日本のSEO
日本のSEOについて、ご存じの方も多いでしょうが、以下の様な特徴があります。
- ほとんどのSEO会社が自作自演の外部リンクを売っている
- Googleによるペナルティが多発したが、それでも自作自演の外部リンクは減っていない
- 最近はアフィリエイターへの低品質ペナルティが多発する傾向にある
- コンテンツマーケティングが浸透してきた
大枠ではこんなもんですかね。
アメリカのSEO
一方で、アメリカのSEOプレイヤーたちはこんなところに注力をし始めています。
- コンテンツマーケティングを重視する傾向が非常に強い
- 外部リンクを自作自演する手段はほとんど見られない
- 代わりにナチュラルなリンクをいかに集めるかが重要視される
- 日本よりもセマンティック化が進んでいる
- 日本よりも個人のデバイスに合わせた検索結果が表示される
- 音声検索のユーザーが増えている
- ソーシャルメディアとの連動も重要視されている
- インハウスSEOが多く、SEO会社はコンサルティングのみというケースが主流になっている
これ全部定量データとかなくて雑感ですみませんという感じですが、
アメリカに出張するたびにこれは強く思うんです。
それぞれどの項目も、日本より遥かに進んだ印象を受けます。
日本との一番の違いは、人工の外部リンクに全く頼ろうとしないところですね。
もちろん、アメリカのウェブサイトでBBSとかには未だに「リンク売ります!」みたいな書き込みがされたりしますよ。
なので業者がいなくなったわけではないですが、彼らも在庫処分みたいな感じなのでしょうか。
こうなった理由としてひとつ推測されるのが、
なぜかアメリカやヨーロッパでは、リンク売買をする業者に名指しでペナルティを与える事なのかなと推測されます。
名指しペナルティのせいで、業者が事業変換したりつぶれたりという事が多くなっています。
もともとアメリカでは外部リンク売買業者とSEOコンサルティング業者が分かれている事が多いのですが、
日本の業者ですと、両方やりますという企業の方が多いですからね。
ただ、日本のSEO会社のリンクネットワーク、こっそりと駆逐されてますよ。
今月はあの業者、先月はあの業者…という心配を、日本のSEO業者たちは毎月気にしています。笑
ヨーロッパのSEO
すみません、これはほとんど実は知らないのですが、いくつかのヨーロッパの業者と情報交換してみた結果、
アメリカより遅れていて、日本より進んでいる印象があります。
- 外部リンク売買を扱う業者もまだいる
- 最近Googleからインデックス削除をされ続けており、近いうちにコンサルティング業者に切り替わる可能性あり
あとはあまりアメリカと変わらない印象かなー。
また、ヨーロッパは元Google(exGoogleともいう)がSEOコンサルティングを行ったり、
ネットワークを持っているところが多いです。
現地のSEO会社と情報交換すると、元Googleの方にあたる事が何度もあります。
アジアのSEO
アジアは完全に世界の中でも、SEOの知見も施策の精度も低い方です。
そもそもプレイヤーがあまりいない。
だから日本の広告代理店やSEO業者がここ2~3年でどんどん進出しています。
- 外部リンク全盛。売れるしビッグワードでも順位が簡単にあがる事が多い
- 内部改善のニーズが異様に低い
- そもそも正確なウェブサイトの知識のある企業も少ない
- 国によって検索エンジンの仕様が全く異なる
- SEOよりリスティング施策の方が知名度がある
10数年前の日本を見ているようです。
検索エンジンの仕様ですが、アジアは特に国によって違いが出ています。
主要な検索エンジンがGoogleでない国も結構あり、
例えば中国なら百度(バイドゥ)、
韓国ならNaver(ネイバー)、
アジアというくくりで良いか微妙なところですがロシアならYandex(ヤンデックス)などです。
それぞれ検索ロジックが異なります。
また台湾など、一部の国ではYahoo!のエンジンが実はBingだったりするところもありますので、
その国の上位表示ロジックが国ごとにばらついています。
Googleは英語圏以外の国への対応に手間取り乗り遅れているため、
他のエンジンが成長しているという背景があったりします。
また、どこの国のどの検索エンジンとは言いませんが、
検索順位を金で買えるという所もありますね。
というかインデックスして貰うのに正規料金以外のお金が必要な国もあります。
日本の感覚に慣れているとこの辺りは結構驚きます。もう慣れたけど。
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海外SEO事情と日本のSEO事情の違い
http://seointernetz.blogspot.com/2014/02/seoseo.html