秒速で営業電話がかかってきます。
引越業者一社一社で見積もりなんてやってられない…
そう思って一括見積に申し込む人は多いと思います。
数か月前ですが、引越業者の一括見積サービスに申し込んだ事がありました。
各社の営業手法がなかなか面白かったのでシェアしてみます。
本当に、5秒以内に営業電話がかかってきますよ。
これ、マジですからね。
本当に5秒以内です。
嘘だと思うならやってみていただきたいです。
私が申し込んだのは10社だか8社ぐらいを一括見積するサイトでしたが、
一番最初の着信が見積もりボタンを押して5秒後。
そして一番最初の業者と話している間にも、
どんどん着信が増えて行きます。
ハンパねー。
そして、一番最後の業者が20分後でした。
申込みボタンをクリックして20分以内に、全ての業者が荷電してきたことになります。
これはさすがに予想していませんでした。
いかに引越見積もりがファーストコンタクトが成約しやすいかをよく表していますね。
そして、その一番最初に話した業者ですが、
めちゃくちゃ営業トークがうまいんです。
例えばこんな感じです。
業者「おおきさん、引越の相場はご存じですか?」
私「実は相場をよくわかってないんです」
業者「道交法によると、どんな引越業者も料金は同じにしないといけないんですよ」
私「そうなんですね。じゃあどの業者にお願いしても金額は変わらないという事ですか?」
業者「そうです。だからサービスで差別化するしかないのです。」
業者「我々は、早割という事で、今この場で申し込んでくれたら○○円お値引致します」
この会話がいかに営業手法として凄いか、解説してみます。
・業者「おおきさんのご予算は、いくらぐらいですか?」
→まず、私の引っ越し相場リテラシーを測っています。
私が相場観がないとわかると…
・業者「道交法によると、どんな引越業者も料金は同じにしないといけないんですよ」
→当然、こんな事言われたら他の業者も同じくらいの金額だと思いますよね?
・業者「我々は、早割という事で、今この場で申し込んでくれたら○○円お値引して9万円にさせていただきます」
→他の業者の見積を見る前に即決してくれとの事でした。
なおこの後、一括見積した他の全ての企業の話を聞くと、
相場は4万円でした。
相場4万に対してこの会社の提案だけ、9万円。相場の2倍以上じゃん!
粗利2倍以上オンですね。
そして「一度他の業者の話も聞いておこう」と思ってお断りしようとすると、
「上司に代わるのでそのまま待っててくださいね!」と、離してくれないのです(笑)
凄い食いつきです。
結局この業者には丁重にお断りをしたのですが、
それから1週間ほど、見積もりをした他の各社から営業の電話が毎日毎日ずっとかかってきました。
中にはステップメール風な連絡を送ってくる業者もいました。
一括見積を申し込んで何日か後に、
「正直に事実を伝えます。」
という件名でメールが届いた時には感心してしまいました(笑)
このメールの反応率何パーセントだろう?
ちなみにそのメールの最後には、
「この自動配信メールを停止するには以下のURLにアクセスして下さい」
と配信停止用のURLまで記載してありました。
もしかしたら情報起業家の方が立ち上げたサービスなのかも知れません。
あるいは情報起業家にコンサルを受けた会社なのかもですね。
関係ないけど、私は2014年の3月にアフィリエイトを始めましたが、
最初は引越の一括見積プログラムを選びました。
それでアフィリエイトを開始した3月に、
いきなり1万円ぐらいの確定が出た事があります。
これだけ決まりやすかったのはもちろん理由があります。
まず引越の一括見積もりってすぐに完了します。
無料の資料請求やサンプル請求みたいなものなので、
ただでさえアクセスを流せれば決まりやすいのです。
それに加えてこの各社の営業攻勢があれば、なおさら成約率は高いと思います。
アフィリエイトの単価は1件成約で500円とか安かったし、
繁忙期の3月が終われば1件300円とかに報酬がダウンしたので即撤退しました(笑)
ちなみに、この引越一括見積では、
結局適当にとった営業電話で、感じの良かった方がいたので、
そこにさせていただきました。
正直、各社のサービスも値段も大差ないので、
私のように、たまたま電話を取った事が契約に直結するケースは少なくないのではと思います。