なぜコンテンツマーケティングにはペルソナが必要かというと…
コンテンツマーケティングとは、言い換えればよく定義された見込み客の欲する情報を提供する事です。
これを行うためには、コンテンツを提供する顧客がどんな人か、
どんな情報を欲しているかをよく知らねばなりません。
自動車保険のサイトなら、
自動車の購入を検討している人、
自動車の購入が決定している人、
既に他社の自動車保険に加入していて、
サービスまたは金額に満足していない人…辺りでしょうか。
そうすると、ペルソナに盛り込む要素としては、
自動車を購入できるだけの年齢、職業、年収、資産などが必要条件になります。
例えば30代以上、年収500万以上とかでしょうかね。
あるいは日本の場合、都心よりも地方で働き始めた30代男女…とかかもしれません。
こうした「ペルソナ像」が欲する情報をそれぞれ用意しようとする事が大事です。
自動車の購入を検討している人に対するコンテンツとしては、
自動車の選び方、比較ガイドのようなものでもいいかも知れません。
自動車の購入が決定している人には、
ドライビングマップや観光ガイドなどをつくるかも知れません。
私ならとりあえず思いついたものを全てつくってしまって反応を見ると思います。
さて、ここで重要な注意点です。
私は上でペルソナを「想像」しましたが、
実際にはペルソナはアンケートであぶりだす方が良いです。
精度的に。
私も、もし自動車保険の損保会社を経営していれば、
実際に顧客に聞いてみるということを必ず定期的に行います。
まあ個人的な感覚ではありますが、想像で作ったペルソナって外れるんですよ、思った以上に。
あとでアンケート取って見て全然ズレてるなんて事は珍しくないのです。
「たぶんこうだろう」はコンテンツマーケティングにおいては絶対NGです。
(そもそも商品開発の段階でもNGだと思いますが)
仮説を出しておくのは重要ですが、
可能な限り顧客を定期的に捕まえてインタビューを行った方が良いです。
月に一人、ランチに誘って話を聞くとかでもいいと思います。
これをやると、思いもよらぬ動機であなたのサービスを利用している事がわかったりするものです。
それでも顧客像が今一つ浮かばない、なんて事が万が一あれば、
いくつかのペルソナをつくってテストしてみるのは有りだと思います。
そして2つ目の注意点です。
それは、全ての顧客をたった1つのペルソナでカバーする事は不可能というものです。
ペルソナは最大公約数的な内容にするか、何種類かに分けたものを設定しましょう。
あれもこれも…と1つのペルソナに詰め込んでもあまり意味がありません。
以上です。
コンテンツはペルソナとすり合せて作成しましょう。
でないとたくさん作ったけど「回収のできない」「響かない」コンテンツになりがちです。