SEO業界の市場は200億円から伸びない|SEOと広告とインターネッツ      

2014年7月15日火曜日

SEO業界の市場は200億円から伸びない

ここ最近のSEOで大きな潮流を感じます。

その潮流とは業界の再編です。

いまSEO業界はかつてのように伸びてはいません。
推定200億円なので、まあ小さい市場ですよ。
粗利は高いけど、経常利益ベースでは飲食とか他の業界とさほど変わりませんしね。

ここ最近ようやくリンクの販売から「コンテンツ」という軸に切り替えはじめたので、
市場の伸びしろができたかなという程度です。
まだまだ小さい業界です。

そんな状況に加え、Googleのペナルティなど環境の変化に対応できず、
淘汰される企業が出てき始めたのです。

参考1:サムライファクトリー、SEO事業をジオコードに譲渡
参考2:ユニメディア、SEO事業をウィルゲートに譲渡

ちなみにここに出たのは比較的大きな会社であり、
地方のSEO業者なんてこっそり撤退しているところは少なくないですよ。

で、極めつけはこのニュース。

アイレップ、オープンコートを子会社化

これは推測ですが、人材確保の面が強いのかな?と思います。

私もSEO会社に勤務しているのですが、
人材紹介会社やヘッドハンティングの会社からの引き合いは強いのです。

これは私が優秀かどうかではなく、
業界全体が慢性的な人材不足に悩まされているためです。
市場がこれ以上伸びないため、あとは人材と売上をどれだけ奪えるかが焦点になっているためですね。

私も、SEO会社の有名どころからのお誘いはほぼ全社受けたかな?
というほどに、とにかく人が足りていない様子です。

なので、このアイレップのニュースは、
SEO運営の体制を丸ごと買ったと見るのが正しい気がしています。