SEOは常に疑え。SEOが必ずしも正解と思ってはダメ|SEOと広告とインターネッツ      

2014年6月2日月曜日

SEOは常に疑え。SEOが必ずしも正解と思ってはダメ

SEO業界の者としてすごく矛盾したような事を言いますが、
SEO「だけ」を信じないでください

SEOだけが必ずしも正解ではありません。

サイトの性質やターゲットによって、選ぶべき集客方法が異なります。

よくSEO業者が「SEOはウェブ戦略上、非常に重要だから必ず実施すべき」といった趣旨の発言をします。

これはSEO業者としてのポジショントークの場合もあるでしょうが、
多くは心底SEOの重要性を信じきっている人もいるでしょう。

ですが、SEOなんてあくまでウェブで集客するための1ツールに過ぎないのです。

「SEOは必ず実施すべき」と言い切ってしまう人は、
SEOしか知らない場合が多いのです。

逆にSEOもしっかり研究、実践してきているけど、
リスティングやリタゲ、バナー広告もめちゃくちゃやり込んでいて、
さらにLPOでABテストを鬼のように試してきた…という人ではなく、
あくまで自らのSEOの知識の範囲だけで考え発言している事が多いのです。



SEOが正解でないのはこんな場合

例えばたまにあるのが、SEOを全く考慮しないでつくってしまったサイトが1つあり、
それが唯一のウェブサイトだったとします。

SEOのために内部改善を実施できれば良いのですが、
次のようなケースに発展する場合があります。

  • 担当者が一人で工数を割けない
  • タイトル一つ修正を行うために社内稟議がいくつも必要
  • 運用代行を別会社に依頼しており、内部修正の場合は別途料金を請求される

こういった事情でSEOのための内部修正やコンテンツ追加といった施策に踏み切れない会社をとても多く見てきました。

この場合、SEOではなく広告に出稿するという選択肢の方が、
より簡単に利益に繋がります。
あとアフィリエイトでもいいですね。

私はSEO会社の人間なので一応SEOの提案をしますが、
どうにもお客さんの事情で無理そうな場合、
すぐにSEO以外の広告を試すことを勧めます。



SEO先進国アメリカではSEO担当者のスキルは幅広い

以下参考までに。

アメリカでは何歩か進んでいて、
まずSEOコンサルタントに依頼するより、インハウスSEO担当者が多い場合があります。

またSEOコンサルタントに依頼する場合、
SEOコンサルタントがクライアントの会社に常駐しSEOのディレクションを自ら行ったり、
経営会議にSEOコンサルタントが出席しプレゼンしたりしています。

またSEOコンサルタントやインハウスSEO担当者は、
ウェブ広告全般の運用知識、スキルが求められたり、
コンテンツ制作もSEO観点でできる人が重宝されたりしています。
(非常に大変なのでその分年収が1000万オーバーする人も珍しくないのですが)

以上です。

ちょっと話がそれましたが、
SEO以外の施策も含めて何が最適化しっかり検討してください。