コンテンツSEOの提案を受けた知人|SEOと広告とインターネッツ      

2014年9月9日火曜日

コンテンツSEOの提案を受けた知人

先日、知人のサイトのSEO相談に乗ったのですが、
あるSEO会社からコンテンツSEOの提案を受けていると聞きました。

曰く、

「これからのSEOはコンテンツSEOです。
そのためにはなんでもいいのでページをたくさん増やしてください。
そのためのライティングを請け負います」

というものだったそうです。

ほとんどのSEO会社の状況が決して芳しく無い事は常々伺っており、
アグレッシブな営業を行う事自体は一切否定しないものの、
かなり杜撰な提案だと感じました。

コンテンツSEOとはユーザーを惹きつけるコンテンツをフックにナチュラルな被リンクを集め、
検索順位を高めましょうというものですが、
この定義に従うならばコンテンツ内容がなんでもいいわけではないと。

さらに言えばコンテンツSEOはある種のリンクベイト的な効果を目標としている事も多く、
必ずしも商売の本質ではないと思います。

個人的な意見として、従来のSEOからコンテンツSEOに踏み切るのなら、
コンテンツマーケティングまで広げてしまった方がいいんじゃないでしょうかね。

コンテンツマーケティングに求められるのは、
あくまできちんと定義した見込み客未満に対し、
彼らの役に立つ情報を提供し、リレーションを継続的に築き、
育成する事を行うマーケティング手法です。

ただでさえコンテンツをつくるのって難儀しますし、
リンクを集めるためだけにコンテンツをつくるより、
もっと見込み客の育成を行うエコシステムを形成してしまう方が、
長期的な視点で言うと効率的な気がします。

さらに、コンテンツSEOってそもそもgoogleありきですからね。
仮に将来ソーシャルとか別のプラットフォームでユーザーが検索をするようになった場合、
リンクベイト目的のコンテンツを量産してあっても無駄になりそうなんですよね。

という事を色々と思ったりもしたので、先の知人に対して僕からは、
コンテンツSEOあるいはコンテンツマーケティングを行うのなら、
訪問者に対し自社の情報を出すのはNG、
訪問者が喜ぶ情報だけを無償で提供してください、
〇〇するための3つのポイント的な簡単な情報で良いです、
すぐに結果に結びつかなくても焦らないで一年は続けてください、
そのように伝えました。