SEOと広告とインターネッツ      

2014年10月27日月曜日

海外ではペンギン3.0の影響らしきものが出ているかも

オーストラリアではペンギン3.0の影響らしきものが出ているかも

オーストラリアのこちらのSEO会社では、
パンダアップデートより大きい変動があったとの事。

その会社が提供する無料の順位変動監視サービス「Algoroo」では10/25にやや順位が動いております。

なお、同業の日本のnamazは特に変動を示していません。


Googleはペンギンアップデート3.0の適用時期も、
対象となる国もはっきりとは示していないだけにいつ来るか怖いですね。

そして今回のペンギンアップデート予告で思うのは、
一度に多くのサイトの順位が変動するというより、
既に段階的にあちこちで少しずつ順位が変わっている兆しのようなものも感じます。

2014年10月16日木曜日

U2のフリー戦略が失敗か。この2600万ダウンロードが一つの限界点。

超人気ミュージシャンのU2の最新アルバムが丸ごと無料ダウンロードできるキャンペーンが失敗したかもです。


U2がアップルと組み、最新アルバムを無料でダウンロードでるというプロモーションだったのですが、
当然喜んだ人は多かったものの、同時に多くのユーザーから「無料でも勝手にiPhoneに入れるな」といった苦情が来るわ、
バンドメンバーが謝罪コメントを出すわで、
悲喜こもごもといった様相を呈しています。

個人的に気になったのは、
他のアルバムのセールスやライブやファンクラブ加入といった、トータルセールス面への影響でした。

これは書籍で言えばクリス・アンダーソンの『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』や、
ブライアン・ハリガンの『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』で提唱されている戦略をほぼなぞったようなものですが、
それを世界的に大々的にやるような事案はそうそうない訳で、
この戦略の結論を楽しみにしていました。

さてその結果の一部が既に出ており、
この最新アルバムだけで2600万回のダウンロードだったそうです。

これは多いのか少ないのか…
AndroidユーザーとかはYoutubeコンバータ辺りをつかったのでしょうか?

iTunesユーザーは世界で5億人。その約5%がu2の最新アルバムをダウンロードした事になります。
今は既に有料ダウンロードに切り替わってしまっており、
セールスの報告が待たれるところですが、
ライブ動員数やその他セールスへの影響は少なからずあるだろうと、個人的には思います。
だってU2の事を思い出した人、多そうでしたから。完全に自分の周りを見ただけですが。

また今回のアルバム制作費はアップル持ちで、
U2の音楽をアップルのプロモーションのため無料配信する権利をアップルが獲得した…
という背景がありますが、アップルにとっては制作費が丸ごと広告費だったという事です。

世界的に一部のダンスミュージック以外は苦境にさらされる音楽業界ですが、
こうした新しい試みはどんどんやるべきだと思います。

そして、今回のU2とアップルのプロモーションで、
ひとつ大きな教訓がありましたね。

それは、人気アーティストの最新アルバムがたとえ無料であっても、
一方的にiPhoneに入れられれば多くの苦情も同時に受けてしまうという事。

フリー戦略は一種のコンテンツマーケティングともとれる訳ですが、
基本的にコンテンツマーケティングは無料でやるべきものであって、
しかしそのやり方にも限界はあって、今回のU2の件のように、
無料であってもいらない人だっているという事。

今回のU2の2600万ダウンロードというのは、一つの限界だと思います。
この数字を超える事はほとんどのアーティストにとっては不可能です。
つまり、ここが、コンテンツマーケティングやフリー戦略の一つの到達点の限界ともとれる訳です。

今回のU2とアップルのプロモーション戦略、
まだまだはっきりした結論を得るには早尚ですが、
学ぶ事は非常に多かったと思います。




2014年10月6日月曜日

パンダ、ペンギン、HTTPS問題よりスマホ対応を気にしたい

あなたのコンテンツ、「長い」と言われてませんか?

スマホ対応はもう必修科目だと思います。

パンダ、ペンギン、HTTPS問題等々、SEO業界にも対応事項、懸念事項があります。

ありますが、それらは「ウェブサイトの使い勝手、構成等々において最低限」な仕様であり、
普通にユーザーの事を考えてウェブサイトをつくっていけば、ほぼほぼ当たる事の無い問題です。

普通にサイトをつくっていく中で、昔からSEOで変わらず大事なのはコンテンツです。
(SEOに限らずサイト運営で最も大事だと思います)

そんなコンテンツですが、コンテンツはただ盲目的につくれば良いというものでもありません。
スマホが登場したおかげで、スマホのデバイスを通してユーザーにどう見えるかを気にしないといけなくなってきています。
しかも、意外とスマホ未対応サイトが凄く多いのです。

こんな記事が先日あがっていましたのでご紹介。
スマホ時代に「全文読まなきゃ理解できない」コンテンツは失敗する

以下、引用。


読んでくださる読者の方の「読み方」を分類すると大きく三種類です。

  1. 全文を読む
  2. 見出しを中心に斜め読みする
  3. 内容は読まない(タイトルや読者コメントだけを読む)



引用終了。

これはもうその通りで、スマホユーザーの事を考えてコンテンツを作らないといけなくなってきています。
大きな機会損失になっている可能性が高いです。


スマホユーザーの増加が早いです

思った以上にスマホの浸透が早いです。

私もSEOをしているお客様のサイトのほとんどで、
1年前と今ではスマホユーザーからのアクセスがかなり増えています。

どのぐらい増えているかというと、、
一年前スマホユーザーの割合が10%→今月75%、とか。

これは誇張でもなんでもなく、このぐらい増えているサイトが多いのです。
もちろん去年10%→今月20%みたいなサイトも中にはありますが、
いずれも増加傾向にあります。


スマホユーザーは増えれど、スマホ対応は進まず

私はSEOの仕事をしている時に、よく競合サイトをスマホで閲覧しているのですが、
まあ驚くぐらいスマホ対応していないサイトが多いです。

SEOのお客様のサイトも同様で、スマホ対応をすべきですと提案しても、
優先事項はかなり低いようで、広告とか目先の収益化に目を奪われるお客様が多いですね。
まあ担当者レベルでは理解できていても、稟議が通らないとかの問題もありますしね。

結局潤沢な予算がある会社はとっくに対応していますし、
そうでない会社のサイトはいつまでたってもスマホ未対応のままという状況が多いです。

ただ、アクセスの7割がスマホユーザーなのに、PC版の超小さい字のページを見せられても、
そこからCVまで到達するかと言うと難しいですし、
他に使い勝手の良いサイトがあればそちらに流れていってしまいます。
売上に直結する要素もまたスマホへの対応なのです。

しかもスマホユーザーの直帰率や遷移率は、
スマホ対応サイトと未対応サイトでは何倍か違います。
言い換えると、スマホ対応をするだけで結果を大きく出せる可能性があるのです。
というぐらい、スマホ対応をやらない理由がもうない、という所まで来ています。


特に美容系、ECなどはスマホ対応が喫緊の課題

本当はどの業界もすぐにスマホ対応すべきなのですが、
いま特に結果に差が出ているなと思う業界は特に美容系やEC関連です。

美容系とはサプリ、美容グッズ、エステやサロン、クリニック関連などですね。
ECは楽天やAmazonに出店しているサイト以外で、自社サイトで通販事業を行っている所ですね。

このあたりはスマホからのアクセスが非常に多いです。
もう9割越えしているようなサイトも珍しくありません。


サイトリニューアルのタイミングや予算組みの予定が近いサイトは、
いい機会ですのでスマホ完全対応をご検討されてはいかがでしょうか。

という長い長いスマホに対応できてない文章を書いてしまうわけですが^^;

2014年9月30日火曜日

【続報】パンダアップデート4.1でオリジナリティの低いサイトが…

パンダアップデート4.1の気配を全く感じなくて、エアパンダなのかと思っていたら、
Search Engine Landがパンダアップデート4.1の影響を報告していました。

正確にはSEOツール会社、Searchmetrics(サーチメトリクス)の、
パンダアップデート4.1によると思われる流入数の増減ランキングレポートです。
サーチメトリクスのこのレポートは毎度恒例ですね。

詳しくはこのレポートを見ていただくとして、
パンダアップデート4.1で検索順位を大きく落とした(と思われる)サイト(=losers)、
逆に上昇させたサイト(=winners)を多数知ることができます。

私もざっと見てみましたが、なんとなく傾向があるかなぁと。

パンダアップデート4.1の影響を受けたサイトの傾向

他人のサイトなのでどのサイトなのか具体的な言及は避けますが、
losersの方はサイトの健全性(health)に問題があるように感じます。

例えば下層ページのあるディレクトはなぜか違うドメインにリダイレクトしているのに、
そのリダイレクト先が404エラーを連発しているとか、
ページの下半分がほとんど重複しているサイトとか。

あとは他のサイトのデータベースからコンテンツを引用していたりするサイトもありました。

まあほとんどはページ間や他のサイトとの間で重複したコンテンツがあるか、
サイトの健全性に問題があるか、その辺りでしょうかね。

恐らくウェブマスターツールに兆候は出ているかと思いますので、
もしそれがパンダアップデート4.1に捕獲される原因であったのなら、
事前に予防はできたのかなと思います。
まぁ今からでも対策できる範囲だとは思いますが。

以上、普通に手塩にかけてサイトの隅々に気を配った方がいいのだなという感じでした。

2014年9月26日金曜日

【共有】パンダアップデート改良版リリース予定とのこと。

海外SEO情報ブログの鈴木謙一さんが、Twitterでパンダアップデート改良版の情報を共有されています。


元ネタはこちら。今回のパンダアップデートで日本が対象かは不明です。



この投稿への返信に、
「Is this global update?(グローバルなアップデートですか?)」と書かれていますが、
いまのところ返信はありません。

で、パンダより気になるのが、このPierreなる人物。
Pierre Far氏はGoogle UKのWebmaster Trends Analystとのこと。
Googleのリリースを出す人としては聞いたことのないお名前ですが、こちらが彼の職歴です。

2011年にGoogleに入社されてますが、
それまでの経歴がFounderが多く、シリアルアントレプレナーな方ですね。
そういう人もGoogleに入社するんですね。
マットカッツ氏がいない間はPR業も兼ねるのでしょうか。

パンダよりPierre氏が気になっている次第です。笑


追記(2014/9/27):
日本の方で、私が見聞きした範囲に限っては、今の所特に順位が落ちた様子はないです。

追記2(2014/9/30):
どうやらパンダアップデート4.1はオリジナリティと健全性の低いサイトを捕獲したようです。

2014年9月25日木曜日

Forbes JAPAN (フォーブスジャパン) 2014年10月号を購入


遅ればせながら、フォーブスの10月号を買いました。

フォーブスは個人的にはベンチャー通信を世界規模にしたビジネス誌のような内容であり、
ファッションなども含めた経営者、富裕層、投資家向けのトピックスを掲載していてかなり楽しいのです。

今号のハイライトはミュージシャンの資産額についてのページや、
ウォーレンバフェットの哲学、
Web業界人として見逃せないオプト社長インタビューなどです。

それにしてもミュージシャンのトップクラスは稼ぎが違いますね。
大きく成功した人は別のビジネスをやるんですね


バフェットは見やすくよくまとまっていました。


オプト社長のインタビューはまあIR資料などにもかなり載っているものの、
オプト自体が情報発信をそれほどしないため、非常に興味深かったです。


なおこの10月号は8月25日に出たみたいなので、そろそろ11月号が出そうですが…

2014年9月24日水曜日

体系的にコンテンツマーケティングを学びたい時のおすすめ本

コンテンツマーケティングというのはアメリカでは定義もしっかりされ、
KPIから制作、効果測定まである程度システム化が実現されています。

そして成功した際のコストやブランディング、エンゲージメントと言った様々な面でのパフォーマンスがすこぶる良いのも特徴です。

一方ここ日本では何となくふわっとした概念の様に思われていて、
バズワードだと思っている人も少なくありません。
しっかりしたKPIを設定しPDCAを回している人が少ないと言う現状も、
なかなか正しいコンテンツマーケティングへの理解が浸透しない要因の一つでしょう。

そんな状況ですから、コンテンツマーケティングについて興味があるけど、
どうしたら良いかわからないという人は少なくないと思います。

そこでコンテンツマーケティングについて体系的に学び、実践されたい方のために、
最低限押さえておくべき本を中心におすすめ本を書いておきます。

これらの本を読み1年間実践できれば、
コンテンツがもたらす効果の高さを実感できるかと思います。

以下の内容でコンテンツマーケティングを大別しながら、
「良書」かつ「保存版」たりえる書籍を挙げてみます。

  1. 「パーミッションマーケティング」
  2. 「インバウンドマーケティング」
  3. 「コンテンツマーケティング」
  4. 「フリー戦略」


1.「パーミッションマーケティング」

『パーミッションマーケティング』

セス・ゴーディン著。

「パーミッション」とは「同意」「許可」の意味です。
従来型のインタラプション(邪魔をする)広告ではなく、
消費者の同意を得てから売り込むようなマーケティングをすべきという概念です。

具体例としてはインバウンドマーケティング、コンテンツマーケティングそのままというものがいくつも出てきます。
今読むとそれほど目新しい概念ではないものの、初版が1999年と随分昔から提唱されてきた考え方です。
本書を読むとインバウンドマーケティングの概念と非常に近しい考え方に立脚しており、
恐らくはインバウンドマーケティングの概念の基礎となったであろうことがよくわかります。

インバウンドマーケティングやコンテンツマーケティング等々を学ぶ前に、
この「パーミッションマーケティング」という概念をまずはインストールしておく事をお勧めします。


2.「インバウンドマーケティング」

「パーミッションマーケティング」は消費者の同意を得るという、
いわばエンゲージメントの向上を促すものでしたが、
その延長線上にあるのがこの「インバウンドマーケティング」。

消費者に見つけて貰い、自ら来て貰う(インバウンド)ためのマーケティング概念です。
対してこちらから発信したい情報を発信する事を「アウトバウンド」と呼んでおり、
これは主に従来型の広告などを指します。
この「インバウンド」「アウトバウンド」の概念は、
「パーミッション」と「インタラプション」の様に対概念となっています。

「インバウンドマーケティング」というタイトルの本は2種類あります。
いずれもこの概念を提唱したHubspot(ハブスポット)という、
最近IPO申請中のアメリカの企業の関係者から出ています。

『パーミッションマーケティング』(ブライアン・ハリガン版)
ブライアン氏はYahoo!役員を経てHubspotの創業を行った人物。
アメリカのマーケティング業界で今最も注目されている人です。
HubspotはIPO申請中ですし、そのビジネスモデルの有用性が改めて注目されています。
こちらの書籍は豊富な事例とともに、「インバウンドマーケティング」を広く解説しています。
概念論だけに終始せず、KPIや効果検証のサイクルまで一通り示されているのは大変助かります。

『パーミッションマーケティング』(高広伯彦さん版)
高広さんは博報堂、電通と広告業界を経てGoogleに渡るという華々しいご経歴をお持ちの方です。
その後Hubspotの商材を日本で扱うエージェンシー「株式会社マーケティングエンジン」の代表をされていました。つい最近退任されましたが。
広告業界では知る人ぞ知るという方で、広告業界の重要な論客でありながら、Twitterで炎上したりと、この業界での存在感が凄いお方です。

こちらの書籍はわかりやすく書かれているものの、実例に乏しい所が難点と言えば難点であります。
ただ全体的に「考え方を伝える」事にフォーカスされているようにも取れ、
どちらかというと読者に自分の頭で考えて貰おうとしているのかな…と思われます。

広告業界の末席にいる私としては、インバウンドマーケティングの考え方は世に広まっているように見えるものの、
まだまだ現場では「あのメディアの枠をいくら分買って…」という広告ありきの議論が優先されているように見受けられます。
そうした中で広告業界の重鎮からインバウンドマーケティングなる概念の提案が出る事は意義として非常に大きいのかなと感じますね。


3.「コンテンツマーケティング」

「インバウンドマーケティング」を素直に実践しようとする人がつまずきがちな事として、
コンテンツって具体的に何をつくればいいの?という事がわからず、悩みあぐねてしまうという事。

コンテンツの王道は情報発信ですが、どうしてもわからない人のために、
「コンテンツマーケティング」と題して有効なコンテンツの作り方を学べるのが以下の2冊。
『エピック・コンテンツマーケティング 顧客を呼び込む最強コンテンツの教科書』
『~編集者のように考えよう~ コンテンツマーケティング27の極意』

2014年のコンテンツマーケティング関連本では間違いなく王道たる2冊であり、非常によくまとまっています。
コンテンツマーケティングに関してはこの2冊があればしばらく他の本は不要なのではと思えます。


4.「フリー戦略」

コンテンツマーケティングと隣接する考え方として、「フリー戦略」というものがあります。
『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』
こちらはかの有名な「ロングテール」概念を提唱したクリスアンダーソンが2009年に著した一冊。

要はよくある「無料で先に何かを提供する」戦略ですが、意外とたくさんの種類があり、歴史も長く、
商品のプライシングにも深く関わる部分故に素養が無ければ足踏みする領域かと思います。

「フリー戦略」が気になる方にとって本書は体系的に「フリー戦略」の概念を学べる良書です。
ここまでしっかりとまとめられたものは他に無いんじゃなかろうか。

無論コンテンツマーケティングも、情報を無料で先に提供する事から始まる訳で、
その意味においてこの『フリー』は大変参考になる一冊です。
また本書を読めば、コンテンツマーケティングって、別に情報発信だけじゃないんだという事にも気づくはず。


さらに、この「フリー戦略」を音楽業界でかなり昔に成功させている、グレイトフルデッドというアーティストの本もあります。
『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』
実はこちらの著者は、『インバウンドマーケティング』のブライアン・ハリガン氏。

この本、相当売れたのにブックオフ等では滅多に見られませんので、ブックオフ等で探すよりも最初から新品を買った方がいいですよ。
分厚いので小さい書店ではあまり置いてないですし。


以上、いかがでしたでしょうか。
この10倍ぐらい挙げたい本があるのですが、また別の機会に紹介します。

また上のamazonのリンクはアフィリリンクではないのでw、
ぜひ気になったものがあれば読んでみてください。

最近の与沢翼さん

情報業界からの引退はなさそうです。


こちらの有料メルマガを購読しておりまして、
(アフィリリンクじゃないよ)
一時は発送の遅延などありましたが、
最近はしっかりと届くようになりました。

そこで語られている事をそのまんま書くことはできませんし、その量も少なくないので、
いくつかポイントをピックアップしてみますと…

・情報業界からは手を引くつもりはない
・しかしいわゆる情報起業業界のようなことはやらない
・そもそも受験予備校など「情報産業」は昔からあるもの
・これからは広い意味で情報を扱う事業を考えている
・まず価値を高めて、情報を蓄積し、スケールさせたい

だそうです。

具体的にこれから何をやるのかは「言えない」との事ですが、
最も変わった所としては、「スケールさせたい」と考えている事でしょうか。

確かに今の情報起業って、プロダクトローンチとか短期的な粗利は凄いと思いますが、
焼畑農業的に市場を枯らしている気がしなくもないです。
特にアフィリエイターに登録させてリストを買って…というような手法のみではさすがに飽きてくるというか。

与沢さんはそのずっと先、
あるいは全く異なるフィールドを見つめているように思えました。

私は与沢さんの戦略的で大胆でエネルギッシュでギラついた部分が凄く好きだったのですが、
今はそういった牙は隠しながらもしっかり磨きあげているのかなぁと感じました。

2014年9月18日木曜日

ペルソナとコンテンツをすり合せたコンテンツマーケティングを。

なぜコンテンツマーケティングにはペルソナが必要かというと…

コンテンツマーケティングとは、言い換えればよく定義された見込み客の欲する情報を提供する事です。

これを行うためには、コンテンツを提供する顧客がどんな人か、
どんな情報を欲しているかをよく知らねばなりません。

自動車保険のサイトなら、
自動車の購入を検討している人、
自動車の購入が決定している人、
既に他社の自動車保険に加入していて、
サービスまたは金額に満足していない人…辺りでしょうか。

そうすると、ペルソナに盛り込む要素としては、
自動車を購入できるだけの年齢、職業、年収、資産などが必要条件になります。
例えば30代以上、年収500万以上とかでしょうかね。

あるいは日本の場合、都心よりも地方で働き始めた30代男女…とかかもしれません。

こうした「ペルソナ像」が欲する情報をそれぞれ用意しようとする事が大事です。

自動車の購入を検討している人に対するコンテンツとしては、
自動車の選び方、比較ガイドのようなものでもいいかも知れません。

自動車の購入が決定している人には、
ドライビングマップや観光ガイドなどをつくるかも知れません。

私ならとりあえず思いついたものを全てつくってしまって反応を見ると思います。


さて、ここで重要な注意点です。

私は上でペルソナを「想像」しましたが、
実際にはペルソナはアンケートであぶりだす方が良いです。
精度的に。

私も、もし自動車保険の損保会社を経営していれば、
実際に顧客に聞いてみるということを必ず定期的に行います。

まあ個人的な感覚ではありますが、想像で作ったペルソナって外れるんですよ、思った以上に。
あとでアンケート取って見て全然ズレてるなんて事は珍しくないのです。

「たぶんこうだろう」はコンテンツマーケティングにおいては絶対NGです。
(そもそも商品開発の段階でもNGだと思いますが)

仮説を出しておくのは重要ですが、
可能な限り顧客を定期的に捕まえてインタビューを行った方が良いです。
月に一人、ランチに誘って話を聞くとかでもいいと思います。

これをやると、思いもよらぬ動機であなたのサービスを利用している事がわかったりするものです。
それでも顧客像が今一つ浮かばない、なんて事が万が一あれば、
いくつかのペルソナをつくってテストしてみるのは有りだと思います。

そして2つ目の注意点です。

それは、全ての顧客をたった1つのペルソナでカバーする事は不可能というものです。
ペルソナは最大公約数的な内容にするか、何種類かに分けたものを設定しましょう。
あれもこれも…と1つのペルソナに詰め込んでもあまり意味がありません。

以上です。

コンテンツはペルソナとすり合せて作成しましょう。
でないとたくさん作ったけど「回収のできない」「響かない」コンテンツになりがちです。

2014年9月17日水曜日

コンテンツマーケティングとアフィリエイトは相性が悪い

コンテンツマーケティングとは、
明確に定義された見込み客の欲する情報や体験を提供し、
彼らとのリレーションを継続的に計るマーケティング手法です。

そしてコンテンツマーケティングを行う上で、
サービスや商品を好きになって貰い、
ブランドロイヤリティの向上を目指す事が重要です。

これを言い換えると、
コンテンツを通じてこちらの事を「好き」になって貰わないといけません。
もっと言えば、見込み客の中でオンリーワン、ナンバーワンになる事が重要です。

このコンテンツマーケティングという手法と相性が最も合わないのが、アフィリエイトです。

アフィリエイトサイトは基本的に運用者側の情報を一切出しません。
サイト名もSEOを基準に、必要なキーワードをタイトルに入れる事を優先します。
従って、サイトの名前や構成が非常に似てしまいます。
恐らく、アフィリエイトサイトの流入キーワードで指名系のものはほとんどないはずです。
そのぐらい差別化をしづらい。

それはアフィリエイトサイトがCVに結びつくキーワードを軸にサイトをつくり、
さくっと刈り取る目的で作られているからです。
それはそれで非常に理に適ったサイトづくりだと思います。

まあそもそもアフィリエイトの性質が、
自社商品でなく他社商品を変わりに成約させるものですので、
コンテンツを通じて「好き」になって貰う事と売上が結びつかないのも当然ですね。

というわけでアフィリエイターの方はコンテンツマーケティングは合わないと思います。
いやほんとアフィサイトでコンテンツをガンガン突っ込んでも成約しないから難しい、
という経験をたくさんしましたしね…。

2014年9月16日火曜日

で、どんなコンテンツだったら効くのよ?

あなたの会社でコンテンツマーケティングを始めよう、となった時、
真っ先に「何をつくったらいいの?」と疑問に思うでしょう。

という訳でどんなコンテンツをつくるかですが、
色んなやり方があります。

まず媒体はなんでもよいでしょう。

ウェブメディアを持ったり、
メールマガジンを発行したりでもOKです。
紙のメディアもアリです。紙はコストはかかりますが。
Youtubeチャンネルを持つことでも良いです。

では次にどんな内容をつくるべきかという話ですが、
その前にまずあなたのサービス、商品の見込み客をしっかり知る事から始めた方が良いでしょう。

例えば既に有名なサービス、商品の場合は、
様々なコンテンツを大量に投下したようなオウンドメディアを持つことが適しているかもしれません。

一例を挙げてみます。


コカコーラパークの事例

世界で最も有名なコンテンツマーケティング事例として、
「コカコーラパーク」が挙げられます。

コカコーラは多くの人に知られたマス商品ですので、
多くの人にブランドを知ってもらうとか買って貰うとかの段階は過ぎています。

これからはより多くの人にブランドを好きになって貰う、
日常的にコカコーラのブランドに触れて貰う事を目指しています。
つまりブランドロイヤリティの向上が主な目的になっているという事です。

さらにはコカコーラはポップカルチャーを支援していて、
ポップカルチャーが好きな人はコカコーラの見込み客であり、
何らかのポップカルチャーが消費される時、コカコーラの事も思い出して貰えるよう、
多くの人に印象付けたい意向があるようです。

こうした目的がある場合、
対象を絞ったコンテンツよりも、
コカコーラパークのような、幅広い層にリーチしやすいメディアを持ち、
そこに様々な種類のコンテンツを大量投下していく方が良いでしょう。


有名でないサービス、商品の場合は何でも試して見るべし

一方で、そこまで有名でないサービス、商品を持つ会社だったら、
それこそ何でも試して見る方がいいかと思います。

例えば料理教室の場合、
料理の手順、ポイントを動画にするといいと思います。

ここで重要なのが、「5つのポイント」というように、
情報を簡潔に手短に伝える事です。

それでも基本的に見込み客は動画を見て満足してしまう人がほとんどでしょう。
ですがユーザーが、塩加減とか、火加減とか、
細かい部分をもっと知りたいけどどうすれば良いの?と思った時に、
あなたのサービスを思い出してもらえればそれで良いのです。

別に料理教室だけでなく、靴の通販でも、整体師でも、
経営コンサルティングでもどのような業態でもあまり変わらないと思います。
(私がコンサルティングしているお客様では業種ごとの差がありません)

大事なのは、コンテンツを通じて見込み客にあなたのサービスや商品を知ってもらい、
継続的に接点をつくり、好きになって貰い、
最終的に行動を取ってもらう(成約して貰う)事を目指す事です。
この辺はどんな業種でも共通だといつも思います。

本当はコンテンツマーケティングはもっと設計方法やKPIの立て方が細かくあるのですが、
こういった点をなぞってみるだけでもそれなりに成果は出ますので、
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

2014年9月11日木曜日

Googleのつまらないミニアップデート

SEOの有名なウェブサイト、Search Engine Land(英語)が、
Googleニュースへリンクするという新種のナレッジグラフを発見したようです。

だから何だという感じが一見しますが、
当然Googleはこういった一つ一つのミニアップデートをゴールとしているわけではなく、
その先に何か大きな、例えば今の何倍もセマンティックな検索結果を出すような、
そういったゴールに向かっているのでしょう。

トライとエラーを繰り返しながら3年前、5年前と比べると格段に検索結果が面白くなっており、
精度もそこそこあがったなという検索エンジンの進化の一端を見る事ができるのは楽しいです。
まあ良質なウェブページの数が単純に増えたことももちろん大きな理由です。

もっと言うと、エリック・シュミットが著した「第五の権力」には彼らが想像する、
かつ現実的に十分実現可能な近未来の姿がありありと描かれていますが、
Googleのセマンティック化ですらその一端に過ぎ無いという事がよくわかります。
そしてさらにその中の小さな切れ端であるこういったミニアップデート一つとっても面白いと思います。


2014年9月9日火曜日

コンテンツSEOの提案を受けた知人

先日、知人のサイトのSEO相談に乗ったのですが、
あるSEO会社からコンテンツSEOの提案を受けていると聞きました。

曰く、

「これからのSEOはコンテンツSEOです。
そのためにはなんでもいいのでページをたくさん増やしてください。
そのためのライティングを請け負います」

というものだったそうです。

ほとんどのSEO会社の状況が決して芳しく無い事は常々伺っており、
アグレッシブな営業を行う事自体は一切否定しないものの、
かなり杜撰な提案だと感じました。

コンテンツSEOとはユーザーを惹きつけるコンテンツをフックにナチュラルな被リンクを集め、
検索順位を高めましょうというものですが、
この定義に従うならばコンテンツ内容がなんでもいいわけではないと。

さらに言えばコンテンツSEOはある種のリンクベイト的な効果を目標としている事も多く、
必ずしも商売の本質ではないと思います。

個人的な意見として、従来のSEOからコンテンツSEOに踏み切るのなら、
コンテンツマーケティングまで広げてしまった方がいいんじゃないでしょうかね。

コンテンツマーケティングに求められるのは、
あくまできちんと定義した見込み客未満に対し、
彼らの役に立つ情報を提供し、リレーションを継続的に築き、
育成する事を行うマーケティング手法です。

ただでさえコンテンツをつくるのって難儀しますし、
リンクを集めるためだけにコンテンツをつくるより、
もっと見込み客の育成を行うエコシステムを形成してしまう方が、
長期的な視点で言うと効率的な気がします。

さらに、コンテンツSEOってそもそもgoogleありきですからね。
仮に将来ソーシャルとか別のプラットフォームでユーザーが検索をするようになった場合、
リンクベイト目的のコンテンツを量産してあっても無駄になりそうなんですよね。

という事を色々と思ったりもしたので、先の知人に対して僕からは、
コンテンツSEOあるいはコンテンツマーケティングを行うのなら、
訪問者に対し自社の情報を出すのはNG、
訪問者が喜ぶ情報だけを無償で提供してください、
〇〇するための3つのポイント的な簡単な情報で良いです、
すぐに結果に結びつかなくても焦らないで一年は続けてください、
そのように伝えました。

2014年8月18日月曜日

「身内」からのリンクが最も効率的

超今さらですが、最も効率的なリンクの種類について。

身内からのリンクは非常に獲得効率が高いです。

効率が高いというのは、
獲得するコスト、労力に対してリンクとしてのSEO上の効果が高いと期待される事を指します。

またここで言う、身内とは関係者です。

例えば…

  • グループ会社のコーポレートサイト
  • 会社のサイト制作に関与した制作会社の制作実績ページ
  • 会社の公式ブログ
  • 知り合いのサイト
  • 会社関係者が参加するイベントの公式サイト
  • 会社員のサイト、ブログ

こういった所から、可能な限り全てリンクをnofollow無しで、
トップページに設置して貰う。
(制作会社の制作実績ページは下層ページになるかと思います)

この手法の良い所は上に書いた通り効率が良い点です。
ナチュラルなリンクと比べて獲得しやすい割に、
リンクとしての効果が比較的高いのです。

リンクとしての効果で言えば、mozやahrefsなどで見ても、
これらのリンクはその他のリンク(個人ブログ、BBS、バイラルメディア、まとめサイト等々のナチュラルなリンク)と比べてポイントが高い場合が多いと思いますので、一度見てみてください。

※ポイントとはMozで言えばMozランク、ahrefsで言えばahrefsランクといった、
ツール提供者側によるリンクの強さの指標です。


この手法はSEOの上級者からするとあまりに本質的でないと言われそうです。
Googleも全く推奨していません。

さらに昔、アイレップの渡部さんもこのような事をおっしゃっていました。

ですが、この手法を上記を全てやったのとやらないのとでは順位への影響の差がやはり見られるのです。
ここはSEO業者も否定できない部分かと。


それで売上が結果として変わってくるなら、
きれいごとを言わずにやっておいた方がいいと私は思います。

ペナルティリスクも圧倒的に低いですし、
万が一そうなってもコントローラブルなリンクですので。

2014年8月8日金曜日

記事広告はSEOにとって効果的なのか

ネイティブアド(広告)は記事広告でもないしSEOとは関係ないという記事を書きました。

せっかくなので、SEO観点から見た記事広告は効果的なのか?という点についても書いてみます。

※記事広告とはニュースメディアなどで記事の体裁をしたコンテンツの事を指します。
理想はブランドコンテンツ、つまり広告主が制作するコンテンツですが、
実際はスポンサードコンテンツ(パブリッシャー(媒体)側が制作)や広告代理店などが制作するケースが多いです。


さて結論から言うと、記事広告はSEOにおいて非常に効果的です。
ただし、それはバズるところまでプランニングできていればの話。

言い換えると、どうバズらせるかまで考えていなければ、SEO上の効果はありません。

そもそもバズらせる以前に、
その記事広告がコンテンツとしてオーディエンスにとって有用なものであり、
かつ消費行動を促す内容でないとSEO目的では行わない方がいいです。

SEO目的で制作された記事広告の多くは、
「記事広告をつくること」が目的化してしまっているものが多いなと感じます。

つまりその記事をアップしてそこで終わり。
拡散もされず、被リンクもつかない。
見るのは制作の窓口になったSEO業者と、広告主だけという。笑

まあせいぜい、自社サイトやPR専用サイトでプレスリリースを打つぐらいかな?

もし記事広告をコンテンツマーケティングの一環で行っているのだとすれば、
失敗と言わざるを得ないケースがほとんどです。

それでもSEO業者は記事広告の結果についてクライアントに、

「SEOは長期的に見ていくべき」
「すぐに結果は出ない」
「記事広告ページから御社サイトへ貼られたリンクだけでも大きな価値がある」

といった説明、というか言い訳をしてしまいます。
これ、非常にいくない。

そもそもSEO屋の提案する記事広告って、
製品紹介、サービス紹介みたいな、悪い意味で普通のものがあまりに多いのです。

記事の企画をあまり練っていない感があるし、
バズをどういった文脈(コンテクスト)で行うか、といった点も恐らく全く考慮されていない。

重要な事なので繰り返しになりますが記事広告にとって最低限必要な点として、
オーディエンスにとって有用であり、
消費行動を促す内容でもあり、
人目を引く内容であり、
バズる文脈が抑えられており、
さらにフェーズごとに効果検証がしっかり行われるものでないといけません。

ここまでしっかりできていてバズれば、
結果的に記事広告を経由したリーチが非常に多くなるのと同時に、
被リンクやソーシャルシグナルが増えるので、
結果サイト全体の検索順位が大きく上昇します。

しっかりとしたバズになっていれば、
検索順位へは意外と早く反映されます。
ほんと、数日とか早ければ1日とかですかね。
キーワードやキーワードの検索数や競合の状況などにもよりますが。

あと最後に記事広告のSEO評価基準としては、
この6つはしっかり押さえた方が良いです。

1.検索順位が上昇する
2.被リンクが増える
3.流入数が増加する
4.ソーシャルシグナルが増える
5.CV数が上昇する
6.CVRも向上する

2014年8月7日木曜日

ネイティブアド(広告)はコンテンツではないのでSEOに関係ない

ネイティブアド(広告)という広告の「枠」があります。

一時期バズワードとして色々な所で話題になっていましたが、
最近になってなぜかまたネイティブ広告についてのお問い合わせを頂くようになりました。

ネイティブ広告というものは広告枠なのでSEOとはほとんど関係ありません。

いちおう下記にてネイティブ広告について触れてみます。


まず最も多いのが、

ネイティブ広告って何?

という質問です。

ネイティブ広告の定義は、IADの定めたこちら(PDF注意)にある通りです。

(引用)

「ページの内容やデザイン、プラットフォームの動作と合致することでユーザーがサイトの一部として
違和感がないと感じる広告」

(引用おわり)

ここでは実例が6パターン挙げられているので、
それを見た方が理解が早いかもです。

  • インフィード型
  • →これはSNS等で投稿の間に、投稿と同じフォーマットで紛れ込む広告のタイプ。
  • ペイドサーチ型(検索連動)
  • →要するにリスティング広告の事。
  • レコメンドウィジェット型
  • →Outbrain社などが提供する、コンテンツの中に違う媒体のコンテンツサマリーを表示し"レコメンド"するもの。私も仕事で扱う事がありますが、審査落ちまくりで超厳しいです。あとCPAが低い。理由は飛び先がLPではなくコンテンツページなので、CPAで判断するクライアントへの提案が非常に難しいという事情があります。笑
  • プロモートリスティング型
  • →これはECの商品一覧の中に紛れてレコメンドされる広告などを指しています。
  • インアド型
  • →記事などウェブページの中に紛れるタイプのものです。
  • カスタム型
  • →上の5つに分類できないタイプ。LINEの企業スタンプとか、Spotifyのおすすめ楽曲リストとかだと言われています。

とまあ分類するとこのような形式のものになります。


ネイティブ広告と記事広告は違うもの

これもよく言われるのですが、ネイティブ広告と記事広告は同じではありません。

ネイティブ広告は広告枠の一種なので、
ディスプレイ広告など、媒体側が用意した広告を出すための「枠」なのです。

一方で記事広告はコンテンツです。
その媒体の記事の体裁をしたPRコンテンツの事です。

なので用法として、「ネイティブ広告枠に掲載された記事広告」みたいな使い方は多分正しい。
でも、「ネイティブ広告とは記事広告のようなもの」というのは厳密には正しくないのです。

これ、記事広告が「○○広告」というネーミングだからややこしいのですよね。
記事の中に広告枠があるようなものなのでそういう名前なのですが。

我々SEO業者としては、記事広告をコンテンツとして提案する事はよくありますが、
ネイティブ広告についての提案、施策を行う事は無いです。


ネイティブ広告は「広告」である事が分かる表記が必須

…という旨がIADの定めたこちら(PDF注意)に記載されています。

なのでネイティブ広告とはよく言われる「ステマ」とは異なるタイプの広告なのです。
ちゃんと広告である事を明示しているので。

さて、ここまで読まれた方には、
ネイティブ広告は広告枠の事だという事がご理解いただけた事と思います。

私はSEOの仕事をしていてコンテンツの話になった時に、
「ネイティブ広告ってどうなの?」とよく聞かれます。

この手の質問が出る時、恐らく記事広告と混同されているのだと思いますが、
上にも書いた通りネイティブ広告は広告枠の事でコンテンツの事ではないので、
SEOとはあまり関係がありません。

強いて言えば、パブリッシャー系のクライアント(例えばニュースメディアなど)のSEOを行う場合、
ネイティブ広告枠を設けてレコメンドウィジェット(Outbrainなど)の導入などを促す場合は無くはないです。
結構審査落ちますけどね。笑

ま、記事広の事だと思っていた方はこの機会に正しい定義を覚えつつ、
SEO関連のコンテンツのお話とは切り離して認識された方が良いかと思います。

2014年8月3日日曜日

毎日更新を4日ストップした結果、PV半減、検索流入2割減

サイト更新と検索順位は相関性はあるけど、明確な因果関係はない、というお話です。


ここ2か月ほどこのブログを毎日更新していました。

で、先日旅行に行っていたので4日ほど更新をストップしてみたところ、

一日あたりのPV数は300程度→150程度へ半減しました。

一日あたりのセッション数は100程度→80程度へ減少しています。

検索順位も一部だけかなり下がりました。


まあこれらのデータは母数が少ないので何とも言えない部分も多いですが…w

そして更新を再開したら、じわじわ戻ってきています。


具体的なデータに乏しい為、私の持論というか肌感覚で今まで言ってきたことですが、
これらの動きを見るに、更新頻度は検索順位と確実に相関しています。

相関はするけどアルゴリズムに更新頻度が組み込まれているか、
つまり因果関係が存在するかはわかりません。


また私のお客様のサイトも、
大幅更新やリニューアル、ページ追加を行ったサイトの順位の動きを見ていると、
直後の一週間はテールも含めて順位が若干上がることが多いです。

そして一週間後以降は全体的に元の順位に落ち着くというパターンですね。
あくまでそういうケースが多いというだけですが。


更新やリニューアル、ページ追加が毎度絶対に影響するわけでもなくて、
お客様以外の色んなサイトを見ていても、
数千ページ~数万ページ規模の大幅なものを実施しても検索順位が上がらないサイトもあります。


以上、サイト更新と検索順位についてのプチレポートでした。

2014年8月2日土曜日

最近はGoolgeペナルティは激減したが有料リンク利用はほとんど減っていない傾向

今日はSEO業者から見た、有料リンクの利用状況について。

さて、ある程度SEOの情報を気にする人はよく知ってると思いますが、
最近は大規模な一斉ペナルティみたいなものは起きていません。

せいぜい2014年6月頃にペイデイローンアップデートと呼ばれるアルゴリズムアップデートが、
一部のアフィリエイトサイトに影響を与えたぐらいです。

これはある程度、Googleが定義するスパムの駆逐が終わったという事です。
特に有料リンクですね。

まだまだ有料リンクを使った上位表示に成功しているサイトは大量にあります。
今でもたまに有名なサイトが大きく順位を落としているのを見かけるものの、
もう大規模な順位変動は起きないでしょう。



そして今の有料リンクの利用状況は次の3つに集約されます。



1つは、アルゴリズムのアップデートをものともせず、
「巧妙な有料リンク」を利用したサイトが生き残っているという事。

言い換えると、Googleをうまく出し抜いている有料リンクですね。笑
特にエンタープライズSEO(企業サイトのSEO)はほとんど有料リンクを辞めた形跡は見られません。
ペナルティを受けても別の有料リンクに切り替えるなどしています。

この状況に、もうGoogleも半ばサジを投げているのではないか?と思います。
なぜなら、有料リンクが手間をかけたものに変わってきているからです。
言い換えるならば極論、人工知能でなければフィルタリングできないリンクです。

巧妙なリンクとは、例えば結構な人件費を投じてアルゴリズムを常に分析し、
アンカーテキストやキーワード出現率等を最適化した有料リンクなどです。
突き詰めると、こういう媒体は果たして有料リンクなのか純粋なナチュラルリンクなのか、線引きが難しくなって来ているのです。

まあ資本力のあるSEO業者や外部リンクベンダーにしかできないとは思いますけどね。

ただしもしかしたらGoogleも、時間がかかってでも全ての有料リンクを駆逐するつもりかも知れませんが。


2つ目は、ペナルティを恐れて外部リンクをやめ、コンテンツ施策に切り替える動きです。

完全にコンテンツ施策のみのサイトは、私が見聞きした範囲ではほぼ無いです。
個人的に内情を知る会社のうち、全部で10社ぐらいしか知りません。


3つ目は、有料リンク+コンテンツもやるという姿勢。
これはじわじわと増えてきているかなという感じです。

まあなんというか有料リンクの「うまみ」を理解し、
そのリスクも理解しつつ、
ペナルティって回復可能だよねという認識を持つ企業も多い訳です。笑

アスリートに置き換えると、
コンテンツ=地道なトレーニング、
有料リンク=ドーピング、
ペナルティ=副作用とか法律違反による逮捕のようなもの
です。

地道なトレーニングを行い基礎体力を向上させつつ、
ドーピングでトレーニング以上の効果を得ようとする考え方です。

とは言えですね、有料リンクがドーピングと違うのは、
Googleは法律でもないし只のプラットフォームという点です。

私は有料リンクが悪いとは全く思っていません。
どんな業界にもグレーな営業手法はあまた存在します。

かつてあのソフトバンクがYahoo!モデム配布で非常にグレーな事をして売り上げ拡大をしていたような時代もあったのです。
あの時は解約しようと電話するとたらい回しからの2時間待たされた友達なんかもいましたし。
今ではソフトバンクも時価総額、営業利益ともに1兆円という日本を代表する企業に成長しています。
これは極論ではありますが、私は完全に法の外側でなければ別にいいんじゃないかと思っています。

一方で、一見クリーンな事を言う、GoogleコンシャスでSEOファーストなSEO業者や識者も数多くいます。

結果クライアントに無駄な工数や費用を発生させて、
売上にならないSEOをさせる事も少なくないと思いますが、
それとどちらが正しいのかは何とも言えないのではないでしょうかと。

私は、それならその時期その時期で、売上に繋がる手法をお勧めします。

コンテンツが最も売り上げにつながるならそうした方が良いですし、
有料リンクが売上に直結するなら有料リンクをお勧めします。

ただし今は有料リンクを利用するなら、
リンク媒体の選定とペナルティリスク管理を同時に徹底して行うべきという事も合わせて伝えます。
それに有料リンク以外にもやれることはありますしね。


以上、まだまだ有料リンクの利用は減っていないという状況です。

2014年8月1日金曜日

Googleのスマホクイックサーチがやり過ぎな件

Searchengine Roundtableという世界的に著名なサーチ関連サイトに、
Google: Where Are The Search Results?
(検索結果ってどこに行っちまったんだよ)
という記事が投稿されていました。

かいつまんで言うと…

スマホでGoogle検索をした際に、
検索結果に表示される「Quick Answers(クイックアンサー)」とか、
「Long Form Answers(ロングフォームアンサー)」とか、
「Long Responces(ロングレスポンス)」と呼ばれる「答えの表示」が表示される事がありますが、
それが縦に長すぎて検索結果までリーチできねぇよという主張です。笑

例えばこんなのです。

「心臓発作」で検索すると…普通の検索結果ですよね。


「心臓発作とは」で検索すると…
クイックアンサーが出てきます。Wikipediaから引用していますね。

検索結果も微妙に異なります。


次、タイムリーな「エボラ出血熱」で検索すると…やはり普通。


そこで「エボラ出血熱とは」で検索すると、
やはりクイックアンサーが出てきます。

同じく検索結果も少し変わります。


では疾病関係を離れて、「ブランド」で検索してみます。
特にまあ普通な検索結果ですが…


「ブランドとは」で検索すると、案の定クイックアンサーが出てきます。


ちなみにスマホで検索しても全く同じです。

そしてSERの主張通り、縦に長すぎて検索結果に行けない(泣)
スマホのスクロールって意外と大変なんだよね…

でもこれ、使いにくいのですぐに改善する気がします。

そう思う理由として、使いにくいからクレームが来そうというのもありますが、
テスト段階っぽい動きを見せているからです。

例えばこのクイックサーチが出現するキーワードは短時間に変わります。

それから""(クオテーション)の有る・無しでクイックサーチが出たり出なかったり、
あと、ログインしていると出たり出なかったり。

まあいかにもテスト段階という感じではありますね。

より良い改善を期待します。





EC戦国時代の予兆が。

異業種からのEC参入の動きが過熱しています。

昨日、おとといだけで実に3件も「Eコマース関連」のお知らせがありました。

LINE、スマートフォンECサービス「LINE MALL」で定額配送サービス「LINE配送」開始

アプリ開発・運営のLINE(ライン)は、同社が運営するスマートフォンECサービス「LINE MALL」で、出品者向けのサイズ別定額配送サービス「LINE配送」を7月30日に始めた、と同日発表した。ダイレクトマーケティング事業のフェリシモの物流サービスと連携し、出品者・購入者間の商品発送を代行する。サイズ別に国内一律料金にする「定額配送」と、個人間同士の氏名、住所、電話番号、振込先情報など個人情報のやり取り不要な「匿名配送」を実施する。



みんなのウェディングが物品販売などを行う新会社 ― コマース事業へ

結婚式場口コミサイトのみんなのウェディング<3685、マザーズ>がコマース事業に乗り出す。30日、結婚式場の口コミサイトや結婚式プロデュース事業と相互関連する物品販売などを行う新会社を設立すると発表した。ウェディング市場を深堀りし、グループ全体の業容拡大を図る狙いだ。



クックパッド、EC事業拡大を目的にオンラインショップ運営企業を子会社化

クックパッドは、7月29日、EC事業の拡大を目的として、衣料、キッチン用品及び雑貨のオンラインショップ「アンジェ」を運営するセレクチュアーの株式を取得し、子会社化することを発表した。



いまの時代、何が最も粗利を稼げるビジネスかと言えば、
「インターネット事業全般」ないし「情報・データの販売」です。

上記3社は全てこのインターネット界隈で成長してきた会社。

現在の事業はいずれもまだまだ伸びています。

ってか決算報告書、見ました?
既存のビジネス(不動産とか小売とか)を遥かに凌駕する驚異的な利益率を誇っています。

で、そんなインターネットビジネスにおいて、
もう一つの可能性があります。

それが、彼らが参入したEC事業なのですね。
ECの旨味と言えば、商圏が世界中に広がるという事です。

例えば一昔前の小売は○○区とか○○市内くらいが商圏でした。

ところがEC事業であれば、凄く単純に言って商圏が世界中に広がります。

もちろん地域に根差して店舗を中心にコミュニティをつくるというやり方もありますが、
もちろん上記3社が狙うのは世界規模のビジネスでしょう。

と言うわけで、これから考えられるのは他社の追随、つまり他の非EC事業者のEC参入なのかなと。

実際私もインターネット業界におりますので、
どこそこの会社がEC事業への参入を進めているという情報がちょくちょく入って来ます。

ECは市場も拡大していますし、
戦国時代に突入ですかね。

そうすると競争の過熱化や、大手に打ち勝つために合併、提携等々も増えてくると思います。

個人的には各SNSやYoutubeがなぜECに本格参入しないのだろうと不思議です。