SEO業者は顧客の売上はかなりどうでもいい|SEOと広告とインターネッツ      

2014年7月13日日曜日

SEO業者は顧客の売上はかなりどうでもいい

SEO業界に入って一番がっかりしたことを書いてみます。


SEO会社で働いてみてわかったのですが、
どこの会社でも顧客の売上はかなりどうでもいいのです。

細かく見ればそうでない人も中にはいるでしょう。

ですが基本的にはSEOのKPIとして、
売上にはコミットしません。



忘れもしない、私が新卒時代に行われたSEO業界の大御所が集まった某SEOセミナー。

SEO業界の大物のスピーチがいくつかありました。

スピーチの内容は、
自分の顧客に対してSEOでどういう施策をしたか、
という事例の共有です。

私がとてもがっかりしたのは、その内容がいずれも、

「順位がどれだけ上がったか」

「流入数がどれだけ増えたか」

だけだったのですね。


僕が聞きたかったのは、

そのSEOは売上にどれだけ影響したのか?

CV数がどれだけ増えたのか?

SEOでなくてはいけない明確な根拠って何だったのか?


という事です。

いくらで契約したSEOかわからないけど、
ただ流入数を増やすんなら広告でもよくない?


とセミナー中ずっと思っていたのですが、
ついにそういったポイントに言及するスピーカーがいませんでした。

まじかー、
SEO業界の大御所、有名人でこんなもんかーと。

SEOをやっても売上にインパクトがなかったのか、
そもそも気にしていないのかわかりません。

でも、SEOってウェブプロモーションの一種じゃないんですかね。

売上を上げるための施策だったんじゃないのかなと。

そんな不満がぬぐえないまま、そのSEOセミナーは終了。

当時から彼らSEO業界の大御所は一流のアフィリエイターにdisられていましたが、
その理由がとてもよくわかったセミナーでした。

SEO業界のトップクラスタがこれじゃあ、
アフィリエイターからもよく見られないよなぁと。

大御所がこうなので、
まあSEO業界も全体的にこういう意識の人が多いのです。

SEO会社で仕事をしていても、
やっぱり顧客への報告は順位とか流入数だけというパターンが多いんですよ。

大手のいろんな会社のレポート内容なんかも教えて貰ったりしましたが、
まあ似たようなものです。

オーサーシップとか未来の話もいけど、
まず売上へのインパクトを気にした方がいいんじゃないのかっていつも思います。

もちろん中には売上へのインパクトを分析するようなレポートもありますが、
そういったレポートを作る人はとても少ないですね。

私は新卒の頃から色々試行錯誤して、
売上に繋げるためのSEO施策や、分析レポートを書くようにしています。

早く日本のSEO業界の意識が変わるといいなと思います。