結論を言うと、アメリカでSEOの仕事を行うことです。
アメリカのSEO職の給与事情を、こちらのサイト(英語)を参考に見てみましょう。
こちらは「SEO Salary」と題した2011年頃のインフォグラフィックのページですが、
アメリカの20州で調査したSEO会社の平均給与が書かれています。
最も高いのがNew York。
職位が低い順に、1ドル100円とした年収は・・・
- 「リンク制作」…270万~590万円
- 「ライター」…390万~960万円
- 「SEOスペシャリスト」…540万~980万円
- 「SEOストラテジスト」…840万~1210万円
- 「マネージャー(部長)」…760万~1120万円
- 「ディレクター(本部長)」…840万~1480万円
となっています。
日本のSEO業界の人、怒っていいですよ。笑
また、MOZで有名なThe Moz Blog(英語)ではもっと羽振りが良い金額が書かれています。
2011年に書かれた給与事情です。
1ドル100円で計算しています。
インハウス(内製)SEO担当者
- 「SEOスペシャリスト」…450万~850万円
- 「アカウントマネージャー」…550万~1000万円
- 「リーダー」…500万~1000万円
- 「ディレクター、マネージャーなど」…750万~1500万円
- 「役員、ディレクター(本部長)など」…1000万~3500万円
SEO代理店
- 「営業窓口」…350万~750万円
- 「SEOリサーチャー」…300万~600万円
- 「ライター」…350万~750万円
- 「リンク制作」…350万~1000万円
- 「サーチマーケティングコンサルタント」…600万~2000万円
- 「SEOディレクター(本部長)など」…700万~1200万円
上位の役職になると、ちょっとした戦略コンサル、投資銀行に肉薄する年収ですね。
ボトムは450万と普通ですが、1000万オーバーも珍しくありません。
まあ職務内容は日本のSEO業界のそれとは全く違う部分もあるでしょう。
私が聞いたり調べたところですと、日本のSEO業務よりはるかに複雑で仕事量も多く、
そして販売戦略、プロモーション戦略を理解していないとこなせないものになります。
というのもアメリカではSEOは企業戦略の一角にはいるほど重視されていることが少なくないからです。
今や検索で自社のウェブサイトを見つけて貰う事を企業戦略に含めないことはありえないという考え方も多いです。
そのためSEOに対する予算や人員の割き方が日本とは全然違います。
私もたまに米国の会社のSEO案件に関わったり、事情をうかがうことがありますが、
「このたび新しいサイトを立ち上げるので、SEO担当者を新しくアサインします」とか言って、
超有名な会社から大物SEO担当者を引き抜いてきたりします。
例えばの話にはなりますが、
業界3位の小売業者が通販サイトを立ち上げるために連れてきたSEO担当者が、
先月までアップルのSEOマネージャーだったみたいな例はいくらでもあります。
(これはあくまで例で、実際の話ではありません。ただし似たような例はいくつも見てきたのでこんなイメージだと思ってもらえればと思います)
ですので結論、SEOで稼ぎたければ、
英語を勉強して日本を飛び出し、アメリカでSEO管理職を目指すことも視野に入れてもいいんじゃないでしょうか。
以上です。