SEO会社はその筆頭です。
オフィシャルな発言の場では外部リンクを否定していても、
実質リンクを販売している会社は山ほどあります。
また、SEO会社以外にも、そのお客さんもそうですね。
ブラックだと言われていると知りながら、
外部リンクの方が結果が早く出るという事で、
外部リンクを求めるお客さんがたくさんいます。
他にはアフィリエイターもそうですね。
ホワイトハットなアフィリエイターもいますが、
やはりブラック派は圧倒的に多いです。
Googleにとってはいい迷惑でしょう。
ブラックSEOは、Googleを悩ませる大きな病巣です。
…と言いつつ。
私は「その何が悪いのか?」と常々思います。
だって、Googleは法律ではないですから。
あくまで無料の一サービスです。
また、ブラックSEOを「Googleが否定しているから」否定している人って、
Googleもブラックなことをやっているという事を理解しているのでしょうか?
例えばGoogleは、ウェブサイトを勝手にインデックスしますよね。
noindexを知らない人だったとしても、
まあほぼインデックスされます。
また削除依頼には応じないケースもありますよね。
例えば他人の管理するウェブサイトのあるページに自分に関する誤った事実が書いてあり、
それによって迷惑している場合。
削除を依頼しても削除されないケースはあります。
例えばニュースで容疑者の段階で名前を掲載され、
ネット上に永遠に名前が残り続けてしまう場合でも、
削除に応じてくれない場合があります。
参考:Google検索の「サジェスト機能」を巡る訴訟でGoogle敗訴
検索サイト「グーグル(Google)」利用者の男性が、自分の名前をGoogleに入力すると、身に覚えのない犯罪行為が表示されるとして、米Googleに表示をやめるように求めて提起していた訴訟で、2013年4月15日、東京地方裁判所において判決が言い渡された。東京地裁は「無関係の単語を閲覧しやすい状況を放置し、男性の社会的評価を低下させた」として名誉棄損やプライバシー侵害に当たると認定。Googleに対して表示の停止と慰謝料30万円の支払いを命じた。
(略)
日本国内でサジェスト機能の差し止めを命じる判決は初めてとみられる。ただ、過去に男性側が申請し地裁が認めた表示停止の仮処分にGoogle側は応じていない。今回もGoogleが判決に従うかどうかは不透明である。
さらに、Googleの主力事業であるYoutube。
ご存じの方も多いと思いますが、これかなりグレーですよね。
他人の著作物の無断アップロードをする人達が後を絶ちません。
基本的に当事者による訴えがなければ削除に動くことはありません。
でもGoogleもわかってるわけです。グレーな事は。
グレーだけどビジネスになるし、需要も大きいわけです。
さらに言うと、テレビ局が放送できないコンテンツを多数抱えるプラットフォームという自覚があるわけです。
…という事実がある事を知っていながら、
「Googleが否定しているから」ブラックSEOを否定する人っているのかなって思います。
私はブラックな事もホワイトな事もやりつつ、
効果的なことを取捨選択するだけなので、完全なブラック推奨派ではないのですが、
ブラック否定派の方の意見はいまひとつ「きれいごと」に聞こえてしまいます。