SEO会社のコンテンツSEOってどうなのよ|SEOと広告とインターネッツ      

2014年6月26日木曜日

SEO会社のコンテンツSEOってどうなのよ

普段SEO会社にいるのですが、
最近コンテンツSEOの与件が少しずつ増えています。

コンテンツマーケティングやコンテンツSEOは、
新たな市場になりつつあると感じます。

でも課題があって、
SEO会社はコンテンツをつくるプロではないのです。
だから今はどこの会社も手探り状態。

しかもコンテンツをつくったはいいが、
効果測定どうするの?という問題もあります。

ここが私は非常に不満です。

被リンクが何本ついたか、
順位がどれだけ上昇したか。
これらをコンテンツSEOのKPIとする事が多いのです。

一見、SEO会社らしい効果測定の仕方です。
でもこれ、あまり意味が無いだろうと強く思うわけです。

なぜかというと、コンテンツSEOは長期的かつ継続的な施策なのですね。
単発でちょっとリッチなコンテンツをつくって、
たった3か月とかの被リンク数を調べたところで、
それはコンテンツSEOの本質ではありません。

あくまで半年とか1年のスパンで、
コンテンツを継続的に投下し、
訪問者から面白いと思ってもらう。

役立つコンテンツだと思ってもらう。

誰かにシェアしたいと思ってもらう。

訪問者の心に、そのコンテンツではなく、
そのコンテンツを提供しているサイト名や会社名を売らないといけないのです。

その結果、被リンクがつくことで、
検索順位が上昇するのがコンテンツSEOです。

なので、単発記事を上げても意味が無いし、
3か月間の被リンクとか順位を見ても意味がないのです。

実際既にこの効果測定を用いた施策では、
あまり被リンク増えなかったねとか、
そんなに順位が上がらなかったとか、
それで終わるケースがほとんどです。

あくまでコンテンツ一つが直接何かを生み出す訳ではありません。

もし効果測定をやるなら、
流入キーワードの変化や、
被リンクのアンカーテキスト、
はてブやツイッター、Facebookのシェアのコメントなども含めて、
総合的に長期的に見ていく必要があります。


まあ、そういいつつも、
そんな1年とかの施策を提案したところで、
お客さんも気が進まないケースが多いのですけどね。