7月 2014|SEOと広告とインターネッツ      

最新の厳選記事7選

2014年7月31日木曜日

SEOビッグデータの使い方…大局的な動きを見るのにおすすめ

こちらの記事にも書いたんですけど、
これからSEOを本格的にやって行きたいなら、
ビッグデータの取得は必須になってきます。

具体的には競合サイトや自社サイト、あるいは競合でも自社でもない全然関係ないサイトも含めた、
検索順位データの取得ですね。

ビッグデータの使い方は色々あります。

中でも主な使い方としては、順位を計測してみてどうするかよりも、
データをためておいて局所的におかしい部分を見直すというやり方です。

変な例えですが、
戦争で高い所から兵隊の動きを大局的に長期間見続けるようなイメージです。

という訳で以下、あまりお勧めしませんが、
私が行っている日々の具体的なキーワード計測手法と見方を書いてみます。

注意点としては、慣れないとマジで時間もかかるし、取ったデータの9割は不要なノイズになるという所ですね。

それでもSEO上級者でオーガニック検索が大好きな人がいれば、
ぜひマネしてみてください。笑



キーワードを大量にリストアップ

例えば「ダイエット」領域でSEOを行うとします。

その場合、「ダイエット」関連のキーワードを1万件ほど洗い出します。

自社サイトに関係ありそうなものもなさそうなものも、
GoogleやYahooのサジェスト、
アドワーズキーワードデータ等々を駆使して、
とにかくありとあらゆるキーワードをリストアップします。



自社サイトを計測

それらをデイリーで、GRC等の順位取得ツールで計測し続けます。

気が遠くなりそうなタスクだと思われそうですが、
キーワードさえ決まれば後は毎日計測し続けるだけなので、
そんなに時間はかかりません。

そして自社サイトの順位がデイリーで平均どう動いたか、
大幅に順位が下がったキーワードとページURLは何か、
それらに共通項はあるのか、
などなどを計測し続けます。


競合サイトを計測

検索順位は相対評価の結果で決まります。
ですので競合の動きも見ていないと意味がありません。

競合サイトを20サイトほど選定しておきましょう。
Wikipedia等、競合になりえないサイトは省いて結構です。
私はWikipediaも強力なコンテンツサイトとみなして順位計測する場合もあります。

なお競合サイト20サイト×1万キーワードだと、
毎日20万キーワード分の計測を行う事になります。
これはGRC1つだと、何時間もかかります。
下手すると1日かかります。笑

これらのキーワードを計測し続け、
基本的には自社サイト計測と同様に、
自社サイトの順位がデイリーで平均どう動いたか、
大幅に順位が下がったキーワードとページURLは何か、
それらに共通項はあるのか…を計ります。


で、実際に何をどう見るの?

具体的にこういう順位の時はこう見るというフレームワークを用意するより、
とにかく妙な動きがあるところは徹底して調べる事をお勧めします。

これは自社サイトの順位の上下だけでなく、
競合の動きを察知する事もできます。

あるキーワードで競合の順位が全体的に下がれば、
そのキーワードとその競合各サイトがマッチしなくなってきているのかも知れません。
そうなると、自社サイトにも何かしら対策を施す必要が出てくるでしょう。

特定のキーワードで自社だけ大幅に順位が下がった場合、
ペナルティの可能性もありますし、
ページランクの高いサイトからリンクを外された可能性もあります。
またサーバーエラーやページ削除後の転送がうまく行っていない可能性も考えられます。


このような形で、
大局的に各キーワードで自社・競合がどう動くかを見る事ができますので、
お暇な方はビッグデータ取得にトライしてみてください。

繰り返しますが、データの9割はノイズです。
徒労に終わる可能性も十分あります。

ですが、戦争で兵隊同士1対1の戦いだけしか見たことが無い人よりも、
高い所から俯瞰的に戦争全体を見続けた事もある人とでは、
SEOの理解度や引き出しに差が出てきます。

SEOで上のステップに進むためには、やってみてもいいかもしれませんよ。

2014年7月30日水曜日

Twitterのブランドモニタリング(監視)インフォグラフィックが面白い


面白いInfograficがありましたので、ご紹介します。英語です。


Twitterで自社のブランドをモニタリング(監視)する方法です。

Twitterでは会社、ブランドがどう思われているか、
調査するのに非常に便利です。

Twitterも今や一種の検索エンジンと言えるほど巨大で多くの人が会話しています。

会社名は、週に平均273回ツイートされている。



企業名を含むツイートの30.72%が企業アカウントに@をつけてメンションしているわけではない。

つまり、直にその企業アカウントに対して@メンションでメッセージを送っているわけではなく、
企業アカウントの知らざる場所でその企業について語られているという事です。

しかも企業名やブランド名は正式な名称で語られているとは限りません。
「Yahoo!」なら「ヤフー」「ヤフージャパン」もあるでしょうし、
もしかしたら「やほお」とかもあるかもです。
そのあらゆるバリエーションで検索してみてモニタリングする必要があります。


たったの9.16%しか@をつけたメンションを企業アカウントに送っていない。

これも上のと同じことを言っています。
できれば@を使われていない会話にも混じってみる事が大事。
出来るだけ多くの質問に答えてみるのも大事、との事です。

これはアメリカのインフォグラフィックなのですが、
アメリカではSNSの運用チームを持つ会社は珍しくないのでこのように書かれている訳です。
まあ日本では難しいかもしれませんね。


企業やブランドについてのツイートの60.2%がリツイートされていない。

ポジティブなツイートはリツイートしてあげましょう。
ネガティブなツイートなんて珍しくないのだからそこを気にしていてはダメ。

あと、機械的な返答ではなく、それぞれのツイッターユーザーと人対人の会話を地味にしていきましょう。



企業アカウントへのメンションの60%があなたの就業時間外のものである。

なるべくリアルタイムで返信できるよう、
夜中や週末に運用できる人を雇うべきだ…とのことです。



このインフォグラフィックは以上です。
面白いのは、企業アカウントのフォロワーではなく、企業についてつぶやいた人全てを対象とすべし、という考え方ですね。

私がツイッターを見ていていつも「人対人」のコミュニケーションを行っていると感じる企業アカウントをご紹介しておきます。

それは損害保険の「チューリッヒ」です。

めちゃめちゃ地道にユーザーへ返信していて凄いなぁと思います。

キングダム35巻に出てた武将の名前を調べたら…

検索エンジンはまだまだ発展途上だなぁ、と時々思います。



『キングダム』という古代中国を舞台にした漫画があります。

これの35巻が発売されたので、買って読みました。

で、その中に『楽毅(がくき)』という将軍の名前だけが出てきたのですが、
35巻も続いているのでどんな将軍だったか思い出せませんでした。

そこでGoogle先制に聞いてみたのです。

すると明らかにおかしい所が2か所。


楽毅は古代中国の、「軍神」と呼ばれたほどの大将軍のはずだったのですが、
これ、絶対違うでしょ…

この写真は平野綾(だっけ?)じゃないか…


しかも。


学歴がひそかに書いてあります。「武漢大学」と。笑
えっ、古代中国にも大学ってあったんだ?と一瞬信じてしまい、
武漢大学を調べたら、1893年スタートしているようです。

Google先生がすげー雑で笑ってしまいました。


本物の「楽毅将軍」はこちらです。

Naverまとめより拝借)

この平野綾の顔写真は「楽毅」で上位にあるサイトから引用されています。

まあGoogle先生もこんなイージーミスをやらかす、というお話。

あ、キングダム35巻も面白かったです。

2014年7月29日火曜日

ピジョンアップデートなるものが発動。これはパーソナライズ検索の未来です。

ピジョンアップデートというかわいい名前の、アルゴリズムアップデートが発動した模様です。

結論から言うと、これはGoogleがパーソナライズ検索をより進めた結果だと考えております。
私の予想では恐らく日本には来ないか、少し先になりますが違う形で入ってくると思います。
なぜなら日本とアメリカでは地理が検索に及ぼす影響が大きく異なるからです。

詳しくは後述。

まずピジョンアップデートの概要ですが、スズケンさんのブログが日本語では最もわかりやすいですね。

以下、ピジョンアップデートの概要を引用。

  • 通常のウェブ検索のアルゴリズムに今までよりも密接に統合
  • Googleマップとウェブ検索のローカル検索結果に影響
  • 距離と場所のランキング要因を改善
  • 米Google (google.com) の英語の検索結果のみに実施


以上、引用でした。

次にピジョンアップデート(Pigeon Update)という名前についてですが、
この名前を命名したのはGoogleではありません。

Search Engine Landというサイトが取り急ぎ命名したようです。

なぜピジョン(鳩)かというと、
アルゴリズムアップデートの名前は「P」で始まるもので、
かつ家に飛んで帰る習性がある動物と言えば鳩だったから…だそうで。

SearchEngine Roundtableの記事(英語)にそう書いてありました。

何となく言わんとする事はわかりますw
じゃあ次はピッグアップデートとかになるのかな。


で、冒頭のパーソナライズ検索の話ですが、
このピジョンアップデートなるものは英語圏のみが対象だそうです。

英語圏、特にアメリカでは個人個人に合わせた検索結果が特に出るようになっています。
これがいわゆるパーソナライズ検索というやつですね。
日本人が思った以上にパーソナライズされています。

その傾向を強めている要素の一つが地理。

日本だとどこにいても情報はあまり変わりませんが、
アメリカは土地も広大で、その土地ごとに例えば天気や映画やショッピング等々、
色々な情報が大きく変わるんですよ。

ロスとニューヨークとアイオワで公開されている映画は大きな違いがあります。
ユーザーもパーソナライズされている方が助かるわけです。
これからスマホ時代になりますから、なおの事この傾向は強まるでしょう。

日本からだと現在地の設定をアメリカにはできないので確認できない人がほとんどだと思いますが。


このピジョンアップデートから我々が気にするべきことは、
これが日本に導入されるかどうかよりも、
パーソナライズ検索をGoogleが促進しようとしているのだという事です。

この動きを見るに、ピジョンアップデートは土地が広大なアメリカだけで終わるかも知れません。
または違うパーソナライズ検索という形で日本に導入されるかも知れません。

あとアルゴリズムのアップデートを行う理由を突き詰めると、
ユーザー体験に加えて、アドワーズ(リスティング)精度の向上もあるんじゃないかなと思っています。
わかんないけど。

2014年7月28日月曜日

コンテンツ事例…思わず笑ってしまった『文学フォルダ』

非常に面白いサイトが話題になっていたので共有します。

文学フォルダ

という名前のサイトです。



サイト内にある通り、仕事をさぼりながら文学を読むためのサイトです。

「学問のすすめ」や「人間失格」など、
有名な文学作品を一行ずつフォルダ名に記入したものをダウンロードできます。

これを読んでいるとあら不思議、
さも仕事を真剣にしているように周りから見えてしまいます。笑

私は最初これがはてなブックマークで話題になっているのを知り、
サイトを見てみて、何て下らないんだと笑ってしまいました。笑

サイトの下部には作品一覧があります。


ためしに「学問のすすめ」をクリックしてみると、
ダウンロードが開始されます。


ダウンロードされたZIPファイルを解凍すると、こんな感じ。
確かにフォルダ名に文学が記載されています。


「学問のすすめ」は5000行近くありました。



さて、このような形で、
ふざけているようで実は本当に仕事をさぼりながら文学を読めるこのサイト。

2014年7月13日頃に公開されていますが、
ahrefsで調べたところ、まるまる2週間たった7月27日時点で被リンク数は959本。

アンカーテキストは「文学フォルダ」が9割ほど。
ついでURLが1割ほどです。

「文学フォルダ」でもちろん1位です。
「文学」は圏外ですが、「フォルダ」というキーワードでは40位にランクインしています。笑

その他、サイトにて展開されている、
「学問のすすめ」など各文学作品名ではいずれも圏外。

真面目に展開していけば、
「文学」でそのうち上位を取る事ができそうですね。

サイトの趣旨は違うと思いますが、
リクエストフォームを置いたり作品を追加していけばもっと伸びるかと思います。

以上、アイデア単発勝負のサイトではありますが、
面白い事をやって注目を集めたコンテンツ事例でした。

2014年7月27日日曜日

アフィリエイターの追徴課税…逃げ切れる訳ない件

アフィリエイトの税に関するニュースが話題になっています。

先日の与沢翼さんの見せしめ追徴課税を思い出しますね。

アフィリエイト、報酬申告を…2千万所得隠しも (読売新聞) - Yahoo!ニュース


まるごと引用してみると、こんな感じ。


インターネットサイトに広告を掲載する「アフィリエイト」で報酬を得ている個人に対し、国税当局がプロバイダーを通じて税務申告を促す取り組みを始めた。

 アフィリエイトは手軽な副業として全国で100万人以上が手がけているとされるが、意図的に収入を隠す人が後を絶たないためだ。税務調査で2000万円を超える所得隠しが発覚したケースも出ている。

 「税務署にばれるはずがないと思っていた。突然の調査はショックだった」。東京都内の男性(50)が振り返る。

 男性の自宅をスーツ姿の男たちが訪れたのは2011年10月。勤務先の会社にいた男性は、妻からの連絡を受け、すぐに税務署に電話した。「パソコンでお仕事をされていますよね」。税務職員の一言で、「全て知られている」と悟った。

 男性は当時、副業のアフィリエイトで年間200万~250万円の報酬を得ていたが、申告していなかった。税務署は、通信費などの経費を差し引いた所得が2年間で計約350万円に上ると指摘。男性は無申告加算税などを含め、約90万円を追徴課税された。

 男性は「妻の実家に頭を下げて、やっと納税資金を工面した。恥ずかしい思いはもうしたくないので、その後は毎年ちゃんと申告している」と話す。

 業界関係者によると、アフィリエイトを手がける人は「アフィリエイター」と呼ばれる。ネットの普及で市場規模が拡大し、アフィリエイトの広告費は年間1500億円に上る。アフィリエイターの中には年間2000万~3000万円の報酬を得る人や、スタッフを雇って1億円超を稼ぎ出す人もいるという。

 アフィリエイトの報酬は「事業所得」や「雑所得」として申告する必要があるが、会社員や主婦が副業で行うことが多く、申告を怠る人も少なくない。そのため、税務調査で申告漏れを指摘され、追徴課税を受けるケースが相次いでいる。



アフィリエイト収入は税務署も注目しているため、
まず逃げ切れないと思います。
ネットの動きなんてプロバイダが情報開示したら100%特定可能ですし。

しかしこの記事の「2年間で計約350万円」の男性、
月額にすると約15万円ほどですかね。

副業アフィリエイターとして結構よくいるというか、
めっちゃリアルな数字ですね…

このぐらいの金額を稼ぐ人が層が厚いのか、
あるいは逃げようとする人が多いのかも知れません。

それにこの2年間という数字もリアルだなと感じます。
というのも、アフィリエイターやFX投資家にとっては結構有名な話だと思いますが、
税務署は脱税者を2年ぐらい泳がせるらしいんですよね。

で、ある程度未払い金がたまった所で、
追徴課税をさくっと請求するらしいです。

というわけで、アフィリエイトは税務署にかなり見られていると思いますので、
しっかり申告する事をお勧めします。



2014年7月26日土曜日

SNSページ(Facebook、Twitter等)のSEOは可能か?

ここ1年くらいですかね、SNSの特定のページを検索結果で上位表示したいとの依頼を頂きます。

例えば、自社サイトのFacebookページやTwitterアカウントを、
特定のキーワードで上位表示できるかというものです。

SEO会社にこういう依頼をすれば、
できます、やりますという返答をすると思います。
彼らもビジネスなので。

ですが結論を言うと、
それで順位が上がるかと言うと非常に厳しいです。

理由は簡単で、
コントロールできるメディアではないからです。

具体的には自前のサーバー、ドメインで運用するわけではないため、
サイト内部の改善が難しいのです。

加えて内部リンクもコントロールしにくいため、
やれることといえば、外部リンクを貼るくらいしかできない場合が多いです。



さらに、現在のGoogle検索結果では、
多様性を担保するため、同一ドメインの複数表示が難しい状況にあります。

例えば、「ミスチル」と検索した時、
検索結果1ページ目にはFacebookページやTwitterの公式アカウントが表示されます。


「ミスチル」検索結果では、
他のFacebookページやTwitterの公式アカウントは上位100位以内には出てきません。

これから「ミスチル」というキーワードで、
別のFacebookページやTwitterの公式アカウントを上位表示させるのは、
一概に言えない場合もあるとはいえ、基本的に非常に難しいと思われます。


そもそも論として、SEOは集客経路の構築手段の一つであり、
最終的には売上の最大化が目的となるはずです。

自分の管理するサイトの上位表示を行い、
売上を拡大する方を優先させた方が良いと思います。

2014年7月25日金曜日

「アフィリエイトファクトリー」の長所と弱点とそれを補うツール

定番アフィリエイト商材『アフィリエイトファクトリー』の弱点と、解決方法を書いてみます。



私が唯一購入した商材『アフィリエイトファクトリー』。
網羅的にASPアフィリエイトで一定の成功を収めるための最低限必要な考え方やToDoがまとめられています。

内容をざっくり言ってしまうと、
バックリンクサイトを仕込みながら、
成果が出たサイトにテコ入れをしていくというものです。


このやり方が王道でかつ、効率的で無駄のないアフィリエイトの手法かなと思います。
他に余計な事は書いていません。
これ一つだけでとりあえず成果が出るであろうレベルまではカバーしています。
端的に言っても、非常に良い商材だと思います。

私は現在SEO会社に勤めており、副業としてこのアフィリエイトファクトリーを実践しています。
その他にイベントを興したり、人さまのSEOをお手伝いしたりしております。

そんな手を広げ過ぎな私が言うのもアレですがw、
アフィリエイトで成果を出したいという方は、
このアフィリエイトファクトリーを徹底してやり混んでみるのがいいと思います。

そして私もアフィリエイトファクトリーの実践をもっと集中してやりたいなぁと思っている次第です。


私のアフィリエイトファクトリーの遍歴


今年の3月頃にアフィリエイトファクトリーを購入しました。

まず時期的に繁忙期っぽかった引越一括見積(ホームズ等)のアフィリから着手。
まあすぐにちょこちょこ成果があがり、非承認もほとんどされず、
月額1万円ちょっとの成果があがりました。

ですが、この引越一括見積アフィリは3月までで終了してしまいました。

理由は2つあって、1つは4月に入り各広告主より単価を下げる通知を貰った事です。
一件500円ぐらいだったかな?が、400円ぐらいになったので、
ああ繁忙期が終わったんだなと実感。

そして2つ目の理由ですが、何よりも4月に入り全く獲得数がなくなったのです。笑

検索順位は下がっていないものの、検索流入も減少。

旬が終わったっぽいので、4月に入り早々に引越一括見積アフィリは終了する事にしました。


続いて、高単価で旬とか関係ない案件に挑戦しようと思い、
求人サイト登録系のアフィリに挑戦しました。

で、これが思ったほどうまくいかず。

理由はジャンルの難しさではありません。
サイトの量産につまづいたのです。

・PRやや高めの中古ドメインを取得
・WordpressやMovableTypeをインストール

までは順調に行ったのですが、
きれいなアフィリエイトサイトにカスタマイズするところでめちゃつまづきました。

本業がSEO屋という事もあり、
どうしてもソースコードのノイズというか、
無駄なタグが気になったりして修正方法を調べるうちに夜中になってる、
みたいな日々が続きました。笑

特に最初はMovableType一本でやっていたので、
その初心者フレンドリーでないUI等に何度もつまづき続けました。
MTって本当に調べても情報がでてこない、あるいは凄く古い情報しかなかったりするんですよね。

Wordpressはそれよりは幾分かマシですが、
アフィリエイトサイト用ではないため、
細かい修正は必ず必要になります。


アフィリエイトファクトリーの弱点


ここまで書いていてもうお気づきだと思いますが、
アフィリエイトファクトリーに弱点があるとすれば、サイトの作り方をカバーしていない点です。

まあシンプルにアフィリエイト手法をまとめているので、
サイト作成まで踏み込んで書かないのはむしろ正解だと思いますけど。

ですので、アフィリエイト初心者の方は、
アフィリエイトファクトリー+初心者向けサイト作成ツールの組み合わせで最初から購入する事をおすすめします。
これはもう強く強くお勧めします。

アフィリエイターが時間をかけるべきはサイト作りではなく、
ジャンルの選定やサイトの企画、キーワード選定などです。

本当にサイト作成ができなくて前に進めないのって時間がもったいないですから。

私は中級者以上向けのMovableTypeやフルスクラッチ(手打ち)でサイト構築をする事をやめ、
WordPressに絞った事で大分効率化ができるようになりました。

サイト作成ツールで有名なのは「SIRIUS(シリウス)」です。
私もこれからシリウスを買って、より量産していく予定です。

SIRIUSは非常に有名なツールで、アフィリエイターさん同士で話していると、
会話に毎日のように登場してくるツールです。
アフィリエイターさんでシリウスを一切使わない人の方が珍しいようです。

私も使ってみて改めて感想を書きますね。

2014年7月20日日曜日

引越業者のステップメールが先進的すぎる。

秒速で営業電話がかかってきます。

引越業者一社一社で見積もりなんてやってられない…

そう思って一括見積に申し込む人は多いと思います。
数か月前ですが、引越業者の一括見積サービスに申し込んだ事がありました。

各社の営業手法がなかなか面白かったのでシェアしてみます。

本当に、5秒以内に営業電話がかかってきますよ。

これ、マジですからね。

本当に5秒以内です。

嘘だと思うならやってみていただきたいです。

私が申し込んだのは10社だか8社ぐらいを一括見積するサイトでしたが、

一番最初の着信が見積もりボタンを押して5秒後。

そして一番最初の業者と話している間にも、
どんどん着信が増えて行きます。

ハンパねー。

そして、一番最後の業者が20分後でした
申込みボタンをクリックして20分以内に、全ての業者が荷電してきたことになります。
これはさすがに予想していませんでした。

いかに引越見積もりがファーストコンタクトが成約しやすいかをよく表していますね。


そして、その一番最初に話した業者ですが、
めちゃくちゃ営業トークがうまいんです。

例えばこんな感じです。


業者「おおきさん、引越の相場はご存じですか?」

私「実は相場をよくわかってないんです」

業者「道交法によると、どんな引越業者も料金は同じにしないといけないんですよ

私「そうなんですね。じゃあどの業者にお願いしても金額は変わらないという事ですか?」

業者「そうです。だからサービスで差別化するしかないのです。」

業者「我々は、早割という事で、今この場で申し込んでくれたら○○円お値引致します



この会話がいかに営業手法として凄いか、解説してみます。


・業者「おおきさんのご予算は、いくらぐらいですか?」

→まず、私の引っ越し相場リテラシーを測っています。
私が相場観がないとわかると…


・業者「道交法によると、どんな引越業者も料金は同じにしないといけないんですよ」

→当然、こんな事言われたら他の業者も同じくらいの金額だと思いますよね?


・業者「我々は、早割という事で、今この場で申し込んでくれたら○○円お値引して9万円にさせていただきます」

→他の業者の見積を見る前に即決してくれとの事でした。
なおこの後、一括見積した他の全ての企業の話を聞くと、
相場は4万円でした。

相場4万に対してこの会社の提案だけ、9万円。相場の2倍以上じゃん!
粗利2倍以上オンですね。

そして「一度他の業者の話も聞いておこう」と思ってお断りしようとすると、
上司に代わるのでそのまま待っててくださいね!」と、離してくれないのです(笑)
凄い食いつきです。

結局この業者には丁重にお断りをしたのですが、
それから1週間ほど、見積もりをした他の各社から営業の電話が毎日毎日ずっとかかってきました。

中にはステップメール風な連絡を送ってくる業者もいました。
一括見積を申し込んで何日か後に、

「正直に事実を伝えます。‏」

という件名でメールが届いた時には感心してしまいました(笑)
このメールの反応率何パーセントだろう?

ちなみにそのメールの最後には、
「この自動配信メールを停止するには以下のURLにアクセスして下さい」
と配信停止用のURLまで記載してありました。

もしかしたら情報起業家の方が立ち上げたサービスなのかも知れません。
あるいは情報起業家にコンサルを受けた会社なのかもですね。

関係ないけど、私は2014年の3月にアフィリエイトを始めましたが、
最初は引越の一括見積プログラムを選びました。
それでアフィリエイトを開始した3月に、
いきなり1万円ぐらいの確定が出た事があります。

これだけ決まりやすかったのはもちろん理由があります。

まず引越の一括見積もりってすぐに完了します。
無料の資料請求やサンプル請求みたいなものなので、
ただでさえアクセスを流せれば決まりやすいのです。

それに加えてこの各社の営業攻勢があれば、なおさら成約率は高いと思います。

アフィリエイトの単価は1件成約で500円とか安かったし、
繁忙期の3月が終われば1件300円とかに報酬がダウンしたので即撤退しました(笑)


ちなみに、この引越一括見積では、
結局適当にとった営業電話で、感じの良かった方がいたので、
そこにさせていただきました。

正直、各社のサービスも値段も大差ないので、
私のように、たまたま電話を取った事が契約に直結するケースは少なくないのではと思います。

2014年7月19日土曜日

GRCも廃れるだろうな…というSEO業界のビッグデータ需要。

SEO業界に、ここ最近、大きな傾向が見られます。

それが、ビッグデータの活用です。

これはどういう事かというとまあ文字通りなのですが、
ざっくりいいますと、

とにかく競合も自社も関係なくありとあらゆる検索順位データや、
色々な会社の流入データを保持し解析・活用しよう


とする動きです。

昔のようにGRCで30キーワードを毎週計測する…

みたいな時代ではなく、アパレル業界ならアパレル関連キーワードを万単位で日々クロールし続け、
自社競合関係なくデータをため込んでいくという動きが求められています。

この背景として技術がおいついてきたという事情もあります。
こういったデータの取り方は昔から需要はありましたからね。
私が新卒として入社した○年前でさえ、入社直後に「もっと大量のデータが取れないものか」と思ったほどです。
これまでが牧歌的すぎたのです。

とにかくSEO業界の先端の動きとしては、より多くのデータを取り取りこぼしが無いよう、
多角的に分析すべきだという考え方に変わりつつあります。

なのでその日その日の検索順位上位100位とかを計測できないGRCは正直あまり使えないなぁ…
とさえ思っています。
万が一、関係者が読んでいたらすみません。

というかGRCでしか計測できないのでしぶしぶ使っていますが、
GRCが機能追加をしないならば新たなツールに必ず取って代わられます。

まあウェブ業界で言う所のビッグデータほどではありませんが、
かつてないほどに大量のデータ解析が必要になってくるというお話です。

2014年7月18日金曜日

中世日本に見る、SEOのヒント

大昔の日本に、これからのSEOのヒントがあります。


これからのSEOは、コミュニティ化と絡めた方がうまくいく。

というお話は、この記事とか、この記事とかで書きました。

で、昔から日本人ってコミュニティ化が得意だったんです。

その一例をご紹介しましょう。

御師(おんし)という職業をご存じでしょうか?

日本史が得意な人でもあまり知らない職業です。

平安~明治時代までの職業なので、
今はもうありません。

この御師とはどんな職業なのかというと、
一種のホテル事業です。

ホテルはホテルでも少し特殊で、
寺にお参りに来る人々に、
宿泊所、食事などの世話をする職業でした。

特に平安時代、貴族の間で山岳信仰がちょっとしたブームになった事もあり、
富士山の寺社を中心に御師が勢力を築いたこともあるほどです。

明治時代までの数百年間は日本全体でそこそこ大きな市場を形成していたとみられます。
(私は日本史の専門じゃないのでどこか間違ってるかも)

このビジネスは寺にまつわる仕事がメインで、
おはらいやお札などが主な収入でした。
お寺なので、宿泊やお布施も当然収入源です。


さらにここからが凄いところです。

この「御師(おんし)」という職業名。

名前に「師」とありますね。

この名前通り、弟子がいるのです。

御師に対し、お参りに来る信者を弟子とし、
一度師弟関係を結ぶと、弟子は同じ御師のもとにずっと通うことになります。

ここで御師が注力した事があります。

当然、囲い込みです。

想像ですが、信者に対し熱心にセールスをかける御師も少なくなかったのかな?と思います。
知らないですが…

御師が囲い込みに成功すると、
彼らはさらに「講(こう)」と呼ばれるコミュニティ(集落)をつくり、
大きな勢力を築きました。

そうすると、今度はその御師の所属するお寺の勢力が一気に拡大します。

これで有名になったのが、
熊野三山や伊勢神宮などになります。

コミュニティ化が奏功し有名になると、
参拝者(=見込み客)が後をたたないという、
非常にレバレッジの効いた状況になります。

現在の貨幣価値に置き換えると、
年間で数十億円~下手すると百億円くらいはお金が動いていたのではないでしょうか?
(2012年のホテル業界だけで8,000億円ほどの市場があります。明治以前の日本の人口は1,000万人に満たない程度)

では、もしこれが仮に個々人で御師ビジネスを行い、
師匠と弟子という関係を築かないものだったら…?

恐らく、ここまで大きな勢力は無かったことは想像に難くありません。

それほど、コミュニティ化というものは、
ビジネスが加速し数百年継続するほどの大きな要因となりうるのです。

ちょっと演繹的な推論も入りましたが、
コミュニティ化→有名になる→さらに人が集まる
というループは、SEOのコンテンツ戦略にも応用できると思います。

ぜひヒントにしてみてください。

2014年7月17日木曜日

Google+がニックネームOKに…オーサーシップはどうなるのか

Google+が実名制をやめ、匿名やニックネームでの登録が可となりました。

昨日話題になっていましたが、今朝のめざましテレビでもやってましたw

方針が変わった様ですね。

Twitter匿名性・気軽なオープン感と、
Facebookの実名制・プライベート感の中間を行くGoogle+。

どちらかに振り切りたかったのでしょうが、
どちらも大手SNSがいるから中間を行くしかなかったんですかね。

実名にするかどうかで言えば、
両方ありというスタンスになってもまあ当然でしょう。

ここで大事なのはニックネームが使えるようになったという点ではありません。

まずオーサーシップ・オーサーランクの信頼性が揺らぐんじゃないかという点です。
(オーサーランクという概念はGoogleは公式に採用してないみたいですが)

先日、著者情報の写真とフォロワー数が検索結果画面から撤廃されたため、
検索結果画面で目立つことが難しくなったなぁという印象。

写真があるとないとでは、CTRが結構違ったんですけどね。

それに加えてニックネームのユーザーが増えれば、
オーサーシップをGoogle+で育てる必要性も薄れるのではという感じです。

まあ正直言ってオーサーシップがどうあろうと、
ビジネスとしてサイトを運用している方であれば、今何か対応をする必要は一切ないです。

時間の余裕があるならやればいいと思いますが、
今そんなものを大事に育てても売上にはつながりません。


また本件の経緯についてCNETの記事に面白い情報が載っていたので引用してみます。


元Google+担当チーフのVic Gundotra氏は一貫して同ソーシャルネットワークを擁護してきたが、2014年にGoogleを退社した。Google+のリリース時、Gundotra氏は実名使用の規約を「シャツを着用していない人の入店を認めない」レストランにたとえた。


だそうです。

ユーザー数拡大を目指したいのかと思いますが、
大手SNSの後手に回ってる感は否めないですね。

2014年7月16日水曜日

究極のコンテンツが行きつく先とは?

究極のコンテンツが行きつく先は何なのか?



一部では非常に有名なお話です。

写真は、ディズニーランドにある水飲み場。

左右に2つありますが、位置が高い方が親用。
位置が低い方は子供向けの水道です。


これ、親子が水を飲むときに、
両者向き合って水を飲めるように配慮してあるのです。

つまり、親子の関係をよりよくする、
小さな工夫がディズニーランドの中でされているという事です。

ディズニーランドの強さは尋常でないリピーターの多さにあると言えますが、
こうした工夫は、やがて親に連れられてきていた小さな子が、
大人になった時にまた自分の子供を連れてくるという事に繋がります。

さすがにそこを見越して水飲み場を用意するわけでもないとは思います。

ですがコンテンツをずっと磨き続けていくと、
こういった、親子が2代とか3代とかに渡って惹きつけられる、
素晴らしい発想にいきつくとも言えます。

究極のコンテンツづくりの、ひとつの極致ですね。

コンテンツを考える時のヒントになりそうです。

2014年7月15日火曜日

SEO業界の市場は200億円から伸びない

ここ最近のSEOで大きな潮流を感じます。

その潮流とは業界の再編です。

いまSEO業界はかつてのように伸びてはいません。
推定200億円なので、まあ小さい市場ですよ。
粗利は高いけど、経常利益ベースでは飲食とか他の業界とさほど変わりませんしね。

ここ最近ようやくリンクの販売から「コンテンツ」という軸に切り替えはじめたので、
市場の伸びしろができたかなという程度です。
まだまだ小さい業界です。

そんな状況に加え、Googleのペナルティなど環境の変化に対応できず、
淘汰される企業が出てき始めたのです。

参考1:サムライファクトリー、SEO事業をジオコードに譲渡
参考2:ユニメディア、SEO事業をウィルゲートに譲渡

ちなみにここに出たのは比較的大きな会社であり、
地方のSEO業者なんてこっそり撤退しているところは少なくないですよ。

で、極めつけはこのニュース。

アイレップ、オープンコートを子会社化

これは推測ですが、人材確保の面が強いのかな?と思います。

私もSEO会社に勤務しているのですが、
人材紹介会社やヘッドハンティングの会社からの引き合いは強いのです。

これは私が優秀かどうかではなく、
業界全体が慢性的な人材不足に悩まされているためです。
市場がこれ以上伸びないため、あとは人材と売上をどれだけ奪えるかが焦点になっているためですね。

私も、SEO会社の有名どころからのお誘いはほぼ全社受けたかな?
というほどに、とにかく人が足りていない様子です。

なので、このアイレップのニュースは、
SEO運営の体制を丸ごと買ったと見るのが正しい気がしています。

2014年7月14日月曜日

昔から変わらない商売の原理原則「無料」

昨日、休日を利用してある旅行会社のツアーに参加したのですが、
個人的にはなかなか面白かったのでシェアしたいと思います。

ツアーにはよくバックエンド商品が登場しますよね。

私が参加したツアーは国内バスツアーで、
桃狩りが組み込まれていました。

1時間以内で桃を取れるだけ取ったあと、
ちょっとお高めの桃の販売がされていました。

1つ500円とか、1,000円とかの桃です。
1ケースで3,000円とか5,000円のものもありました。

凄く当たり前すぎて見逃していましたが、
ネットのプロモーションとして有名な、
「FREE」「無料オファー」モデルって、
本当にどこでも見られるんだなぁと感じましたね。

無料で何かを体験し、
その後高額なバックエンドを提案する。

ロングテールという概念を提唱したことで有名なクリス・アンダーソンの、
2009年発売の書籍『フリー』はウェブに寄った内容ではありましたが、
生活の至る所に無料は存在していて、
昨日参加したツアーは、そのことを改めて意識したツアーでした。

面白かったのは、バックエンドにあたる桃を、
思ったよりみんな買っていたことです。

アプローチの仕方としては、

1.時間内に食べきれなかった人は買っていってください
2.お土産にどうぞ

といったものでした。

別に桃に限らず、
街頭で配られるティッシュも、
不動産投資セミナーも、
全ては無料→有料バックエンドという流れになるのは当然知っています。

ですが、昨日のツアーは目の前で実際に人が3,000円とか5,000円のバックエンド(桃)を、
バンバン買っていくさまを見る事ができ、
無料って実は商売の原理原則なんだなと肌で感じました。

本件、全然SEOと関係ありませんが…
お客さんのウェブプロモーションのヒントになりそうです。

2014年7月13日日曜日

SEO業者は顧客の売上はかなりどうでもいい

SEO業界に入って一番がっかりしたことを書いてみます。


SEO会社で働いてみてわかったのですが、
どこの会社でも顧客の売上はかなりどうでもいいのです。

細かく見ればそうでない人も中にはいるでしょう。

ですが基本的にはSEOのKPIとして、
売上にはコミットしません。



忘れもしない、私が新卒時代に行われたSEO業界の大御所が集まった某SEOセミナー。

SEO業界の大物のスピーチがいくつかありました。

スピーチの内容は、
自分の顧客に対してSEOでどういう施策をしたか、
という事例の共有です。

私がとてもがっかりしたのは、その内容がいずれも、

「順位がどれだけ上がったか」

「流入数がどれだけ増えたか」

だけだったのですね。


僕が聞きたかったのは、

そのSEOは売上にどれだけ影響したのか?

CV数がどれだけ増えたのか?

SEOでなくてはいけない明確な根拠って何だったのか?


という事です。

いくらで契約したSEOかわからないけど、
ただ流入数を増やすんなら広告でもよくない?


とセミナー中ずっと思っていたのですが、
ついにそういったポイントに言及するスピーカーがいませんでした。

まじかー、
SEO業界の大御所、有名人でこんなもんかーと。

SEOをやっても売上にインパクトがなかったのか、
そもそも気にしていないのかわかりません。

でも、SEOってウェブプロモーションの一種じゃないんですかね。

売上を上げるための施策だったんじゃないのかなと。

そんな不満がぬぐえないまま、そのSEOセミナーは終了。

当時から彼らSEO業界の大御所は一流のアフィリエイターにdisられていましたが、
その理由がとてもよくわかったセミナーでした。

SEO業界のトップクラスタがこれじゃあ、
アフィリエイターからもよく見られないよなぁと。

大御所がこうなので、
まあSEO業界も全体的にこういう意識の人が多いのです。

SEO会社で仕事をしていても、
やっぱり顧客への報告は順位とか流入数だけというパターンが多いんですよ。

大手のいろんな会社のレポート内容なんかも教えて貰ったりしましたが、
まあ似たようなものです。

オーサーシップとか未来の話もいけど、
まず売上へのインパクトを気にした方がいいんじゃないのかっていつも思います。

もちろん中には売上へのインパクトを分析するようなレポートもありますが、
そういったレポートを作る人はとても少ないですね。

私は新卒の頃から色々試行錯誤して、
売上に繋げるためのSEO施策や、分析レポートを書くようにしています。

早く日本のSEO業界の意識が変わるといいなと思います。

2014年7月12日土曜日

未来のコンテンツSEOで一番やってはいけない事

これからのコンテンツSEOで、最もやってはいけない事があります。

それは、用語集の作成です。


2014年7月に入り、Googleのアンサーボックスのニュースが報じられました。

これはGoogleで「○○のやり方」と検索すると、
他のサイトから引用した文章が検索結果画面の上部に表示されるというもの。

今時点で日本対応ではありませんので、
今すぐ気にする事ではありません。
ゆくゆくは対応されるでしょう。

もし日本のGoogleに導入された場合どうなるか。

間違いなく、用語集コンテンツへのアクセス数が減ります。

どこかのサイトの用語集を見るより、
Googleの検索結果に表示される内容を見るという行動に、
ユーザーが慣れていくでしょう。

また、アンサーボックスの引用元のサイトへ、
リンクが貼られると書かれていますが、
引用元へ遷移する可能性は皆無です。

むしろ別の言葉を検索したり、
Googleのリスティング広告へ流れる事の方が多いと思います。

なぜなら、検索という行動は、答えを探すという事だからです。

答えが見つかった時点で、
引用元のサイトへの用はもうないわけです。


私が、用語集がコンテンツとしてあまり良くないと感じる理由は、
このアンサーボックスに表示されてしまうという点以外にも、
こうした「答えが見つかった時点で離脱する」というユーザーの動きが顕著だからです。

何かを買ったり登録しに来たりするわけではないのです。

もしサイトのボリュームを増やしたいけど、
何をしていいかわからないような場合は、
消去法でとりあえず用語集を作ってみてもいいかも知れません。

簡単なので。でも簡単だからこそ皆つくるんですよ。用語集を。
なのでコンテンツとしての価値は薄まりがちです。

用語集に関してはまず優先事項から外すことをおすすめします。
あなたのサイトの売上から最も遠いコンテンツです。


なお同様のことは、用語集以外にも言えます。

例えば、本日の天気や、スポーツの試合速報。
アーティストや有名人の基本情報。

これらも、たいていの場合、検索結果画面に表示されます。
何らかのサイトから引用されています。

引用されたサイトはかわいそうだな…とさえ思います。
もしかしたらGoogleの検索結果ページがバックリンクになっている可能性もありますが、
数あるコンテンツの中でたった1ページだけですからね。
狙ってできるものではないですし。

以上、用語集はコンテンツとしておすすめしませんという記事でした。

2014年7月11日金曜日

SEO会社の人は自分のサイトのSEOができません。

SEO会社の人は自分で自分のサイトのSEOができません。

なぜか?

答えは簡単で、SEO会社のSEOはたいてい分担しているからです。

1サイトのSEOをタスクで区切り、
複数の人が複数の領域でSEOに関連する作業を行います。

SEOディレクターがいて、
バックリンク媒体の制作者がいて、
バックリンク媒体のライターがいて、
バックリンク媒体のサーバー担当者がいて、
アルゴリズムのデータをずっと解析する担当がいて、
内部関連のチェック担当者がいて…

という具合です。

効率的に各々が作業を進められる体制です。


ですがその一方で、このやり方はひとつの弊害を生みます。

それが、自分の担当範囲以外の仕事がわからないというもの。

内部の分析はできても、
バックリンクの作り方やロジックがわからないとかはよくある話です。

そういう人がいざ自分でサイトを立ち上げても、
サイトはとりあえずつくれたけど、
バックリンクをどういうロジックに基づいて、
いくつつくれば良いかわからない…

という状況になります。

あとはバックリンクは専門の会社から買っている会社もあるので、
そういう会社の方も同様にバックリンクの作り方は分からないと思います。


ただし、中小規模のSEO会社なんかは一人で何役もこなしたりするので、
この限りではありません。


あと私が不思議なのは、それでも学べる環境なのに、
やろうとする人は少ないですね。

いくらSEO会社が作業分担するからといって、
バックリンクをつくる部隊がいるので、
その人達に聞けば作り方ぐらい教えてくれます。

それで自分もつくってみればいいのにな…と思う次第です。

2014年7月10日木曜日

Google+が楽しい仕様に進化中です。オーサーランクとか今は忘れよう。笑

Google+がゴーストタウンじゃなくなっていました。


Google+を使ったことがある人は、

Google+が実はTwitterのオープン性と、
Facebookのプライベート性の間ぐらいだということに気付くかと思います。

アップロードした情報は自動的にバックアップされます。

アグレッシブに情報を発信していきたい人は、
FacebookやTwitterではなく、Google+が情報を整理しやすいでしょう。

またGoogle+は「どれだけ自分のアカウントページがどれだけ見られているか」を表示してくれます。

これですね。青い〇で囲った個所に表示されています。


この表示回数、有名企業なら一日数万くらいは余裕で行きます。
まあPV数でしょうが、案外多いなと感じます。

私も自分でいくつか運営していますが、
頻繁に運営しているものだと、やはり個人でも一日に一万行くことがあります。

ユーザー層も、Twitter、Facebookとはまた違った層がいると感じます。
なんというか…情報量の多いTwitterなんですよね。

だから情報量をバシバシ出していきたい人は、
TwitterよりFacebookよりこちらで自分の露出を増やしていっているように見られます。

Twitterはオープンに見えて案外クローズドなクラスタ内のコミュニケーションを取る感があります。
Facebookはそれがさらに強まった感じ。

またTwitterは情報の少ない投稿がメインになるため、
気軽に一投稿辺りの労力も小さく利用できます。
ソフトに長々と続けたい人にははまるSNSです。

一方Google+は一投稿辺りに情報量をかなり乗せられるので、
まあ疲れるっちゃ疲れます。笑

Facebookは一投稿辺りの労力はさらに大きいので、
全体重をかけたフルスイングの一撃を打ちたいような人向けですね。
情報をどんどん発信してシェアしたい人には最適でしょう。

オーサーシップとかオーサーランクとかでSEO業界は一時期湧いてましたが、
Google+の魅力はそこじゃないのではないかなと。

SEO業界の重鎮達にはGoogle+のこうした魅力をもっと伝えて欲しいです。

まあかなりまとまりがありませんが、
Google+、情報発信ツールとして他にない設計ですので、なかなかにおすすめです。

2014年7月9日水曜日

SEOライティング基礎を解説した保存版記事のご紹介

SEOライティングに関する優良な記事をご紹介します。


「クレジットカードの読みもの」さんの2014年7月8日の記事なんですが、
ウェブライティングについての色んなサイトの記事まとめです。

文章力が劇的にアップする記事まとめ!執筆の基礎知識から、SEO対策を考慮したウェブライティングの手法まで多数紹介します。

ここに出ている各記事おすすめです。

で、その中にひとつだけ、SEOライティングに関する記事があります。

それがこちら。

WEBライティングとは

まあSEO会社に勤める自分から見ると、
正確なSEOかと言われると「?」となる個所もなくはないですし、
ちょっと古くなってしまってる個所も見られます。

ですが全体的によくまとまっていて、良い記事だと思います。
大事なのは、こうしてSEOを意識したライティングをやってみる事ですから。
SEOの細かい部分を気にするより、良い記事が書ければまずはそれでいいのではと思いますし。



…ただ、一つだけ訂正した方が良いかなという箇所があります。
それがこの部分。


「2−3.極端に長いタイトルをつけない(32文字以内)」



このタイトルの文字数ですが、今は25文字以内が望ましいです。
検索結果に表示される文字数が変更されたからです。

この記事が2014年3月3日にアップされていますが、
検索結果画面の仕様変更が3月半ばごろだったので、
入れ違いだったみたいですね。

ただしあくまでこのタイトルの文字数は表示される制限なので、
25文字以上であろうと問題ありません。
25文字~30文字くらいを超えると、それ以上は検索結果画面に表示されなくなります。

CTRに多少影響すると思われるため、
この点だけは気を付けて頂ければと思います。

2014年7月8日火曜日

アメリカ人の最先端SEOは意外なところからスタートする

やっぱり世界は広いなあ…と思いました。


日本のSEOって、

まずビッグワードとか、
検索数の大きいワードを優先的に選んで、
外部リンク貼りましょう!

というものがほとんどです。

この10年、あまり変わっていないのです。


これは別に否定しません。

未だに外部リンクが最も効果的だからです。

そして、外部リンクはやり方によっては安全に運用できますし。


でも、そんな日本の慣習に浸っているとですね、、

外国人とテレフォンカンファレンスとかで打ち合わせしたりした時に、

考え方の違いにカルチャーショックを受ける事が少なくありません。


特にアメリカ人のSEOは、完全にコンテンツオリエンテッドです。

彼らは外部リンクも否定はしないのですが、

それ以上にまず何よりもコンテンツから考えよう、といつも言っています。

ちなみにヨーロッパはまだ外部リンクネットワークを重視する人もいます。

フランスとかイタリアとかですね。



さて話を戻します。

アメリカ人のSEOの手順で、

おおむねどこの会社の人にも共通している考え方が、こんな感じです。


本来得られるはずの利益を、得られているか徹底調査する


どういうことかと言うと、


  • タイトルに重要なキーワードを入れていないとか、
  • サイト名を検索した時に必ず1位に表示されているのかとか、
  • 会社概要のページには会社の概要を知りたい人を呼び込めているかとか、


そういう事です。


まずここを徹底的に調べて調べて調べつくして、

OKだと踏んだら、次に行くのです。


私は最初この考え方に疑問を抱いておりましたが、

まあ調べてみると意外にちゃんとできていないんですよね。

なぜなら、そのぐらい当たり前にできているはずと思っているので、日々気にしていないのです。


例えば、カフェのサイトを運営しているとします。

「店名+梅田」だと、梅田の店舗のページが1位にいて当たり前なはずですよね。


ですが、実際検索してみると、、2位になってしまっている…

なんて事が少なくないのです。


じゃあこの場合の1位は何かというと、

以前取材を受けたカフェの梅田店のインタビュー記事が1位に来ていたりといった具合です。

他社のサイトに掲載されているインタビュー記事ですので、

大いにもったいない話なのです。



アメリカ人は、こんな機会損失がある事を見越して、

SEOを開始するとまずはこういった点を徹底的に洗い出す人が多かったのです。


それ以来、私もまず得られる利益を享受できているか?と必ず確認するようにしています。

2014年7月7日月曜日

信頼、信頼、信頼…コンテンツSEOはとにかく信頼構築。

今日は眠たいので結論ファーストでいってみます。

コンテンツSEOは信頼が重要です。

信頼と一口に言ってもいろんなタイプがあります。

品質の良さが信頼につながる場合もありますし。

何年間も毎日更新し続ける事で得られる信頼というのもあります。

主に訪問者との信頼を築けるのは、

質より更新頻度ですね。



もちろん質も更新頻度もどちらもコンテンツSEOには大事です。

大事ですが、質にこだわりまくって更新頻度が3か月に1回とかいうサイトには、

まあ人はやってきません。

そしてSEOでも評価されません。

あと、更新頻度が多いサイトと比較して、

リピーターが圧倒的に少ないのです。

毎日更新をしているサイトは、訪問者もそれを見越して、

毎日訪問しにきたりします。

これ、やってみるとわかりますが、

内容がうっすい日記ばかり書いていても、

下手すると一日に何度ものぞきに来る人が出てくるほどなのです。



ですので基本的にコーポレートサイトであっても、

毎日何かしらを更新して頂きたいです。

まあコーポレートサイトの場合は、ほぼほぼコラムとか日記になるかと思います。

例えば店舗を複数持つような業種なら、

どこかの店舗にブログ記事を書いて送って貰い、更新すればそれでOKです。



それが厳しいなら社長や広報などが毎日記事をアップすればOKです。

内容を考えるのが難しいとか、

ニッチなBtoB事業をやっている会社さんなんかは、日記でもいいです。

内容も薄くて良いです。

たまに専門的な記事を破産で上げればいいと思います。



この「毎日更新」が、顧客やその見込み客にとって、

大きな信頼となるのです。

繰り返しますが、この信頼は、質より大事です。

なぜかと言うと、信頼はそう簡単に作れないからです。

質はお金を出したり、努力したりで向上できますから。

でも信頼は簡単につくれません。

長い事かけて訪問者の心に刻んでいく(=brand)ことで培われるからです。



もちろん更新頻度を高める以外にも、

信頼の獲得方法はたくさんありますよ。

例えばリッツカールトンみたいにフロントが半年前の顧客を覚えているとか、

そういった信頼の獲得方法もあります。

ですが、更新頻度を高める方法が一番確実に信頼を得られます。

リッツカールトンのおもてなしは、

マネしようとしてもそう簡単にいかないですからね…


というわけで、まずは1年間、サイト内のコンテンツを更新し続けてみる事をお勧めします。

2014年7月6日日曜日

意図的に「当てる」コンテンツSEOの方法

実は、「当たる」コンテンツSEOのやり方が存在します。

コンテンツSEOを行う上での情報収集の方法です。


それは、顧客の言葉遣いをできるだけ詳しく知るということ。

あなたのサイトのターゲットはどんな人でしょうか?

10代、20代、30代、、、

どんな趣味を持ち、

年収はいくらで、

職業は何なのか?

商売をやっている人なら必ずこの点は抑えていると思います。

ターゲットとしている顧客の層が、

よく使うことば=キーワードを知り、

あなたのサイトのコンテンツに散りばめるのです。



顧客の言葉遣いを簡単に知る方法


それは、かれらの好きなコンテンツを知る事です。

顧客がよく見るテレビ番組は?

よく聴く音楽のジャンルは?アーティストは?

雑誌は?

ラジオは?

あなたのサイトにもコンテンツを置くのですから、

あなたの顧客に向けた言葉が見つかりやすいのです。


ただし、それらのコンテンツはなるべくウェブ以外が望ましいです。

なぜなら、ウェブよりもっと言葉を拾いやすいから。

結構ね、ウェブに慣れてる人に多いのですが、

テレビとかラジオとか雑誌をチェックしない人って多いのですよ。

でもそれらのコンテンツって、ウェブにはないキーワードがたくさんあるのですよ。

むしろ、リアルなコミュニケーションに近い言葉遣いを見られるのは、

テレビやラジオや雑誌なのです。

20代向けの保湿クリームを売っているなら、

20代向け保湿クリームのTVCMや、

そういった商材が広告を出している雑誌などをチェックし、

キーワードを拾うのです。

そこに、彼ら彼女らのよく使う言葉遣いがちりばめられています。


顧客がどんなコンテンツを見るのか分からなければ、アンケートを取ってください

あるいは、顧客と仲良くなってLINEやFacebookなどでコミュニケーションをとってみてください。

直接言葉を交わすことで見えてきます。


あと、ウェブではないコンテンツが良いといいましたが、

唯一ウェブでターゲット層のリアルな言葉遣いを知る方法があります。

掲示板です。

今の時代、掲示板と言っても2ちゃんねるだけでなく、

例えば女性向けならガールズトークやガールズBBSなどもあります。

またはYahoo!知恵袋などのQ&Aサイトも近しいですね。

こういった所で拾ったキーワードは、惜しみなくあなたのコンテンツに反映させてください。

どこも情報収集なんてウェブだけでしかやらないので、

こうした情報収集の方法一つで結果が大きく変わります。

ぜひチェックしてみてください。






2014年7月5日土曜日

めっちゃSEOに効くコンテンツの書き方まとめ

全くできていないサイトがとても多いのですが…

コンテンツSEOの基礎中の基礎を書きに並べてみました。


他のサイトにないコンテンツを書く

ワールドカップのサイトを立ち上げて、
他のニュースサイトとか個人のサイトに書いてあるような記事ではだめ。
独自の視点で、たとえば取材を入れてみたり、
その選手の過去を調べて載せてみる事も試してみる価値はあります。


キーワードは幅広く入れておく

キーワードを徹底して意識し網羅する事は今でも超がつく重要事項です。
ワールドカップのサイトをつくるなら、
選手名やチーム名、国名以外にも、
サッカーの技術(ヘディング、トラップなど)も重要だし、
審判、解説者の名前なども書くべきです。

どんなキーワードで流入してくるかわかりませんし、
キーワード別に訪問者の動きを見ていく必要があります。


コンテンツの良しあしは滞在時間とリピート率で図る

まず間違いなく言えるのは、滞在時間が短く、直帰率の高いページは、
キーワード選定を誤っています。
その流入キーワードの意図により合致した内容に書き換えるべきです。

また、滞在時間が短く、CVRの高いキーワードが最も理想です。
そうしたキーワードは他のページでも使っていくべきです。
ついでにそのキーワードで別のサイトを丸ごと一つつくって、
検索結果を占有する事ができると最強です。笑


以上、コンテンツSEOの基本的な考え方を書いてみました。

SSL検索のせいでキーワードが取得できない状況がありますが、
とにかくページ別に流入キーワードを細かく見ていく必要があります。

どんなキーワードで訪問者がどんな動きをするか?
そこを徹底的に検証しテストするPDCAをつくっていく。
これがコンテンツSEOの基礎です。

特にSEO先進国アメリカではこの「ページ別にキーワードを見る」が、基礎中の基礎です。

まだこの考え方をSEO運用に取り入れていなければ、
ぜひお試しください。

2014年7月4日金曜日

有料コンテンツはもう駄目だね。

コンテンツマーケターには、非常に厳しい話になります。

コンテンツ産業は今や、先行き不透明です。

音楽、映画、出版…どれも売上は軒並み下がっています。

そしてつい先日、ギャル雑誌のBLENDAが休刊を発表しました。

今年に入り、egg、小悪魔agehaに続いて3誌目です。

コンテンツ産業は本当に苦しいんだな…と思います。

彼らに未来はあるのでしょうか?

この記事の中で、コンテンツの今後を占うコメントがありました。

以下で引用してみます。

一方で、以前ギャルとして活動していた、女優でタレントの“てんちむ”こと橋本甜歌が、尾崎に対して「もっと言ってしまえばTwitterやインスタで充分だったりして。それでブログも前より見なくなる人が多そうな」と現状にコメント。すると尾崎は「それわかる。発信してても感じてるよね。笑 それぞれの必要性は、雑誌も含め長所としてきっとまだあるんだけどねぇ、今は手軽さ、無料に勝る長所が中々無いね」と自身の考えを発信しあった。


いや、ほんとそれ。

コンテンツは無料で享受する事が当たり前の世の中になってきています。

そして、このコメントにあらわされているように、
無料であってももはや受け取って貰えないという傾向は出てきていると感じます。

なぜか?

単純に無料のものが増えすぎて人々がさばききれないからですよね。

無料の先には有料が待っている事もあります。

そう簡単に無料だからと言って、飛びつかなくなってくるのも、

あながち理解できない事はないなと感じます。


有料コンテンツが売れなくなって、
無料コンテンツが飽和して…

その先にあるのは、体験とコミュニティです。

例えば音楽コンテンツは全てフリーダウンロードになり、
その先の有料ライブが課金モデルになると考えております。

ファッション雑誌の例で言えば、
雑誌はウェブで無料開放し、
その先のファションショー体験や、
展示会イベントへの参加をバックエンドコンテンツにするなどです。
更にその時の様子を写真やDVDなどで販売するといった具合です。


また、コミュニティもコンテンツとして十分成立します。
詳細はまた別の記事で書きますが、
どこまで行っても、人は群れたい生き物なのです。

オンラインではなくオフラインに人を集め、
強固なコミュニティをつくれば、
そこに参加したい人がさらに集まってくる。
そこでイベントを打ち出すことも立派なコンテンツになります。


というわけで、
コンテンツのあり方も今後緩やかに変わってくるでしょうね。



2014年7月3日木曜日

SEO進出国、東南アジアに集中してます。

今回の記事は日本人にはさびしい話かもしれません。

SEO業界でも、国際化が着実に進んでいるなぁと感じます。

私はSEOの会社で働いておりますが、
外資系のお客様や、海外進出するお客様のSEOのお手伝いをする事が多くなりました。

アメリカやイギリスの会社が日本に進出して来たり、
日本から海外へ進出するケースが多いんですよ。

日本から進出する先は、圧倒的に東南アジアが多いですね。

シンガポール、インドネシア、フィリピン、タイ、ミャンマー、マレーシアなどなど。

東南アジアの次に多いのが、中東です。

中東はUAEや、あと中東なのかアジアなのかわかりませんがトルコが多いです。

時代の風が確実にアジアに向かっている事を感じつつ、
その次に中東が来ていることも何となく感じております。

参考:世界のGDPランキング
Wikipedia英語版
※なんとなく世界銀行の数値を取り上げてみます

シンガポール…36位
インドネシア…16位
フィリピン…39位
タイ…29位
マレーシア…35位
UAE…30位
トルコ…17位

こうしてみると、GDP30位台の国が多いです。
こういうなにがしかの傾向が見えると面白いですね。

そうすると、イスラエル(37位)なんかも案件が増えてきたりするのかな…
何気にスパイ大国、IT大国ですしね。
情報産業には興味がある国のような印象があります。
(あくまで全然詳しくない人間の感想ですが)

そしてなぜ南米の案件が一つもないのか、そこも気になります。

2014年7月2日水曜日

最も短期で回収できるコンテンツ施策

コンテンツSEOは非常に長い事かかります。

冗談抜きに半年とか1年とかザラです。

そんなウェブプロモーションの計画を立てても、
社内稟議が通らない事の方が多いでしょう。

今日び、ウェブプロモーションのROIまたはCPAは、
もはや月次なのです。

今月いくらかけて、いくら回収できたのか。

月ごとの結果の出し方を求められるウェブ担当者も少なくないでしょう。

アフィリエイターなんて確実に月次でCPA見ますよね。


じゃあコンテンツSEOは短期で結果出せないの?
という事になりますが、実はできます。


その手法が、無料コンテンツ+広告投下です。


無料コンテンツというのは、
業態によって何がベストかは変わりますが、
基本的にはお客さんの欲しがるものが良いです。


例えば不動産なら、
「損をしない家の選び方」などのハウツーものをPDFで配布する。

化粧品ならサンプルのプレゼント。

飲食ならクーポンのプレゼント。

士業ならセミナー動画プレゼント。…などです。

なるべくなら原価のかからないものの方が良いです。

これとても高価があるんですが、
面倒だからか、まだまだやっていない所は多いんですよ。


そしてここからが需要です。

この時そのまま販売とか来店につなげるのではなく、
メールアドレスを取ってください。
顧客リストを構築するためです。

顧客リストは自動的にサイトに訪れた人から取るのもいいですが、
無料コンテンツを餌にして、
広告を使ったり、お金を払って著名人に紹介して貰った方が早いですよ。

ここで得た顧客リストに対して、
新商品やセールスのメールを流してください。
これで1サイクル完了です。

可能な限り広告を使ってこのサイクルを回した方が、
早く収益化できます。
早ければ1か月以内に広告費以上の売りが立つことも珍しくないです。


既にコスメ業界なんかはこの仕組みを導入するところが多いですね。

アフィリエイターにサンプル請求のタグを貼って貰うとか、
芸能人にブログに書いて貰ったり。
後者はステマとか言われてますが。

というわけで、無料コンテンツ+広告で早期回収が容易になりますので、
ぜひ試してみてください。

2014年7月1日火曜日

ワールドカップ日本代表の炎上の裏に恩恵あり

ワールドカップ日本代表が敗退したため、大いに叩かれていますね。

私は日本代表の勝敗がどうなるかより、
世界のすごいプレーヤーのすごいプレーが
めちゃめちゃ楽しくてみています。

ただ、やはり熱心に応援してる人達は
日本代表が早々に負けてしまって納得いかないでしょう。

それから大手広告代理店やメディアやメーカー、飲食等々、
日本代表選手が活躍すると利益になる人々もいて、
まあ色んな思惑があって応援する人達もいたと思います。笑

私が思うのは、
日本代表が負けたからと言って、
叩くのはダメだという意見がありますが、
それも含めての契約金が支払われているので、
別にいいんじゃないかと思うのです。

そもそもそこまでひどい事を言われるという事は、
裏を返せば、尋常でないほど多くの人が注目しているのですよ。

なので多くの恩恵も同時に受けているはずなのです。

もし彼らが全く叩かれないのなら、
今回のワールドカップの日本代表には誰も興味がないという事です。
長期的に見て収益的にもさびしいものになるのではないでしょうか。

私も仕事でSEOとかウェブ広告と併せてバイラルを仕掛ける事がありますが、
目立てば目立つほどやはりクライアントは叩かれます。笑

でも、同時に多くの収益とか、
クライアントに対して提携のオファーが舞い込むとか、
ファンが増えるとか、ソーシャルのフォロワーが100倍になるとか、
メルマガの登録者数が何十倍になるとか、
恩恵の方が圧倒的に大きいと感じます。

最近だと、うちのクライアントではないですが、
Gunosyなんかは何度も炎上していて、
その分ユーザーは増えていっていると思います。

古くはサイバーエージェントなんかもそうですね。
アメーバブログが駆け出しの頃、
めちゃめちゃ叩かれていましたけど、
ユーザー数は飛躍的に伸びていたからなんですよね。
うろ覚えだけど2004年とか2005年とかかな。

と言うわけで、
炎上の裏には恩恵が控えてるのです。