なぜなら、正解がないからです。
SEOはある程度、判明している原理原則が存在します。
そのロジックに沿ってマークアップをしていけばSEOは完成します。
一方コンテンツSEOはその一段上の難易度にあります。
これが正解というものがありません。しかし…
コンテンツを作る時、SEOは意識しない方が良い
コンテンツSEOを行う時、一つだけはっきりしている事があります。それは、コンテンツを作成する時、
最初からSEOを意識しない方が良いという事です。
本来コンテンツSEOというのは、
「面白いコンテンツをつくってみたらバズって、それから自然検索経由の流入も増えた」
という、結果論である事が多いのかなと思っています。そこで。
SEOを意識してコンテンツをつくるとどうなるか?
いくつかよくある例を挙げてみます。キーワードありきで内容を考えてしまう
まずキーワードを意識してしまいます。どうしても検索回数の大きいキーワードをちりばめないと不安になってしまいます。
テキストを優先してしまう
次に、テキストベースのコンテンツになりがちです。「SEOは画像や動画、JavaScriptを多用してつくるよりテキストが有利だ」みたいな考え方が未だにあります。
まあ、確かにテキストが多い方がSEOに有利なのは場合によっては正しいですからね。
不要なリンクを設置してしまう
さらに、SEOを意識してそのコンテンツページから、特定のページにリンクを設置しようとしたりしてしまいます。
短期で効果を結論付けてしまう
コンテンツなんてものは、それ1ページだけの効果を1、2か月で測ろうとすると無理があります。良いコンテンツは2年とか3年とかに渡って流入があるものです。
SEOの仕事をしていると、長ければ10年に渡ってずっと訪問が途絶えないコンテンツもいくつか見てきました。
ただこれは企業のウェブサイトだと難しいですけどね。
自サイトへの流入だけで効果を結論付けてしまう
上の例と同様に、コンテンツの効果は検索上の競合の状況やシーズナリティ(季節性)などにも左右されます。にも関わらず自サイトの流入を見ただけで、そのページの正否を結論付けてしまう。
被リンクがいくつついたかで評価してしまう
上2つの例と似ていますが、効果測定をするために被リンクを重視してしまう例です。良いコンテンツは別に被リンクが少なくても、
例えばTwitterから爆発的な集客を行うこともあります。
それがFacebookやNaverまとめという事もあります。
また、特に被リンクがつかなかった、ソーシャルでもバズらなかった、まとめもされなかった。
こういったコンテンツでも、1年後にたまたま注目されて急に被リンクがつくことがあります。
また、訪問が一日「5」しかないような、一見失敗に見えるコンテンツでも、
Twitterに投げてみたら一日1000くらい訪問して貰えるようになった事もあります。
一つの評価軸でコンテンツを図るのは難しいという事です。
以上、上記に挙げた例はSEOを意識したコンテンツを作成しようとする時によくある例です。
もちろんこれら全てがダメだとは限りません。
こういった諸々の「SEOを意識した」作り方や効果測定は、
コンテンツの内容によっては面白さをスポイルしてしまう可能性があるという事です。
ちなみにGoogleが、リンクを買うのではなくコンテンツで勝負するよう推奨していますが、
だからといってコンテンツを上位に表示させるアルゴリズムなんてありませんからね。
別に優れたコンテンツを上位表示させるという保証はどこにもないのです。
だったらなおのこと、SEOを意識せず面白いコンテンツをつくっていくことをお勧めします。