹底して調べる事をお勧めします。

これは自社サイトの順位の上下だけでなく、
競合の動きを察知する事もできます。

あるキーワードで競合の順位が全体的に下がれば、
そのキーワードとその競合各サイトがマッチしなくなってきているのかも知れません。
そうなると、自社サイトにも何かしら対策を施す必要が出てくるでしょう。

特定のキーワードで自社だけ大幅に順位が下がった場合、
ペナルティの可能性もありますし、
ページランクの高いサイトからリンクを外された可能性もあります。
またサーバーエラーやページ削除後の転送がうまく行っていない可能性も考えられます。


このような形で、
大局的に各キーワードで自社・競合がどう動くかを見る事ができますので、
お暇な方はビッグデータ取得にトライしてみてください。

繰り返しますが、データの9割はノイズです。
徒労に終わる可能性も十分あります。

ですが、戦争で兵隊同士1対1の戦いだけしか見たことが無い人よりも、
高い所から俯瞰的に戦争全体を見続けた事もある人とでは、
SEOの理解度や引き出しに差が出てきます。

SEOで上のステップに進むためには、やってみてもいいかもしれませんよ。

2014年7月30日水曜日

Twitterのブランドモニタリング(監視)インフォグラフィックが面白い


面白いInfograficがありましたので、ご紹介します。英語です。


Twitterで自社のブランドをモニタリング(監視)する方法です。

Twitterでは会社、ブランドがどう思われているか、
調査するのに非常に便利です。

Twitterも今や一種の検索エンジンと言えるほど巨大で多くの人が会話しています。

会社名は、週に平均273回ツイートされている。



企業名を含むツイートの30.72%が企業アカウントに@をつけてメンションしているわけではない。

つまり、直にその企業アカウントに対して@メンションでメッセージを送っているわけではなく、
企業アカウントの知らざる場所でその企業について語られているという事です。

しかも企業名やブランド名は正式な名称で語られているとは限りません。
「Yahoo!」なら「ヤフー」「ヤフージャパン」もあるでしょうし、
もしかしたら「やほお」とかもあるかもです。
そのあらゆるバリエーションで検索してみてモニタリングする必要があります。


たったの9.16%しか@をつけたメンションを企業アカウントに送っていない。

これも上のと同じことを言っています。
できれば@を使われていない会話にも混じってみる事が大事。
出来るだけ多くの質問に答えてみるのも大事、との事です。

これはアメリカのインフォグラフィックなのですが、
アメリカではSNSの運用チームを持つ会社は珍しくないのでこのように書かれている訳です。
まあ日本では難しいかもしれませんね。


企業やブランドについてのツイートの60.2%がリツイートされていない。

ポジティブなツイートはリツイートしてあげましょう。
ネガティブなツイートなんて珍しくないのだからそこを気にしていてはダメ。

あと、機械的な返答ではなく、それぞれのツイッターユーザーと人対人の会話を地味にしていきましょう。



企業アカウントへのメンションの60%があなたの就業時間外のものである。

なるべくリアルタイムで返信できるよう、
夜中や週末に運用できる人を雇うべきだ…とのことです。



このインフォグラフィックは以上です。
面白いのは、企業アカウントのフォロワーではなく、企業についてつぶやいた人全てを対象とすべし、という考え方ですね。

私がツイッターを見ていていつも「人対人」のコミュニケーションを行っていると感じる企業アカウントをご紹介しておきます。

それは損害保険の「チューリッヒ」です。

めちゃめちゃ地道にユーザーへ返信していて凄いなぁと思います。

キングダム35巻に出てた武将の名前を調べたら…

検索エンジンはまだまだ発展途上だなぁ、と時々思います。



『キングダム』という古代中国を舞台にした漫画があります。

これの35巻が発売されたので、買って読みました。

で、その中に『楽毅(がくき)』という将軍の名前だけが出てきたのですが、
35巻も続いているのでどんな将軍だったか思い出せませんでした。

そこでGoogle先制に聞いてみたのです。

すると明らかにおかしい所が2か所。


楽毅は古代中国の、「軍神」と呼ばれたほどの大将軍のはずだったのですが、
これ、絶対違うでしょ…

この写真は平野綾(だっけ?)じゃないか…


しかも。


学歴がひそかに書いてあります。「武漢大学」と。笑
えっ、古代中国にも大学ってあったんだ?と一瞬信じてしまい、
武漢大学を調べたら、1893年スタートしているようです。

Google先生がすげー雑で笑ってしまいました。


本物の「楽毅将軍」はこちらです。

Naverまとめより拝借)

この平野綾の顔写真は「楽毅」で上位にあるサイトから引用されています。

まあGoogle先生もこんなイージーミスをやらかす、というお話。

あ、キングダム35巻も面白かったです。

2014年7月29日火曜日

ピジョンアップデートなるものが発動。これはパーソナライズ検索の未来です。

ピジョンアップデートというかわいい名前の、アルゴリズムアップデートが発動した模様です。

結論から言うと、これはGoogleがパーソナライズ検索をより進めた結果だと考えております。
私の予想では恐らく日本には来ないか、少し先になりますが違う形で入ってくると思います。
なぜなら日本とアメリカでは地理が検索に及ぼす影響が大きく異なるからです。

詳しくは後述。

まずピジョンアップデートの概要ですが、スズケンさんのブログが日本語では最もわかりやすいですね。

以下、ピジョンアップデートの概要を引用。

  • 通常のウェブ検索のアルゴリズムに今までよりも密接に統合
  • Googleマップとウェブ検索のローカル検索結果に影響
  • 距離と場所のランキング要因を改善
  • 米Google (google.com) の英語の検索結果のみに実施


以上、引用でした。

次にピジョンアップデート(Pigeon Update)という名前についてですが、
この名前を命名したのはGoogleではありません。

Search Engine Landというサイトが取り急ぎ命名したようです。

なぜピジョン(鳩)かというと、
アルゴリズムアップデートの名前は「P」で始まるもので、
かつ家に飛んで帰る習性がある動物と言えば鳩だったから…だそうで。

SearchEngine Roundtableの記事(英語)にそう書いてありました。

何となく言わんとする事はわかりますw
じゃあ次はピッグアップデートとかになるのかな。


で、冒頭のパーソナライズ検索の話ですが、
このピジョンアップデートなるものは英語圏のみが対象だそうです。

英語圏、特にアメリカでは個人個人に合わせた検索結果が特に出るようになっています。
これがいわゆるパーソナライズ検索というやつですね。
日本人が思った以上にパーソナライズされています。

その傾向を強めている要素の一つが地理。

日本だとどこにいても情報はあまり変わりませんが、
アメリカは土地も広大で、その土地ごとに例えば天気や映画やショッピング等々、
色々な情報が大きく変わるんですよ。

ロスとニューヨークとアイオワで公開されている映画は大きな違いがあります。
ユーザーもパーソナライズされている方が助かるわけです。
これからスマホ時代になりますから、なおの事この傾向は強まるでしょう。

日本からだと現在地の設定をアメリカにはできないので確認できない人がほとんどだと思いますが。


このピジョンアップデートから我々が気にするべきことは、
これが日本に導入されるかどうかよりも、
パーソナライズ検索をGoogleが促進しようとしているのだという事です。

この動きを見るに、ピジョンアップデートは土地が広大なアメリカだけで終わるかも知れません。
または違うパーソナライズ検索という形で日本に導入されるかも知れません。

あとアルゴリズムのアップデートを行う理由を突き詰めると、
ユーザー体験に加えて、アドワーズ(リスティング)精度の向上もあるんじゃないかなと思っています。
わかんないけど。

2014年7月28日月曜日

コンテンツ事例…思わず笑ってしまった『文学フォルダ』

非常に面白いサイトが話題になっていたので共有します。

文学フォルダ

という名前のサイトです。



サイト内にある通り、仕事をさぼりながら文学を読むためのサイトです。

「学問のすすめ」や「人間失格」など、
有名な文学作品を一行ずつフォルダ名に記入したものをダウンロードできます。

これを読んでいるとあら不思議、
さも仕事を真剣にしているように周りから見えてしまいます。笑

私は最初これがはてなブックマークで話題になっているのを知り、
サイトを見てみて、何て下らないんだと笑ってしまいました。笑

サイトの下部には作品一覧があります。


ためしに「学問のすすめ」をクリックしてみると、
ダウンロードが開始されます。


ダウンロードされたZIPファイルを解凍すると、こんな感じ。
確かにフォルダ名に文学が記載されています。


「学問のすすめ」は5000行近くありました。



さて、このような形で、
ふざけているようで実は本当に仕事をさぼりながら文学を読めるこのサイト。

2014年7月13日頃に公開されていますが、
ahrefsで調べたところ、まるまる2週間たった7月27日時点で被リンク数は959本。

アンカーテキストは「文学フォルダ」が9割ほど。
ついでURLが1割ほどです。

「文学フォルダ」でもちろん1位です。
「文学」は圏外ですが、「フォルダ」というキーワードでは40位にランクインしています。笑

その他、サイトにて展開されている、
「学問のすすめ」など各文学作品名ではいずれも圏外。

真面目に展開していけば、
「文学」でそのうち上位を取る事ができそうですね。

サイトの趣旨は違うと思いますが、
リクエストフォームを置いたり作品を追加していけばもっと伸びるかと思います。

以上、アイデア単発勝負のサイトではありますが、
面白い事をやって注目を集めたコンテンツ事例でした。

2014年7月27日日曜日

アフィリエイターの追徴課税…逃げ切れる訳ない件

アフィリエイトの税に関するニュースが話題になっています。

先日の与沢翼さんの見せしめ追徴課税を思い出しますね。

アフィリエイト、報酬申告を…2千万所得隠しも (読売新聞) - Yahoo!ニュース


まるごと引用してみると、こんな感じ。


インターネットサイトに広告を掲載する「アフィリエイト」で報酬を得ている個人に対し、国税当局がプロバイダーを通じて税務申告を促す取り組みを始めた。

 アフィリエイトは手軽な副業として全国で100万人以上が手がけているとされるが、意図的に収入を隠す人が後を絶たないためだ。税務調査で2000万円を超える所得隠しが発覚したケースも出ている。

 「税務署にばれるはずがないと思っていた。突然の調査はショックだった」。東京都内の男性(50)が振り返る。

 男性の自宅をスーツ姿の男たちが訪れたのは2011年10月。勤務先の会社にいた男性は、妻からの連絡を受け、すぐに税務署に電話した。「パソコンでお仕事をされていますよね」。税務職員の一言で、「全て知られている」と悟った。

 男性は当時、副業のアフィリエイトで年間200万~250万円の報酬を得ていたが、申告していなかった。税務署は、通信費などの経費を差し引いた所得が2年間で計約350万円に上ると指摘。男性は無申告加算税などを含め、約90万円を追徴課税された。

 男性は「妻の実家に頭を下げて、やっと納税資金を工面した。恥ずかしい思いはもうしたくないので、その後は毎年ちゃんと申告している」と話す。

 業界関係者によると、アフィリエイトを手がける人は「アフィリエイター」と呼ばれる。ネットの普及で市場規模が拡大し、アフィリエイトの広告費は年間1500億円に上る。アフィリエイターの中には年間2000万~3000万円の報酬を得る人や、スタッフを雇って1億円超を稼ぎ出す人もいるという。

 アフィリエイトの報酬は「事業所得」や「雑所得」として申告する必要があるが、会社員や主婦が副業で行うことが多く、申告を怠る人も少なくない。そのため、税務調査で申告漏れを指摘され、追徴課税を受けるケースが相次いでいる。



アフィリエイト収入は税務署も注目しているため、
まず逃げ切れないと思います。
ネットの動きなんてプロバイダが情報開示したら100%特定可能ですし。

しかしこの記事の「2年間で計約350万円」の男性、
月額にすると約15万円ほどですかね。

副業アフィリエイターとして結構よくいるというか、
めっちゃリアルな数字ですね…

このぐらいの金額を稼ぐ人が層が厚いのか、
あるいは逃げようとする人が多いのかも知れません。

それにこの2年間という数字もリアルだなと感じます。
というのも、アフィリエイターやFX投資家にとっては結構有名な話だと思いますが、
税務署は脱税者を2年ぐらい泳がせるらしいんですよね。

で、ある程度未払い金がたまった所で、
追徴課税をさくっと請求するらしいです。

というわけで、アフィリエイトは税務署にかなり見られていると思いますので、
しっかり申告する事をお勧めします。



2014年7月26日土曜日

SNSページ(Facebook、Twitter等)のSEOは可能か?

ここ1年くらいですかね、SNSの特定のページを検索結果で上位表示したいとの依頼を頂きます。

例えば、自社サイトのFacebookページやTwitterアカウントを、
特定のキーワードで上位表示できるかというものです。

SEO会社にこういう依頼をすれば、
できます、やりますという返答をすると思います。
彼らもビジネスなので。

ですが結論を言うと、
それで順位が上がるかと言うと非常に厳しいです。

理由は簡単で、
コントロールできるメディアではないからです。

具体的には自前のサーバー、ドメインで運用するわけではないため、
サイト内部の改善が難しいのです。

加えて内部リンクもコントロールしにくいため、
やれることといえば、外部リンクを貼るくらいしかできない場合が多いです。



さらに、現在のGoogle検索結果では、
多様性を担保するため、同一ドメインの複数表示が難しい状況にあります。

例えば、「ミスチル」と検索した時、
検索結果1ページ目にはFacebookページやTwitterの公式アカウントが表示されます。


「ミスチル」検索結果では、
他のFacebookページやTwitterの公式アカウントは上位100位以内には出てきません。

これから「ミスチル」というキーワードで、
別のFacebookページやTwitterの公式アカウントを上位表示させるのは、
一概に言えない場合もあるとはいえ、基本的に非常に難しいと思われます。


そもそも論として、SEOは集客経路の構築手段の一つであり、
最終的には売上の最大化が目的となるはずです。

自分の管理するサイトの上位表示を行い、
売上を拡大する方を優先させた方が良いと思います。

2014年7月25日金曜日

「アフィリエイトファクトリー」の長所と弱点とそれを補うツール

定番アフィリエイト商材『アフィリエイトファクトリー』の弱点と、解決方法を書いてみます。



私が唯一購入した商材『アフィリエイトファクトリー』。
網羅的にASPアフィリエイトで一定の成功を収めるための最低限必要な考え方やToDoがまとめられています。

内容をざっくり言ってしまうと、
バックリンクサイトを仕込みながら、
成果が出たサイトにテコ入れをしていくというものです。


このやり方が王道でかつ、効率的で無駄のないアフィリエイトの手法かなと思います。
他に余計な事は書いていません。
これ一つだけでとりあえず成果が出るであろうレベルまではカバーしています。
端的に言っても、非常に良い商材だと思います。

私は現在SEO会社に勤めており、副業としてこのアフィリエイトファクトリーを実践しています。
その他にイベントを興したり、人さまのSEOをお手伝いしたりしております。

そんな手を広げ過ぎな私が言うのもアレですがw、
アフィリエイトで成果を出したいという方は、
このアフィリエイトファクトリーを徹底してやり混んでみるのがいいと思います。

そして私もアフィリエイトファクトリーの実践をもっと集中してやりたいなぁと思っている次第です。


私のアフィリエイトファクトリーの遍歴


今年の3月頃にアフィリエイトファクトリーを購入しました。

まず時期的に繁忙期っぽかった引越一括見積(ホームズ等)のアフィリから着手。
まあすぐにちょこちょこ成果があがり、非承認もほとんどされず、
月額1万円ちょっとの成果があがりました。

ですが、この引越一括見積アフィリは3月までで終了してしまいました。

理由は2つあって、1つは4月に入り各広告主より単価を下げる通知を貰った事です。
一件500円ぐらいだったかな?が、400円ぐらいになったので、
ああ繁忙期が終わったんだなと実感。

そして2つ目の理由ですが、何よりも4月に入り全く獲得数がなくなったのです。笑

検索順位は下がっていないものの、検索流入も減少。

旬が終わったっぽいので、4月に入り早々に引越一括見積アフィリは終了する事にしました。


続いて、高単価で旬とか関係ない案件に挑戦しようと思い、
求人サイト登録系のアフィリに挑戦しました。

で、これが思ったほどうまくいかず。

理由はジャンルの難しさではありません。
サイトの量産につまづいたのです。

・PRやや高めの中古ドメインを取得
・WordpressやMovableTypeをインストール

までは順調に行ったのですが、
きれいなアフィリエイトサイトにカスタマイズするところでめちゃつまづきました。

本業がSEO屋という事もあり、
どうしてもソースコードのノイズというか、
無駄なタグが気になったりして修正方法を調べるうちに夜中になってる、
みたいな日々が続きました。笑

特に最初はMovableType一本でやっていたので、
その初心者フレンドリーでないUI等に何度もつまづき続けました。
MTって本当に調べても情報がでてこない、あるいは凄く古い情報しかなかったりするんですよね。

Wordpressはそれよりは幾分かマシですが、
アフィリエイトサイト用ではないため、
細かい修正は必ず必要になります。


アフィリエイトファクトリーの弱点


ここまで書いていてもうお気づきだと思いますが、
アフィリエイトファクトリーに弱点があるとすれば、サイトの作り方をカバーしていない点です。

まあシンプルにアフィリエイト手法をまとめているので、
サイト作成まで踏み込んで書かないのはむしろ正解だと思いますけど。

ですので、アフィリエイト初心者の方は、
アフィリエイトファクトリー+初心者向けサイト作成ツールの組み合わせで最初から購入する事をおすすめします。
これはもう強く強くお勧めします。

アフィリエイターが時間をかけるべきはサイト作りではなく、
ジャンルの選定やサイトの企画、キーワード選定などです。

本当にサイト作成ができなくて前に進めないのって時間がもったいないですから。

私は中級者以上向けのMovableTypeやフルスクラッチ(手打ち)でサイト構築をする事をやめ、
WordPressに絞った事で大分効率化ができるようになりました。

サイト作成ツールで有名なのは「SIRIUS(シリウス)」です。
私もこれからシリウスを買って、より量産していく予定です。

SIRIUSは非常に有名なツールで、アフィリエイターさん同士で話していると、
会話に毎日のように登場してくるツールです。
アフィリエイターさんでシリウスを一切使わない人の方が珍しいようです。

私も使ってみて改めて感想を書きますね。

2014年7月20日日曜日

引越業者のステップメールが先進的すぎる。

秒速で営業電話がかかってきます。

引越業者一社一社で見積もりなんてやってられない…

そう思って一括見積に申し込む人は多いと思います。
数か月前ですが、引越業者の一括見積サービスに申し込んだ事がありました。

各社の営業手法がなかなか面白かったのでシェアしてみます。

本当に、5秒以内に営業電話がかかってきますよ。

これ、マジですからね。

本当に5秒以内です。

嘘だと思うならやってみていただきたいです。

私が申し込んだのは10社だか8社ぐらいを一括見積するサイトでしたが、

一番最初の着信が見積もりボタンを押して5秒後。

そして一番最初の業者と話している間にも、
どんどん着信が増えて行きます。

ハンパねー。

そして、一番最後の業者が20分後でした
申込みボタンをクリックして20分以内に、全ての業者が荷電してきたことになります。
これはさすがに予想していませんでした。

いかに引越見積もりがファーストコンタクトが成約しやすいかをよく表していますね。


そして、その一番最初に話した業者ですが、
めちゃくちゃ営業トークがうまいんです。

例えばこんな感じです。


業者「おおきさん、引越の相場はご存じですか?」

私「実は相場をよくわかってないんです」

業者「道交法によると、どんな引越業者も料金は同じにしないといけないんですよ

私「そうなんですね。じゃあどの業者にお願いしても金額は変わらないという事ですか?」

業者「そうです。だからサービスで差別化するしかないのです。」

業者「我々は、早割という事で、今この場で申し込んでくれたら○○円お値引致します



この会話がいかに営業手法として凄いか、解説してみます。


・業者「おおきさんのご予算は、いくらぐらいですか?」

→まず、私の引っ越し相場リテラシーを測っています。
私が相場観がないとわかると…


・業者「道交法によると、どんな引越業者も料金は同じにしないといけないんですよ」

→当然、こんな事言われたら他の業者も同じくらいの金額だと思いますよね?


・業者「我々は、早割という事で、今この場で申し込んでくれたら○○円お値引して9万円にさせていただきます」

→他の業者の見積を見る前に即決してくれとの事でした。
なおこの後、一括見積した他の全ての企業の話を聞くと、
相場は4万円でした。

相場4万に対してこの会社の提案だけ、9万円。相場の2倍以上じゃん!
粗利2倍以上オンですね。

そして「一度他の業者の話も聞いておこう」と思ってお断りしようとすると、
上司に代わるのでそのまま待っててくださいね!」と、離してくれないのです(笑)
凄い食いつきです。

結局この業者には丁重にお断りをしたのですが、
それから1週間ほど、見積もりをした他の各社から営業の電話が毎日毎日ずっとかかってきました。

中にはステップメール風な連絡を送ってくる業者もいました。
一括見積を申し込んで何日か後に、

「正直に事実を伝えます。‏」

という件名でメールが届いた時には感心してしまいました(笑)
このメールの反応率何パーセントだろう?

ちなみにそのメールの最後には、
「この自動配信メールを停止するには以下のURLにアクセスして下さい」
と配信停止用のURLまで記載してありました。

もしかしたら情報起業家の方が立ち上げたサービスなのかも知れません。
あるいは情報起業家にコンサルを受けた会社なのかもですね。

関係ないけど、私は2014年の3月にアフィリエイトを始めましたが、
最初は引越の一括見積プログラムを選びました。
それでアフィリエイトを開始した3月に、
いきなり1万円ぐらいの確定が出た事があります。

これだけ決まりやすかったのはもちろん理由があります。

まず引越の一括見積もりってすぐに完了します。
無料の資料請求やサンプル請求みたいなものなので、
ただでさえアクセスを流せれば決まりやすいのです。

それに加えてこの各社の営業攻勢があれば、なおさら成約率は高いと思います。

アフィリエイトの単価は1件成約で500円とか安かったし、
繁忙期の3月が終われば1件300円とかに報酬がダウンしたので即撤退しました(笑)


ちなみに、この引越一括見積では、
結局適当にとった営業電話で、感じの良かった方がいたので、
そこにさせていただきました。

正直、各社のサービスも値段も大差ないので、
私のように、たまたま電話を取った事が契約に直結するケースは少なくないのではと思います。

2014年7月19日土曜日

GRCも廃れるだろうな…というSEO業界のビッグデータ需要。

SEO業界に、ここ最近、大きな傾向が見られます。

それが、ビッグデータの活用です。

これはどういう事かというとまあ文字通りなのですが、
ざっくりいいますと、

とにかく競合も自社も関係なくありとあらゆる検索順位データや、
色々な会社の流入データを保持し解析・活用しよう


とする動きです。

昔のようにGRCで30キーワードを毎週計測する…

みたいな時代ではなく、アパレル業界ならアパレル関連キーワードを万単位で日々クロールし続け、
自社競合関係なくデータをため込んでいくという動きが求められています。

この背景として技術がおいついてきたという事情もあります。
こういったデータの取り方は昔から需要はありましたからね。
私が新卒として入社した○年前でさえ、入社直後に「もっと大量のデータが取れないものか」と思ったほどです。
これまでが牧歌的すぎたのです。

とにかくSEO業界の先端の動きとしては、より多くのデータを取り取りこぼしが無いよう、
多角的に分析すべきだという考え方に変わりつつあります。

なのでその日その日の検索順位上位100位とかを計測できないGRCは正直あまり使えないなぁ…
とさえ思っています。
万が一、関係者が読んでいたらすみません。

というかGRCでしか計測できないのでしぶしぶ使っていますが、
GRCが機能追加をしないならば新たなツールに必ず取って代わられます。

まあウェブ業界で言う所のビッグデータほどではありませんが、
かつてないほどに大量のデータ解析が必要になってくるというお話です。

2014年7月18日金曜日

中世日本に見る、SEOのヒント

大昔の日本に、これからのSEOのヒントがあります。


これからのSEOは、コミュニティ化と絡めた方がうまくいく。

というお話は、この記事とか、この記事とかで書きました。

で、昔から日本人ってコミュニティ化が得意だったんです。

その一例をご紹介しましょう。

御師(おんし)という職業をご存じでしょうか?

日本史が得意な人でもあまり知らない職業です。

平安~明治時代までの職業なので、
今はもうありません。

この御師とはどんな職業なのかというと、
一種のホテル事業です。

ホテルはホテルでも少し特殊で、
寺にお参りに来る人々に、
宿泊所、食事などの世話をする職業でした。

特に平安時代、貴族の間で山岳信仰がちょっとしたブームになった事もあり、
富士山の寺社を中心に御師が勢力を築いたこともあるほどです。

明治時代までの数百年間は日本全体でそこそこ大きな市場を形成していたとみられます。
(私は日本史の専門じゃないのでどこか間違ってるかも)

このビジネスは寺にまつわる仕事がメインで、
おはらいやお札などが主な収入でした。
お寺なので、宿泊やお布施も当然収入源です。


さらにここからが凄いところです。

この「御師(おんし)」という職業名。

名前に「師」とありますね。

この名前通り、弟子がいるのです。

御師に対し、お参りに来る信者を弟子とし、
一度師弟関係を結ぶと、弟子は同じ御師のもとにずっと通うことになります。

ここで御師が注力した事があります。

当然、囲い込みです。

想像ですが、信者に対し熱心にセールスをかける御師も少なくなかったのかな?と思います。
知らないですが…

御師が囲い込みに成功すると、
彼らはさらに「講(こう)」と呼ばれるコミュニティ(集落)をつくり、
大きな勢力を築きました。

そうすると、今度はその御師の所属するお寺の勢力が一気に拡大します。

これで有名になったのが、
熊野三山や伊勢神宮などになります。

コミュニティ化が奏功し有名になると、
参拝者(=見込み客)が後をたたないという、
非常にレバレッジの効いた状況になります。

現在の貨幣価値に置き換えると、
年間で数十億円~下手すると百億円くらいはお金が動いていたのではないでしょうか?
(2012年のホテル業界だけで8,000億円ほどの市場があります。明治以前の日本の人口は1,000万人に満たない程度)

では、もしこれが仮に個々人で御師ビジネスを行い、
師匠と弟子という関係を築かないものだったら…?

恐らく、ここまで大きな勢力は無かったことは想像に難くありません。

それほど、コミュニティ化というものは、
ビジネスが加速し数百年継続するほどの大きな要因となりうるのです。

ちょっと演繹的な推論も入りましたが、
コミュニティ化→有名になる→さらに人が集まる
というループは、SEOのコンテンツ戦略にも応用できると思います。

ぜひヒントにしてみてください。

2014年7月17日木曜日

Google+がニックネームOKに…オーサーシップはどうなるのか

Google+が実名制をやめ、匿名やニックネームでの登録が可となりました。

昨日話題になっていましたが、今朝のめざましテレビでもやってましたw

方針が変わった様ですね。

Twitter匿名性・気軽なオープン感と、
Facebookの実名制・プライベート感の中間を行くGoogle+。

どちらかに振り切りたかったのでしょうが、
どちらも大手SNSがいるから中間を行くしかなかったんですかね。

実名にするかどうかで言えば、
両方ありというスタンスになってもまあ当然でしょう。

ここで大事なのはニックネームが使えるようになったという点ではありません。

まずオーサーシップ・オーサーランクの信頼性が揺らぐんじゃないかという点です。
(オーサーランクという概念はGoogleは公式に採用してないみたいですが)

先日、著者情報の写真とフォロワー数が検索結果画面から撤廃されたため、
検索結果画面で目立つことが難しくなったなぁという印象。

写真があるとないとでは、CTRが結構違ったんですけどね。

それに加えてニックネームのユーザーが増えれば、
オーサーシップをGoogle+で育てる必要性も薄れるのではという感じです。

まあ正直言ってオーサーシップがどうあろうと、
ビジネスとしてサイトを運用している方であれば、今何か対応をする必要は一切ないです。

時間の余裕があるならやればいいと思いますが、
今そんなものを大事に育てても売上にはつながりません。


また本件の経緯についてCNETの記事に面白い情報が載っていたので引用してみます。


元Google+担当チーフのVic Gundotra氏は一貫して同ソーシャルネットワークを擁護してきたが、2014年にGoogleを退社した。Google+のリリース時、Gundotra氏は実名使用の規約を「シャツを着用していない人の入店を認めない」レストランにたとえた。


だそうです。

ユーザー数拡大を目指したいのかと思いますが、
大手SNSの後手に回ってる感は否めないですね。

2014年7月16日水曜日

究極のコンテンツが行きつく先とは?

究極のコンテンツが行きつく先は何なのか?



一部では非常に有名なお話です。

写真は、ディズニーランドにある水飲み場。

左右に2つありますが、位置が高い方が親用。
位置が低い方は子供向けの水道です。


これ、親子が水を飲むときに、
両者向き合って水を飲めるように配慮してあるのです。

つまり、親子の関係をよりよくする、
小さな工夫がディズニーランドの中でされているという事です。

ディズニーランドの強さは尋常でないリピーターの多さにあると言えますが、
こうした工夫は、やがて親に連れられてきていた小さな子が、
大人になった時にまた自分の子供を連れてくるという事に繋がります。

さすがにそこを見越して水飲み場を用意するわけでもないとは思います。

ですがコンテンツをずっと磨き続けていくと、
こういった、親子が2代とか3代とかに渡って惹きつけられる、
素晴らしい発想にいきつくとも言えます。

究極のコンテンツづくりの、ひとつの極致ですね。

コンテンツを考える時のヒントになりそうです。

2014年7月15日火曜日

SEO業界の市場は200億円から伸びない

ここ最近のSEOで大きな潮流を感じます。

その潮流とは業界の再編です。

いまSEO業界はかつてのように伸びてはいません。
推定200億円なので、まあ小さい市場ですよ。
粗利は高いけど、経常利益ベースでは飲食とか他の業界とさほど変わりませんしね。

ここ最近ようやくリンクの販売から「コンテンツ」という軸に切り替えはじめたので、
市場の伸びしろができたかなという程度です。
まだまだ小さい業界です。

そんな状況に加え、Googleのペナルティなど環境の変化に対応できず、
淘汰される企業が出てき始めたのです。

参考1:サムライファクトリー、SEO事業をジオコードに譲渡
参考2:ユニメディア、SEO事業をウィルゲートに譲渡

ちなみにここに出たのは比較的大きな会社であり、
地方のSEO業者なんてこっそり撤退しているところは少なくないですよ。

で、極めつけはこのニュース。

アイレップ、オープンコートを子会社化

これは推測ですが、人材確保の面が強いのかな?と思います。

私もSEO会社に勤務しているのですが、
人材紹介会社やヘッドハンティングの会社からの引き合いは強いのです。

これは私が優秀かどうかではなく、
業界全体が慢性的な人材不足に悩まされているためです。
市場がこれ以上伸びないため、あとは人材と売上をどれだけ奪えるかが焦点になっているためですね。

私も、SEO会社の有名どころからのお誘いはほぼ全社受けたかな?
というほどに、とにかく人が足りていない様子です。

なので、このアイレップのニュースは、
SEO運営の体制を丸ごと買ったと見るのが正しい気がしています。

2014年7月14日月曜日

昔から変わらない商売の原理原則「無料」

昨日、休日を利用してある旅行会社のツアーに参加したのですが、
個人的にはなかなか面白かったのでシェアしたいと思います。

ツアーにはよくバックエンド商品が登場しますよね。

私が参加したツアーは国内バスツアーで、
桃狩りが組み込まれていました。

1時間以内で桃を取れるだけ取ったあと、
ちょっとお高めの桃の販売がされていました。

1つ500円とか、1,000円とかの桃です。
1ケースで3,000円とか5,000円のものもありました。

凄く当たり前すぎて見逃していましたが、
ネットのプロモーションとして有名な、
「FREE」「無料オファー」モデルって、
本当にどこでも見られるんだなぁと感じましたね。

無料で何かを体験し、
その後高額なバックエンドを提案する。

ロングテールという概念を提唱したことで有名なクリス・アンダーソンの、
2009年発売の書籍『フリー』はウェブに寄った内容ではありましたが、
生活の至る所に無料は存在していて、
昨日参加したツアーは、そのことを改めて意識したツアーでした。

面白かったのは、バックエンドにあたる桃を、
思ったよりみんな買っていたことです。

アプローチの仕方としては、

1.時間内に食べきれなかった人は買っていってください
2.お土産にどうぞ

といったものでした。

別に桃に限らず、
街頭で配られるティッシュも、
不動産投資セミナーも、
全ては無料→有料バックエンドという流れになるのは当然知っています。

ですが、昨日のツアーは目の前で実際に人が3,000円とか5,000円のバックエンド(桃)を、
バンバン買っていくさまを見る事ができ、
無料って実は商売の原理原則なんだなと肌で感じました。

本件、全然SEOと関係ありませんが…
お客さんのウェブプロモーションのヒントになりそうです。

2014年7月13日日曜日

SEO業者は顧客の売上はかなりどうでもいい

SEO業界に入って一番がっかりしたことを書いてみます。


SEO会社で働いてみてわかったのですが、
どこの会社でも顧客の売上はかなりどうでもいいのです。

細かく見ればそうでない人も中にはいるでしょう。

ですが基本的にはSEOのKPIとして、
売上にはコミットしません。



忘れもしない、私が新卒時代に行われたSEO業界の大御所が集まった某SEOセミナー。

SEO業界の大物のスピーチがいくつかありました。

スピーチの内容は、
自分の顧客に対してSEOでどういう施策をしたか、
という事例の共有です。

私がとてもがっかりしたのは、その内容がいずれも、

「順位がどれだけ上がったか」

「流入数がどれだけ増えたか」

だけだったのですね。


僕が聞きたかったのは、

そのSEOは売上にどれだけ影響したのか?

CV数がどれだけ増えたのか?

SEOでなくてはいけない明確な根拠って何だったのか?


という事です。

いくらで契約したSEOかわからないけど、
ただ流入数を増やすんなら広告でもよくない?


とセミナー中ずっと思っていたのですが、
ついにそういったポイントに言及するスピーカーがいませんでした。

まじかー、
SEO業界の大御所、有名人でこんなもんかーと。

SEOをやっても売上にインパクトがなかったのか、
そもそも気にしていないのかわかりません。

でも、SEOってウェブプロモーションの一種じゃないんですかね。

売上を上げるための施策だったんじゃないのかなと。

そんな不満がぬぐえないまま、そのSEOセミナーは終了。

当時から彼らSEO業界の大御所は一流のアフィリエイターにdisられていましたが、
その理由がとてもよくわかったセミナーでした。

SEO業界のトップクラスタがこれじゃあ、
アフィリエイターからもよく見られないよなぁと。

大御所がこうなので、
まあSEO業界も全体的にこういう意識の人が多いのです。

SEO会社で仕事をしていても、
やっぱり顧客への報告は順位とか流入数だけというパターンが多いんですよ。

大手のいろんな会社のレポート内容なんかも教えて貰ったりしましたが、
まあ似たようなものです。

オーサーシップとか未来の話もいけど、
まず売上へのインパクトを気にした方がいいんじゃないのかっていつも思います。

もちろん中には売上へのインパクトを分析するようなレポートもありますが、
そういったレポートを作る人はとても少ないですね。

私は新卒の頃から色々試行錯誤して、
売上に繋げるためのSEO施策や、分析レポートを書くようにしています。

早く日本のSEO業界の意識が変わるといいなと思います。

2014年7月12日土曜日

未来のコンテンツSEOで一番やってはいけない事

これからのコンテンツSEOで、最もやってはいけない事があります。

それは、用語集の作成です。


2014年7月に入り、Googleのアンサーボックスのニュースが報じられました。

これはGoogleで「○○のやり方」と検索すると、
他のサイトから引用した文章が検索結果画面の上部に表示されるというもの。

今時点で日本対応ではありませんので、
今すぐ気にする事ではありません。
ゆくゆくは対応されるでしょう。

もし日本のGoogleに導入された場合どうなるか。

間違いなく、用語集コンテンツへのアクセス数が減ります。

どこかのサイトの用語集を見るより、
Googleの検索結果に表示される内容を見るという行動に、
ユーザーが慣れていくでしょう。

また、アンサーボックスの引用元のサイトへ、
リンクが貼られると書かれていますが、
引用元へ遷移する可能性は皆無です。

むしろ別の言葉を検索したり、
Googleのリスティング広告へ流れる事の方が多いと思います。

なぜなら、検索という行動は、答えを探すという事だからです。

答えが見つかった時点で、
引用元のサイトへの用はもうないわけです。


私が、用語集がコンテンツとしてあまり良くないと感じる理由は、
このアンサーボックスに表示されてしまうという点以外にも、
こうした「答えが見つかった時点で離脱する」というユーザーの動きが顕著だからです。

何かを買ったり登録しに来たりするわけではないのです。

もしサイトのボリュームを増やしたいけど、
何をしていいかわからないような場合は、
消去法でとりあえず用語集を作ってみてもいいかも知れません。

簡単なので。でも簡単だからこそ皆つくるんですよ。用語集を。
なのでコンテンツとしての価値は薄まりがちです。

用語集に関してはまず優先事項から外すことをおすすめします。
あなたのサイトの売上から最も遠いコンテンツです。


なお同様のことは、用語集以外にも言えます。

例えば、本日の天気や、スポーツの試合速報。
アーティストや有名人の基本情報。

これらも、たいていの場合、検索結果画面に表示されます。
何らかのサイトから引用されています。

引用されたサイトはかわいそうだな…とさえ思います。
もしかしたらGoogleの検索結果ページがバックリンクになっている可能性もありますが、
数あるコンテンツの中でたった1ページだけですからね。
狙ってできるものではないですし。

以上、用語集はコンテンツとしておすすめしませんという記事でした。

2014年7月11日金曜日

SEO会社の人は自分のサイトのSEOができません。

SEO会社の人は自分で自分のサイトのSEOができません。

なぜか?

答えは簡単で、SEO会社のSEOはたいてい分担しているからです。

1サイトのSEOをタスクで区切り、
複数の人が複数の領域でSEOに関連する作業を行います。

SEOディレクターがいて、
バックリンク媒体の制作者がいて、
バックリンク媒体のライターがいて、
バックリンク媒体のサーバー担当者がいて、
アルゴリズムのデータをずっと解析する担当がいて、
内部関連のチェック担当者がいて…

という具合です。

効率的に各々が作業を進められる体制です。


ですがその一方で、このやり方はひとつの弊害を生みます。

それが、自分の担当範囲以外の仕事がわからないというもの。

内部の分析はできても、
バックリンクの作り方やロジックがわからないとかはよくある話です。

そういう人がいざ自分でサイトを立ち上げても、
サイトはとりあえずつくれたけど、
バックリンクをどういうロジックに基づいて、
いくつつくれば良いかわからない…

という状況になります。

あとはバックリンクは専門の会社から買っている会社もあるので、
そういう会社の方も同様にバックリンクの作り方は分からないと思います。


ただし、中小規模のSEO会社なんかは一人で何役もこなしたりするので、
この限りではありません。


あと私が不思議なのは、それでも学べる環境なのに、
やろうとする人は少ないですね。

いくらSEO会社が作業分担するからといって、
バックリンクをつくる部隊がいるので、
その人達に聞けば作り方ぐらい教えてくれます。

それで自分もつくってみればいいのにな…と思う次第です。

2014年7月10日木曜日

Google+が楽しい仕様に進化中です。オーサーランクとか今は忘れよう。笑

Google+がゴーストタウンじゃなくなっていました。


Google+を使ったことがある人は、

Google+が実はTwitterのオープン性と、
Facebookのプライベート性の間ぐらいだということに気付くかと思います。

アップロードした情報は自動的にバックアップされます。

アグレッシブに情報を発信していきたい人は、
FacebookやTwitterではなく、Google+が情報を整理しやすいでしょう。

またGoogle+は「どれだけ自分のアカウントページがどれだけ見られているか」を表示してくれます。

これですね。青い〇で囲った個所に表示されています。


この表示回数、有名企業なら一日数万くらいは余裕で行きます。
まあPV数でしょうが、案外多いなと感じます。

私も自分でいくつか運営していますが、
頻繁に運営しているものだと、やはり個人でも一日に一万行くことがあります。

ユーザー層も、Twitter、Facebookとはまた違った層がいると感じます。
なんというか…情報量の多いTwitterなんですよね。

だから情報量をバシバシ出していきたい人は、
TwitterよりFacebookよりこちらで自分の露出を増やしていっているように見られます。

Twitterはオープンに見えて案外クローズドなクラスタ内のコミュニケーションを取る感があります。
Facebookはそれがさらに強まった感じ。

またTwitterは情報の少ない投稿がメインになるため、
気軽に一投稿辺りの労力も小さく利用できます。
ソフトに長々と続けたい人にははまるSNSです。

一方Google+は一投稿辺りに情報量をかなり乗せられるので、
まあ疲れるっちゃ疲れます。笑

Facebookは一投稿辺りの労力はさらに大きいので、
全体重をかけたフルスイングの一撃を打ちたいような人向けですね。
情報をどんどん発信してシェアしたい人には最適でしょう。

オーサーシップとかオーサーランクとかでSEO業界は一時期湧いてましたが、
Google+の魅力はそこじゃないのではないかなと。

SEO業界の重鎮達にはGoogle+のこうした魅力をもっと伝えて欲しいです。

まあかなりまとまりがありませんが、
Google+、情報発信ツールとして他にない設計ですので、なかなかにおすすめです。

2014年7月9日水曜日

SEOライティング基礎を解説した保存版記事のご紹介

SEOライティングに関する優良な記事をご紹介します。


「クレジットカードの読みもの」さんの2014年7月8日の記事なんですが、
ウェブライティングについての色んなサイトの記事まとめです。

文章力が劇的にアップする記事まとめ!執筆の基礎知識から、SEO対策を考慮したウェブライティングの手法まで多数紹介します。

ここに出ている各記事おすすめです。

で、その中にひとつだけ、SEOライティングに関する記事があります。

それがこちら。

WEBライティングとは

まあSEO会社に勤める自分から見ると、
正確なSEOかと言われると「?」となる個所もなくはないですし、
ちょっと古くなってしまってる個所も見られます。

ですが全体的によくまとまっていて、良い記事だと思います。
大事なのは、こうしてSEOを意識したライティングをやってみる事ですから。
SEOの細かい部分を気にするより、良い記事が書ければまずはそれでいいのではと思いますし。



…ただ、一つだけ訂正した方が良いかなという箇所があります。
それがこの部分。


「2−3.極端に長いタイトルをつけない(32文字以内)」



このタイトルの文字数ですが、今は25文字以内が望ましいです。
検索結果に表示される文字数が変更されたからです。

この記事が2014年3月3日にアップされていますが、
検索結果画面の仕様変更が3月半ばごろだったので、
入れ違いだったみたいですね。

ただしあくまでこのタイトルの文字数は表示される制限なので、
25文字以上であろうと問題ありません。
25文字~30文字くらいを超えると、それ以上は検索結果画面に表示されなくなります。

CTRに多少影響すると思われるため、
この点だけは気を付けて頂ければと思います。

2014年7月8日火曜日

アメリカ人の最先端SEOは意外なところからスタートする

やっぱり世界は広いなあ…と思いました。


日本のSEOって、

まずビッグワードとか、
検索数の大きいワードを優先的に選んで、
外部リンク貼りましょう!

というものがほとんどです。

この10年、あまり変わっていないのです。


これは別に否定しません。

未だに外部リンクが最も効果的だからです。

そして、外部リンクはやり方によっては安全に運用できますし。


でも、そんな日本の慣習に浸っているとですね、、

外国人とテレフォンカンファレンスとかで打ち合わせしたりした時に、

考え方の違いにカルチャーショックを受ける事が少なくありません。


特にアメリカ人のSEOは、完全にコンテンツオリエンテッドです。

彼らは外部リンクも否定はしないのですが、

それ以上にまず何よりもコンテンツから考えよう、といつも言っています。

ちなみにヨーロッパはまだ外部リンクネットワークを重視する人もいます。

フランスとかイタリアとかですね。



さて話を戻します。

アメリカ人のSEOの手順で、

おおむねどこの会社の人にも共通している考え方が、こんな感じです。


本来得られるはずの利益を、得られているか徹底調査する


どういうことかと言うと、


  • タイトルに重要なキーワードを入れていないとか、
  • サイト名を検索した時に必ず1位に表示されているのかとか、
  • 会社概要のページには会社の概要を知りたい人を呼び込めているかとか、


そういう事です。


まずここを徹底的に調べて調べて調べつくして、

OKだと踏んだら、次に行くのです。


私は最初この考え方に疑問を抱いておりましたが、

まあ調べてみると意外にちゃんとできていないんですよね。

なぜなら、そのぐらい当たり前にできているはずと思っているので、日々気にしていないのです。


例えば、カフェのサイトを運営しているとします。

「店名+梅田」だと、梅田の店舗のページが1位にいて当たり前なはずですよね。


ですが、実際検索してみると、、2位になってしまっている…

なんて事が少なくないのです。


じゃあこの場合の1位は何かというと、

以前取材を受けたカフェの梅田店のインタビュー記事が1位に来ていたりといった具合です。

他社のサイトに掲載されているインタビュー記事ですので、

大いにもったいない話なのです。



アメリカ人は、こんな機会損失がある事を見越して、

SEOを開始するとまずはこういった点を徹底的に洗い出す人が多かったのです。


それ以来、私もまず得られる利益を享受できているか?と必ず確認するようにしています。

2014年7月7日月曜日

信頼、信頼、信頼…コンテンツSEOはとにかく信頼構築。

今日は眠たいので結論ファーストでいってみます。

コンテンツSEOは信頼が重要です。

信頼と一口に言ってもいろんなタイプがあります。

品質の良さが信頼につながる場合もありますし。

何年間も毎日更新し続ける事で得られる信頼というのもあります。

主に訪問者との信頼を築けるのは、

質より更新頻度ですね。



もちろん質も更新頻度もどちらもコンテンツSEOには大事です。

大事ですが、質にこだわりまくって更新頻度が3か月に1回とかいうサイトには、

まあ人はやってきません。

そしてSEOでも評価されません。

あと、更新頻度が多いサイトと比較して、

リピーターが圧倒的に少ないのです。

毎日更新をしているサイトは、訪問者もそれを見越して、

毎日訪問しにきたりします。

これ、やってみるとわかりますが、

内容がうっすい日記ばかり書いていても、

下手すると一日に何度ものぞきに来る人が出てくるほどなのです。



ですので基本的にコーポレートサイトであっても、

毎日何かしらを更新して頂きたいです。

まあコーポレートサイトの場合は、ほぼほぼコラムとか日記になるかと思います。

例えば店舗を複数持つような業種なら、

どこかの店舗にブログ記事を書いて送って貰い、更新すればそれでOKです。



それが厳しいなら社長や広報などが毎日記事をアップすればOKです。

内容を考えるのが難しいとか、

ニッチなBtoB事業をやっている会社さんなんかは、日記でもいいです。

内容も薄くて良いです。

たまに専門的な記事を破産で上げればいいと思います。



この「毎日更新」が、顧客やその見込み客にとって、

大きな信頼となるのです。

繰り返しますが、この信頼は、質より大事です。

なぜかと言うと、信頼はそう簡単に作れないからです。

質はお金を出したり、努力したりで向上できますから。

でも信頼は簡単につくれません。

長い事かけて訪問者の心に刻んでいく(=brand)ことで培われるからです。



もちろん更新頻度を高める以外にも、

信頼の獲得方法はたくさんありますよ。

例えばリッツカールトンみたいにフロントが半年前の顧客を覚えているとか、

そういった信頼の獲得方法もあります。

ですが、更新頻度を高める方法が一番確実に信頼を得られます。

リッツカールトンのおもてなしは、

マネしようとしてもそう簡単にいかないですからね…


というわけで、まずは1年間、サイト内のコンテンツを更新し続けてみる事をお勧めします。

2014年7月6日日曜日

意図的に「当てる」コンテンツSEOの方法

実は、「当たる」コンテンツSEOのやり方が存在します。

コンテンツSEOを行う上での情報収集の方法です。


それは、顧客の言葉遣いをできるだけ詳しく知るということ。

あなたのサイトのターゲットはどんな人でしょうか?

10代、20代、30代、、、

どんな趣味を持ち、

年収はいくらで、

職業は何なのか?

商売をやっている人なら必ずこの点は抑えていると思います。

ターゲットとしている顧客の層が、

よく使うことば=キーワードを知り、

あなたのサイトのコンテンツに散りばめるのです。



顧客の言葉遣いを簡単に知る方法


それは、かれらの好きなコンテンツを知る事です。

顧客がよく見るテレビ番組は?

よく聴く音楽のジャンルは?アーティストは?

雑誌は?

ラジオは?

あなたのサイトにもコンテンツを置くのですから、

あなたの顧客に向けた言葉が見つかりやすいのです。


ただし、それらのコンテンツはなるべくウェブ以外が望ましいです。

なぜなら、ウェブよりもっと言葉を拾いやすいから。

結構ね、ウェブに慣れてる人に多いのですが、

テレビとかラジオとか雑誌をチェックしない人って多いのですよ。

でもそれらのコンテンツって、ウェブにはないキーワードがたくさんあるのですよ。

むしろ、リアルなコミュニケーションに近い言葉遣いを見られるのは、

テレビやラジオや雑誌なのです。

20代向けの保湿クリームを売っているなら、

20代向け保湿クリームのTVCMや、

そういった商材が広告を出している雑誌などをチェックし、

キーワードを拾うのです。

そこに、彼ら彼女らのよく使う言葉遣いがちりばめられています。


顧客がどんなコンテンツを見るのか分からなければ、アンケートを取ってください

あるいは、顧客と仲良くなってLINEやFacebookなどでコミュニケーションをとってみてください。

直接言葉を交わすことで見えてきます。


あと、ウェブではないコンテンツが良いといいましたが、

唯一ウェブでターゲット層のリアルな言葉遣いを知る方法があります。

掲示板です。

今の時代、掲示板と言っても2ちゃんねるだけでなく、

例えば女性向けならガールズトークやガールズBBSなどもあります。

またはYahoo!知恵袋などのQ&Aサイトも近しいですね。

こういった所で拾ったキーワードは、惜しみなくあなたのコンテンツに反映させてください。

どこも情報収集なんてウェブだけでしかやらないので、

こうした情報収集の方法一つで結果が大きく変わります。

ぜひチェックしてみてください。






2014年7月5日土曜日

めっちゃSEOに効くコンテンツの書き方まとめ

全くできていないサイトがとても多いのですが…

コンテンツSEOの基礎中の基礎を書きに並べてみました。


他のサイトにないコンテンツを書く

ワールドカップのサイトを立ち上げて、
他のニュースサイトとか個人のサイトに書いてあるような記事ではだめ。
独自の視点で、たとえば取材を入れてみたり、
その選手の過去を調べて載せてみる事も試してみる価値はあります。


キーワードは幅広く入れておく

キーワードを徹底して意識し網羅する事は今でも超がつく重要事項です。
ワールドカップのサイトをつくるなら、
選手名やチーム名、国名以外にも、
サッカーの技術(ヘディング、トラップなど)も重要だし、
審判、解説者の名前なども書くべきです。

どんなキーワードで流入してくるかわかりませんし、
キーワード別に訪問者の動きを見ていく必要があります。


コンテンツの良しあしは滞在時間とリピート率で図る

まず間違いなく言えるのは、滞在時間が短く、直帰率の高いページは、
キーワード選定を誤っています。
その流入キーワードの意図により合致した内容に書き換えるべきです。

また、滞在時間が短く、CVRの高いキーワードが最も理想です。
そうしたキーワードは他のページでも使っていくべきです。
ついでにそのキーワードで別のサイトを丸ごと一つつくって、
検索結果を占有する事ができると最強です。笑


以上、コンテンツSEOの基本的な考え方を書いてみました。

SSL検索のせいでキーワードが取得できない状況がありますが、
とにかくページ別に流入キーワードを細かく見ていく必要があります。

どんなキーワードで訪問者がどんな動きをするか?
そこを徹底的に検証しテストするPDCAをつくっていく。
これがコンテンツSEOの基礎です。

特にSEO先進国アメリカではこの「ページ別にキーワードを見る」が、基礎中の基礎です。

まだこの考え方をSEO運用に取り入れていなければ、
ぜひお試しください。

2014年7月4日金曜日

有料コンテンツはもう駄目だね。

コンテンツマーケターには、非常に厳しい話になります。

コンテンツ産業は今や、先行き不透明です。

音楽、映画、出版…どれも売上は軒並み下がっています。

そしてつい先日、ギャル雑誌のBLENDAが休刊を発表しました。

今年に入り、egg、小悪魔agehaに続いて3誌目です。

コンテンツ産業は本当に苦しいんだな…と思います。

彼らに未来はあるのでしょうか?

この記事の中で、コンテンツの今後を占うコメントがありました。

以下で引用してみます。

一方で、以前ギャルとして活動していた、女優でタレントの“てんちむ”こと橋本甜歌が、尾崎に対して「もっと言ってしまえばTwitterやインスタで充分だったりして。それでブログも前より見なくなる人が多そうな」と現状にコメント。すると尾崎は「それわかる。発信してても感じてるよね。笑 それぞれの必要性は、雑誌も含め長所としてきっとまだあるんだけどねぇ、今は手軽さ、無料に勝る長所が中々無いね」と自身の考えを発信しあった。


いや、ほんとそれ。

コンテンツは無料で享受する事が当たり前の世の中になってきています。

そして、このコメントにあらわされているように、
無料であってももはや受け取って貰えないという傾向は出てきていると感じます。

なぜか?

単純に無料のものが増えすぎて人々がさばききれないからですよね。

無料の先には有料が待っている事もあります。

そう簡単に無料だからと言って、飛びつかなくなってくるのも、

あながち理解できない事はないなと感じます。


有料コンテンツが売れなくなって、
無料コンテンツが飽和して…

その先にあるのは、体験とコミュニティです。

例えば音楽コンテンツは全てフリーダウンロードになり、
その先の有料ライブが課金モデルになると考えております。

ファッション雑誌の例で言えば、
雑誌はウェブで無料開放し、
その先のファションショー体験や、
展示会イベントへの参加をバックエンドコンテンツにするなどです。
更にその時の様子を写真やDVDなどで販売するといった具合です。


また、コミュニティもコンテンツとして十分成立します。
詳細はまた別の記事で書きますが、
どこまで行っても、人は群れたい生き物なのです。

オンラインではなくオフラインに人を集め、
強固なコミュニティをつくれば、
そこに参加したい人がさらに集まってくる。
そこでイベントを打ち出すことも立派なコンテンツになります。


というわけで、
コンテンツのあり方も今後緩やかに変わってくるでしょうね。



2014年7月3日木曜日

SEO進出国、東南アジアに集中してます。

今回の記事は日本人にはさびしい話かもしれません。

SEO業界でも、国際化が着実に進んでいるなぁと感じます。

私はSEOの会社で働いておりますが、
外資系のお客様や、海外進出するお客様のSEOのお手伝いをする事が多くなりました。

アメリカやイギリスの会社が日本に進出して来たり、
日本から海外へ進出するケースが多いんですよ。

日本から進出する先は、圧倒的に東南アジアが多いですね。

シンガポール、インドネシア、フィリピン、タイ、ミャンマー、マレーシアなどなど。

東南アジアの次に多いのが、中東です。

中東はUAEや、あと中東なのかアジアなのかわかりませんがトルコが多いです。

時代の風が確実にアジアに向かっている事を感じつつ、
その次に中東が来ていることも何となく感じております。

参考:世界のGDPランキング
Wikipedia英語版
※なんとなく世界銀行の数値を取り上げてみます

シンガポール…36位
インドネシア…16位
フィリピン…39位
タイ…29位
マレーシア…35位
UAE…30位
トルコ…17位

こうしてみると、GDP30位台の国が多いです。
こういうなにがしかの傾向が見えると面白いですね。

そうすると、イスラエル(37位)なんかも案件が増えてきたりするのかな…
何気にスパイ大国、IT大国ですしね。
情報産業には興味がある国のような印象があります。
(あくまで全然詳しくない人間の感想ですが)

そしてなぜ南米の案件が一つもないのか、そこも気になります。

2014年7月2日水曜日

最も短期で回収できるコンテンツ施策

コンテンツSEOは非常に長い事かかります。

冗談抜きに半年とか1年とかザラです。

そんなウェブプロモーションの計画を立てても、
社内稟議が通らない事の方が多いでしょう。

今日び、ウェブプロモーションのROIまたはCPAは、
もはや月次なのです。

今月いくらかけて、いくら回収できたのか。

月ごとの結果の出し方を求められるウェブ担当者も少なくないでしょう。

アフィリエイターなんて確実に月次でCPA見ますよね。


じゃあコンテンツSEOは短期で結果出せないの?
という事になりますが、実はできます。


その手法が、無料コンテンツ+広告投下です。


無料コンテンツというのは、
業態によって何がベストかは変わりますが、
基本的にはお客さんの欲しがるものが良いです。


例えば不動産なら、
「損をしない家の選び方」などのハウツーものをPDFで配布する。

化粧品ならサンプルのプレゼント。

飲食ならクーポンのプレゼント。

士業ならセミナー動画プレゼント。…などです。

なるべくなら原価のかからないものの方が良いです。

これとても高価があるんですが、
面倒だからか、まだまだやっていない所は多いんですよ。


そしてここからが需要です。

この時そのまま販売とか来店につなげるのではなく、
メールアドレスを取ってください。
顧客リストを構築するためです。

顧客リストは自動的にサイトに訪れた人から取るのもいいですが、
無料コンテンツを餌にして、
広告を使ったり、お金を払って著名人に紹介して貰った方が早いですよ。

ここで得た顧客リストに対して、
新商品やセールスのメールを流してください。
これで1サイクル完了です。

可能な限り広告を使ってこのサイクルを回した方が、
早く収益化できます。
早ければ1か月以内に広告費以上の売りが立つことも珍しくないです。


既にコスメ業界なんかはこの仕組みを導入するところが多いですね。

アフィリエイターにサンプル請求のタグを貼って貰うとか、
芸能人にブログに書いて貰ったり。
後者はステマとか言われてますが。

というわけで、無料コンテンツ+広告で早期回収が容易になりますので、
ぜひ試してみてください。

2014年7月1日火曜日

ワールドカップ日本代表の炎上の裏に恩恵あり

ワールドカップ日本代表が敗退したため、大いに叩かれていますね。

私は日本代表の勝敗がどうなるかより、
世界のすごいプレーヤーのすごいプレーが
めちゃめちゃ楽しくてみています。

ただ、やはり熱心に応援してる人達は
日本代表が早々に負けてしまって納得いかないでしょう。

それから大手広告代理店やメディアやメーカー、飲食等々、
日本代表選手が活躍すると利益になる人々もいて、
まあ色んな思惑があって応援する人達もいたと思います。笑

私が思うのは、
日本代表が負けたからと言って、
叩くのはダメだという意見がありますが、
それも含めての契約金が支払われているので、
別にいいんじゃないかと思うのです。

そもそもそこまでひどい事を言われるという事は、
裏を返せば、尋常でないほど多くの人が注目しているのですよ。

なので多くの恩恵も同時に受けているはずなのです。

もし彼らが全く叩かれないのなら、
今回のワールドカップの日本代表には誰も興味がないという事です。
長期的に見て収益的にもさびしいものになるのではないでしょうか。

私も仕事でSEOとかウェブ広告と併せてバイラルを仕掛ける事がありますが、
目立てば目立つほどやはりクライアントは叩かれます。笑

でも、同時に多くの収益とか、
クライアントに対して提携のオファーが舞い込むとか、
ファンが増えるとか、ソーシャルのフォロワーが100倍になるとか、
メルマガの登録者数が何十倍になるとか、
恩恵の方が圧倒的に大きいと感じます。

最近だと、うちのクライアントではないですが、
Gunosyなんかは何度も炎上していて、
その分ユーザーは増えていっていると思います。

古くはサイバーエージェントなんかもそうですね。
アメーバブログが駆け出しの頃、
めちゃめちゃ叩かれていましたけど、
ユーザー数は飛躍的に伸びていたからなんですよね。
うろ覚えだけど2004年とか2005年とかかな。

と言うわけで、
炎上の裏には恩恵が控えてるのです。

2014年6月30日月曜日

Googleは1次情報の事が大好き。

当たり前と言えばそうなのですが、

Googleは1次情報を重視しています。

似たような情報が多い場合。

Googleはその中でも1次情報と思われるページを最も高く評価します。

Googleが見ていそうな項目は、
タイムスタンプ、情報量、
ページランクの高いサイトからのリンク、
著者情報の紐付けがあるか、などですかね。
恐らく。


1次情報のわかりやすい例ですと、
ニュースメディアの報道が該当します。

そのニュースを見て、
第3者が自分のブログやソーシャルなどで同様のニュースを書くと、
それが2次情報になり、3次情報になり…
となってゆきます。


SEOではこの「1次情報であるかどうか」という概念が結構大事です。

ニュースに限らず、体験談、口コミ、インタビュー記事なども立派な1次情報なのです。

記事をいくつも上げてみるとわかりますが、
この手のコンテンツは順位が上がりやすいです。


ここで思うのが、本のレビューは1次情報なのか?という問題。

答えは、これも立派な1次情報です。

本の内容丸写しだったら2次情報ですが、
体験談などは個人の感想なので、どこにも出ていない情報です。
十分、1次情報と言えます。
(ちなみに…本の情報をまんまアップしても1次情報になる事は多いですが…逮捕案件になるので気を付けてください。笑)

というわけで、
SEOをするなら、一次情報になるようにしてみてください。

2014年6月29日日曜日

Googleは優れたコンテンツを評価するとは限らない

Googleが最も評価するコンテンツは、

今、みんなが見たい情報

なのです。

よく勘違いをされるのですが、

優れたコンテンツだから絶対に検索順位が上がる…とは限らないのですよ。

優れたコンテンツであっても、皆が見たい、知りたいと思わない情報なら順位なんて上がりません。

逆に言えば、優れていなかろうと、
皆が注目するコンテンツは上位に表示されやすいのです。


なので例えば、炎上して話題になったサイトなんかも上位に来ます。

2ちゃんねるのまとめブログで人気の記事なんかも上がってきます。
(まとめブログはすぐに落ちますけどね…)

有名人が書いた3行のブログでも同じ。
多くの人が注目する事が書いてあれば、上位に上がるのです。

つまり、上位表示させるために、必ずしも優れたコンテンツである必要はなかったりします。

Googleが検索結果の1ページ目に、
稀にニュース検索の結果をダイジェストで挟むのは、
要は皆が見たいニュースだからです。

どうやって「多くの人が見たいと思っている」を認識するのか、
重みづけをするのかはわかりませんが。笑



そして逆に、非常に優れた情報であっても上位に上がって来ない事もあります。

私も会社のお客さんの依頼で、コンテンツページのSEOをお受けすることがあります。

でも、有名なウェブデザイナーやコーダーに依頼した、
超リッチなコンテンツであっても、
上位に全く上がって来ない事があります。

リッチなだけで正直あまり面白くないコンテンツであることがほとんどの場合は原因です。

また中にはテキストが一切ないフラッシュだけのコンテンツもあって、
変な感じにインデックスされてタイトルが検索結果では書き換えられていた事もありました。

他の例で言うと、新しくつくったコンテンツ全部が似ていて、
類似コンテンツとして認識されている事もありました。
site:で検索すると、ほんの一部しかインデックスされておらず、TDも似てるという状況です。

結局お客さんがcanonicalは嫌だという事で放置です。
でも似たようなコンテンツつくっても、訪問者は喜ばないでしょうから、
どうにもならないコンテンツになってしまっています。

これらのコンテンツの制作費は、企画者やディレクターの人件費も入れると、
1ページで100万越えのものもありました。
みなさん一生懸命企画して作られたんだと思います。

でもお金や時間をかけても、
人が見たいと思わないコンテンツは検索結果で上位を取る事は難しいのです。
あくまで人がみたいと思うコンテンツが評価されるのです。

2014年6月28日土曜日

意外と思いつかない優良バックリンクとは?

見落としがちなバックリンク媒体を暴露します。

はい、それは「まぐまぐ」です。

http://www.mag2.com/


まぐまぐとは、メールマガジンの発行スタンドです。
無料で登録して無料でメールマガジンを発行できるサービスです。

まぐまぐは優秀ですよ~。

まず媒体として非常に強い。

長期間運営していて信用があります。
審査があり、その信頼を守る事に非常に注力しています。
一応ツールバー上のページランクはドメインで6です。

SEO業界では、まぐまぐをバックリンクにしても意味がない、
リンクとして弱いと言われる事があります。
というかそんなバックリンクは本質的じゃないとか言われます。
いいじゃん、バックリンクは何でも貰っとけば。笑

実際ね、立ち上げたばかりのサイト、
まだ知名度の低い会社やサービスのサイトには効果的
です。

私も色んなサイトに対して検証しています。

無料ブログなんかで100記事入れてリンク貼るより、
だいぶ効果がありますね。
無料のサービスだったらNaverまとめなんかも同じくらい効果がありますが。
まぐまぐがバックリンクとして無意味だと言っている方は、
多分自分で検証した事が無いのではないかな。


さて、まぐまぐのサイトの中で、
リンクを貼れるのは主にこのあたりです。

例として、週間ランキングで総合1位だった、川島和正さんのページで見てみましょう。
赤丸のとこがリンク設置個所。
ちなみにまぐまぐのリンクは全てnofollowです。
http://www.mag2.com/m/0000181856.html


さらに、個別ページがサブドメインです。
http://archive.mag2.com/0000181856/index.html


同じページの下部。
ある程度自由に自分のサイトへリンクを貼れます。


さて、ここで重要な事実をもう一つ。

まぐまぐは、優良なバックリンクサイトとしてのある条件を満たしています。

優良なバックリンクサイトの条件とは、
送客も同時にできることなのです。
要はサテライトサイトとして成立するという事。

まあSEO業界でいうところのサテライトサイトはSEO目的のものが多いですが、
本来のサテライトサイトというのは、
きちんとその媒体自体がコンテンツとして機能していて、
その媒体からリンク先のあなたのサイトへ訪問者が流れてくるものです。

そういう媒体はバックリンク媒体としてとても理想的です。


いかがでしょうか?

要はメルマガ出しましょうって話になるんですが、
一通当たりがそんなに長くなくていいですし、
月1回程度で十分だと思いますので、発行してみてはいかがでしょうか。