検索数だけじゃない!SEOキーワードの選び方|SEOと広告とインターネッツ      

2014年6月1日日曜日

検索数だけじゃない!SEOキーワードの選び方

SEOを行う上で、キーワードのプランニングは基本ですし、
非常に慎重に決めないといけません。

既にページが存在する場合はそのページが、
「どんな検索ユーザーのニーズに合致するのか」
を見極めキーワードを決める必要があります。

また、まだページを作成していない場合、
逆にキーワードから決めた方が良いでしょう。

さていずれにしても、キーワードを決める際にひとつ注意点があります。

多くの方はキーワードを決める場合、
とにかく検索数が多いものを選ぼうとする傾向があります。

ですが一概には検索数が多いキーワードを選ぶことは危険な場合があります。
何が危険かと言うと、キーワードによっては全く利益が出ない事があるからです。

SEOを施すキーワードというのは、
  • その検索キーワードが意味するニーズに答えられるか
  • 「CV」する可能性が高いか
  • キーワードの意味が人によってぶれないか
  • ※例えば、「大阪」と言うキーワードで検索する人のニーズは、大阪の歴史、自治体、観光スポット、最近のニュースなど幅広いものが想定されます。
  • 既にそのキーワードであなたのサイトの別のページが上位表示されていないか

など、色々な観点からじっくりと検討する必要があります。


例えば、このようにキーワードを選定する

一つ例を挙げてみます。

あなたが大阪の旅行代理店の方で、
SEOキーワードを選定しようとしているとします。

SEO対策をしたいページは、大阪の観光ツアーをパッケージで販売するページだとします。

上の例で言うと、「大阪」というキーワードでは、
Googleだけで135,000件の検索回数があります。

※Googleの月間の想定検索ボリュームの調査はこちらからできます。
Googleアカウントを作成してログインしてください。

ですがこのキーワードだと、
大阪の観光ツアーをパッケージで申し込みたい、
検討したい人を捕まえられるかわかりません。

であれば、「大阪 観光」というキーワードの方がまだマシかもしれません。
このキーワードだと、同じく月間135,000件ほどの検索回数があります。

さらに、そのツアーパッケージ商品が、
実は格安のホテル宿泊プランを売りにしているのなら、
「大阪 ホテル 格安」というキーワードの方がマッチしている場合があります。
検索回数は9,900回ほどです。
でも、、かなり減りましたね。

また宿泊プランに組み込まれている大阪駅の近くのみであれば、
「大阪駅 ホテル」というキーワードの方が良い可能性もあります。
この場合、検索回数は6,600回です。
さらに減りました。

ですが、実際にSEOでこれら各キーワードで仮に全て1ページ目に表示できたとして、
少なくとも言えるのは、「大阪」というキーワード経由のユーザーが、
最もCVRが少ないであろうことが多いのです。
なぜならあなたのツアーパッケージのページと、
検索ユーザーのニーズがマッチしていないからです。

何なら場合によっては、「グルメ 大阪」というキーワードの方が、
検索回数は590回と非常に少ないですが、
CVRやCV数が最も高い場合さえもあります。

ユーザーの検索ニーズによっては検索回数に限らず、
検索ニーズにマッチしたキーワードの方が利益がでる事があるということです。

以上、凄く簡単にキーワードの検索回数についてお話しました。
ぜひ検索回数だけでキーワードを決めないで、
広い観点での選定をしてみてください。