SEOと広告とインターネッツ      

2014年9月24日水曜日

最近の与沢翼さん

情報業界からの引退はなさそうです。


こちらの有料メルマガを購読しておりまして、
(アフィリリンクじゃないよ)
一時は発送の遅延などありましたが、
最近はしっかりと届くようになりました。

そこで語られている事をそのまんま書くことはできませんし、その量も少なくないので、
いくつかポイントをピックアップしてみますと…

・情報業界からは手を引くつもりはない
・しかしいわゆる情報起業業界のようなことはやらない
・そもそも受験予備校など「情報産業」は昔からあるもの
・これからは広い意味で情報を扱う事業を考えている
・まず価値を高めて、情報を蓄積し、スケールさせたい

だそうです。

具体的にこれから何をやるのかは「言えない」との事ですが、
最も変わった所としては、「スケールさせたい」と考えている事でしょうか。

確かに今の情報起業って、プロダクトローンチとか短期的な粗利は凄いと思いますが、
焼畑農業的に市場を枯らしている気がしなくもないです。
特にアフィリエイターに登録させてリストを買って…というような手法のみではさすがに飽きてくるというか。

与沢さんはそのずっと先、
あるいは全く異なるフィールドを見つめているように思えました。

私は与沢さんの戦略的で大胆でエネルギッシュでギラついた部分が凄く好きだったのですが、
今はそういった牙は隠しながらもしっかり磨きあげているのかなぁと感じました。

2014年9月18日木曜日

ペルソナとコンテンツをすり合せたコンテンツマーケティングを。

なぜコンテンツマーケティングにはペルソナが必要かというと…

コンテンツマーケティングとは、言い換えればよく定義された見込み客の欲する情報を提供する事です。

これを行うためには、コンテンツを提供する顧客がどんな人か、
どんな情報を欲しているかをよく知らねばなりません。

自動車保険のサイトなら、
自動車の購入を検討している人、
自動車の購入が決定している人、
既に他社の自動車保険に加入していて、
サービスまたは金額に満足していない人…辺りでしょうか。

そうすると、ペルソナに盛り込む要素としては、
自動車を購入できるだけの年齢、職業、年収、資産などが必要条件になります。
例えば30代以上、年収500万以上とかでしょうかね。

あるいは日本の場合、都心よりも地方で働き始めた30代男女…とかかもしれません。

こうした「ペルソナ像」が欲する情報をそれぞれ用意しようとする事が大事です。

自動車の購入を検討している人に対するコンテンツとしては、
自動車の選び方、比較ガイドのようなものでもいいかも知れません。

自動車の購入が決定している人には、
ドライビングマップや観光ガイドなどをつくるかも知れません。

私ならとりあえず思いついたものを全てつくってしまって反応を見ると思います。


さて、ここで重要な注意点です。

私は上でペルソナを「想像」しましたが、
実際にはペルソナはアンケートであぶりだす方が良いです。
精度的に。

私も、もし自動車保険の損保会社を経営していれば、
実際に顧客に聞いてみるということを必ず定期的に行います。

まあ個人的な感覚ではありますが、想像で作ったペルソナって外れるんですよ、思った以上に。
あとでアンケート取って見て全然ズレてるなんて事は珍しくないのです。

「たぶんこうだろう」はコンテンツマーケティングにおいては絶対NGです。
(そもそも商品開発の段階でもNGだと思いますが)

仮説を出しておくのは重要ですが、
可能な限り顧客を定期的に捕まえてインタビューを行った方が良いです。
月に一人、ランチに誘って話を聞くとかでもいいと思います。

これをやると、思いもよらぬ動機であなたのサービスを利用している事がわかったりするものです。
それでも顧客像が今一つ浮かばない、なんて事が万が一あれば、
いくつかのペルソナをつくってテストしてみるのは有りだと思います。

そして2つ目の注意点です。

それは、全ての顧客をたった1つのペルソナでカバーする事は不可能というものです。
ペルソナは最大公約数的な内容にするか、何種類かに分けたものを設定しましょう。
あれもこれも…と1つのペルソナに詰め込んでもあまり意味がありません。

以上です。

コンテンツはペルソナとすり合せて作成しましょう。
でないとたくさん作ったけど「回収のできない」「響かない」コンテンツになりがちです。

2014年9月17日水曜日

コンテンツマーケティングとアフィリエイトは相性が悪い

コンテンツマーケティングとは、
明確に定義された見込み客の欲する情報や体験を提供し、
彼らとのリレーションを継続的に計るマーケティング手法です。

そしてコンテンツマーケティングを行う上で、
サービスや商品を好きになって貰い、
ブランドロイヤリティの向上を目指す事が重要です。

これを言い換えると、
コンテンツを通じてこちらの事を「好き」になって貰わないといけません。
もっと言えば、見込み客の中でオンリーワン、ナンバーワンになる事が重要です。

このコンテンツマーケティングという手法と相性が最も合わないのが、アフィリエイトです。

アフィリエイトサイトは基本的に運用者側の情報を一切出しません。
サイト名もSEOを基準に、必要なキーワードをタイトルに入れる事を優先します。
従って、サイトの名前や構成が非常に似てしまいます。
恐らく、アフィリエイトサイトの流入キーワードで指名系のものはほとんどないはずです。
そのぐらい差別化をしづらい。

それはアフィリエイトサイトがCVに結びつくキーワードを軸にサイトをつくり、
さくっと刈り取る目的で作られているからです。
それはそれで非常に理に適ったサイトづくりだと思います。

まあそもそもアフィリエイトの性質が、
自社商品でなく他社商品を変わりに成約させるものですので、
コンテンツを通じて「好き」になって貰う事と売上が結びつかないのも当然ですね。

というわけでアフィリエイターの方はコンテンツマーケティングは合わないと思います。
いやほんとアフィサイトでコンテンツをガンガン突っ込んでも成約しないから難しい、
という経験をたくさんしましたしね…。

2014年9月16日火曜日

で、どんなコンテンツだったら効くのよ?

あなたの会社でコンテンツマーケティングを始めよう、となった時、
真っ先に「何をつくったらいいの?」と疑問に思うでしょう。

という訳でどんなコンテンツをつくるかですが、
色んなやり方があります。

まず媒体はなんでもよいでしょう。

ウェブメディアを持ったり、
メールマガジンを発行したりでもOKです。
紙のメディアもアリです。紙はコストはかかりますが。
Youtubeチャンネルを持つことでも良いです。

では次にどんな内容をつくるべきかという話ですが、
その前にまずあなたのサービス、商品の見込み客をしっかり知る事から始めた方が良いでしょう。

例えば既に有名なサービス、商品の場合は、
様々なコンテンツを大量に投下したようなオウンドメディアを持つことが適しているかもしれません。

一例を挙げてみます。


コカコーラパークの事例

世界で最も有名なコンテンツマーケティング事例として、
「コカコーラパーク」が挙げられます。

コカコーラは多くの人に知られたマス商品ですので、
多くの人にブランドを知ってもらうとか買って貰うとかの段階は過ぎています。

これからはより多くの人にブランドを好きになって貰う、
日常的にコカコーラのブランドに触れて貰う事を目指しています。
つまりブランドロイヤリティの向上が主な目的になっているという事です。

さらにはコカコーラはポップカルチャーを支援していて、
ポップカルチャーが好きな人はコカコーラの見込み客であり、
何らかのポップカルチャーが消費される時、コカコーラの事も思い出して貰えるよう、
多くの人に印象付けたい意向があるようです。

こうした目的がある場合、
対象を絞ったコンテンツよりも、
コカコーラパークのような、幅広い層にリーチしやすいメディアを持ち、
そこに様々な種類のコンテンツを大量投下していく方が良いでしょう。


有名でないサービス、商品の場合は何でも試して見るべし

一方で、そこまで有名でないサービス、商品を持つ会社だったら、
それこそ何でも試して見る方がいいかと思います。

例えば料理教室の場合、
料理の手順、ポイントを動画にするといいと思います。

ここで重要なのが、「5つのポイント」というように、
情報を簡潔に手短に伝える事です。

それでも基本的に見込み客は動画を見て満足してしまう人がほとんどでしょう。
ですがユーザーが、塩加減とか、火加減とか、
細かい部分をもっと知りたいけどどうすれば良いの?と思った時に、
あなたのサービスを思い出してもらえればそれで良いのです。

別に料理教室だけでなく、靴の通販でも、整体師でも、
経営コンサルティングでもどのような業態でもあまり変わらないと思います。
(私がコンサルティングしているお客様では業種ごとの差がありません)

大事なのは、コンテンツを通じて見込み客にあなたのサービスや商品を知ってもらい、
継続的に接点をつくり、好きになって貰い、
最終的に行動を取ってもらう(成約して貰う)事を目指す事です。
この辺はどんな業種でも共通だといつも思います。

本当はコンテンツマーケティングはもっと設計方法やKPIの立て方が細かくあるのですが、
こういった点をなぞってみるだけでもそれなりに成果は出ますので、
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

2014年9月11日木曜日

Googleのつまらないミニアップデート

SEOの有名なウェブサイト、Search Engine Land(英語)が、
Googleニュースへリンクするという新種のナレッジグラフを発見したようです。

だから何だという感じが一見しますが、
当然Googleはこういった一つ一つのミニアップデートをゴールとしているわけではなく、
その先に何か大きな、例えば今の何倍もセマンティックな検索結果を出すような、
そういったゴールに向かっているのでしょう。

トライとエラーを繰り返しながら3年前、5年前と比べると格段に検索結果が面白くなっており、
精度もそこそこあがったなという検索エンジンの進化の一端を見る事ができるのは楽しいです。
まあ良質なウェブページの数が単純に増えたことももちろん大きな理由です。

もっと言うと、エリック・シュミットが著した「第五の権力」には彼らが想像する、
かつ現実的に十分実現可能な近未来の姿がありありと描かれていますが、
Googleのセマンティック化ですらその一端に過ぎ無いという事がよくわかります。
そしてさらにその中の小さな切れ端であるこういったミニアップデート一つとっても面白いと思います。


2014年9月9日火曜日

コンテンツSEOの提案を受けた知人

先日、知人のサイトのSEO相談に乗ったのですが、
あるSEO会社からコンテンツSEOの提案を受けていると聞きました。

曰く、

「これからのSEOはコンテンツSEOです。
そのためにはなんでもいいのでページをたくさん増やしてください。
そのためのライティングを請け負います」

というものだったそうです。

ほとんどのSEO会社の状況が決して芳しく無い事は常々伺っており、
アグレッシブな営業を行う事自体は一切否定しないものの、
かなり杜撰な提案だと感じました。

コンテンツSEOとはユーザーを惹きつけるコンテンツをフックにナチュラルな被リンクを集め、
検索順位を高めましょうというものですが、
この定義に従うならばコンテンツ内容がなんでもいいわけではないと。

さらに言えばコンテンツSEOはある種のリンクベイト的な効果を目標としている事も多く、
必ずしも商売の本質ではないと思います。

個人的な意見として、従来のSEOからコンテンツSEOに踏み切るのなら、
コンテンツマーケティングまで広げてしまった方がいいんじゃないでしょうかね。

コンテンツマーケティングに求められるのは、
あくまできちんと定義した見込み客未満に対し、
彼らの役に立つ情報を提供し、リレーションを継続的に築き、
育成する事を行うマーケティング手法です。

ただでさえコンテンツをつくるのって難儀しますし、
リンクを集めるためだけにコンテンツをつくるより、
もっと見込み客の育成を行うエコシステムを形成してしまう方が、
長期的な視点で言うと効率的な気がします。

さらに、コンテンツSEOってそもそもgoogleありきですからね。
仮に将来ソーシャルとか別のプラットフォームでユーザーが検索をするようになった場合、
リンクベイト目的のコンテンツを量産してあっても無駄になりそうなんですよね。

という事を色々と思ったりもしたので、先の知人に対して僕からは、
コンテンツSEOあるいはコンテンツマーケティングを行うのなら、
訪問者に対し自社の情報を出すのはNG、
訪問者が喜ぶ情報だけを無償で提供してください、
〇〇するための3つのポイント的な簡単な情報で良いです、
すぐに結果に結びつかなくても焦らないで一年は続けてください、
そのように伝えました。

2014年8月18日月曜日

「身内」からのリンクが最も効率的

超今さらですが、最も効率的なリンクの種類について。

身内からのリンクは非常に獲得効率が高いです。

効率が高いというのは、
獲得するコスト、労力に対してリンクとしてのSEO上の効果が高いと期待される事を指します。

またここで言う、身内とは関係者です。

例えば…

  • グループ会社のコーポレートサイト
  • 会社のサイト制作に関与した制作会社の制作実績ページ
  • 会社の公式ブログ
  • 知り合いのサイト
  • 会社関係者が参加するイベントの公式サイト
  • 会社員のサイト、ブログ

こういった所から、可能な限り全てリンクをnofollow無しで、
トップページに設置して貰う。
(制作会社の制作実績ページは下層ページになるかと思います)

この手法の良い所は上に書いた通り効率が良い点です。
ナチュラルなリンクと比べて獲得しやすい割に、
リンクとしての効果が比較的高いのです。

リンクとしての効果で言えば、mozやahrefsなどで見ても、
これらのリンクはその他のリンク(個人ブログ、BBS、バイラルメディア、まとめサイト等々のナチュラルなリンク)と比べてポイントが高い場合が多いと思いますので、一度見てみてください。

※ポイントとはMozで言えばMozランク、ahrefsで言えばahrefsランクといった、
ツール提供者側によるリンクの強さの指標です。


この手法はSEOの上級者からするとあまりに本質的でないと言われそうです。
Googleも全く推奨していません。

さらに昔、アイレップの渡部さんもこのような事をおっしゃっていました。

ですが、この手法を上記を全てやったのとやらないのとでは順位への影響の差がやはり見られるのです。
ここはSEO業者も否定できない部分かと。


それで売上が結果として変わってくるなら、
きれいごとを言わずにやっておいた方がいいと私は思います。

ペナルティリスクも圧倒的に低いですし、
万が一そうなってもコントローラブルなリンクですので。