SEOと広告とインターネッツ      

2014年7月31日木曜日

SEOビッグデータの使い方…大局的な動きを見るのにおすすめ

こちらの記事にも書いたんですけど、
これからSEOを本格的にやって行きたいなら、
ビッグデータの取得は必須になってきます。

具体的には競合サイトや自社サイト、あるいは競合でも自社でもない全然関係ないサイトも含めた、
検索順位データの取得ですね。

ビッグデータの使い方は色々あります。

中でも主な使い方としては、順位を計測してみてどうするかよりも、
データをためておいて局所的におかしい部分を見直すというやり方です。

変な例えですが、
戦争で高い所から兵隊の動きを大局的に長期間見続けるようなイメージです。

という訳で以下、あまりお勧めしませんが、
私が行っている日々の具体的なキーワード計測手法と見方を書いてみます。

注意点としては、慣れないとマジで時間もかかるし、取ったデータの9割は不要なノイズになるという所ですね。

それでもSEO上級者でオーガニック検索が大好きな人がいれば、
ぜひマネしてみてください。笑



キーワードを大量にリストアップ

例えば「ダイエット」領域でSEOを行うとします。

その場合、「ダイエット」関連のキーワードを1万件ほど洗い出します。

自社サイトに関係ありそうなものもなさそうなものも、
GoogleやYahooのサジェスト、
アドワーズキーワードデータ等々を駆使して、
とにかくありとあらゆるキーワードをリストアップします。



自社サイトを計測

それらをデイリーで、GRC等の順位取得ツールで計測し続けます。

気が遠くなりそうなタスクだと思われそうですが、
キーワードさえ決まれば後は毎日計測し続けるだけなので、
そんなに時間はかかりません。

そして自社サイトの順位がデイリーで平均どう動いたか、
大幅に順位が下がったキーワードとページURLは何か、
それらに共通項はあるのか、
などなどを計測し続けます。


競合サイトを計測

検索順位は相対評価の結果で決まります。
ですので競合の動きも見ていないと意味がありません。

競合サイトを20サイトほど選定しておきましょう。
Wikipedia等、競合になりえないサイトは省いて結構です。
私はWikipediaも強力なコンテンツサイトとみなして順位計測する場合もあります。

なお競合サイト20サイト×1万キーワードだと、
毎日20万キーワード分の計測を行う事になります。
これはGRC1つだと、何時間もかかります。
下手すると1日かかります。笑

これらのキーワードを計測し続け、
基本的には自社サイト計測と同様に、
自社サイトの順位がデイリーで平均どう動いたか、
大幅に順位が下がったキーワードとページURLは何か、
それらに共通項はあるのか…を計ります。


で、実際に何をどう見るの?

具体的にこういう順位の時はこう見るというフレームワークを用意するより、
とにかく妙な動きがあるところは徹底して調べる事をお勧めします。

これは自社サイトの順位の上下だけでなく、
競合の動きを察知する事もできます。

あるキーワードで競合の順位が全体的に下がれば、
そのキーワードとその競合各サイトがマッチしなくなってきているのかも知れません。
そうなると、自社サイトにも何かしら対策を施す必要が出てくるでしょう。

特定のキーワードで自社だけ大幅に順位が下がった場合、
ペナルティの可能性もありますし、
ページランクの高いサイトからリンクを外された可能性もあります。
またサーバーエラーやページ削除後の転送がうまく行っていない可能性も考えられます。


このような形で、
大局的に各キーワードで自社・競合がどう動くかを見る事ができますので、
お暇な方はビッグデータ取得にトライしてみてください。

繰り返しますが、データの9割はノイズです。
徒労に終わる可能性も十分あります。

ですが、戦争で兵隊同士1対1の戦いだけしか見たことが無い人よりも、
高い所から俯瞰的に戦争全体を見続けた事もある人とでは、
SEOの理解度や引き出しに差が出てきます。

SEOで上のステップに進むためには、やってみてもいいかもしれませんよ。

2014年7月30日水曜日

Twitterのブランドモニタリング(監視)インフォグラフィックが面白い


面白いInfograficがありましたので、ご紹介します。英語です。


Twitterで自社のブランドをモニタリング(監視)する方法です。

Twitterでは会社、ブランドがどう思われているか、
調査するのに非常に便利です。

Twitterも今や一種の検索エンジンと言えるほど巨大で多くの人が会話しています。

会社名は、週に平均273回ツイートされている。



企業名を含むツイートの30.72%が企業アカウントに@をつけてメンションしているわけではない。

つまり、直にその企業アカウントに対して@メンションでメッセージを送っているわけではなく、
企業アカウントの知らざる場所でその企業について語られているという事です。

しかも企業名やブランド名は正式な名称で語られているとは限りません。
「Yahoo!」なら「ヤフー」「ヤフージャパン」もあるでしょうし、
もしかしたら「やほお」とかもあるかもです。
そのあらゆるバリエーションで検索してみてモニタリングする必要があります。


たったの9.16%しか@をつけたメンションを企業アカウントに送っていない。

これも上のと同じことを言っています。
できれば@を使われていない会話にも混じってみる事が大事。
出来るだけ多くの質問に答えてみるのも大事、との事です。

これはアメリカのインフォグラフィックなのですが、
アメリカではSNSの運用チームを持つ会社は珍しくないのでこのように書かれている訳です。
まあ日本では難しいかもしれませんね。


企業やブランドについてのツイートの60.2%がリツイートされていない。

ポジティブなツイートはリツイートしてあげましょう。
ネガティブなツイートなんて珍しくないのだからそこを気にしていてはダメ。

あと、機械的な返答ではなく、それぞれのツイッターユーザーと人対人の会話を地味にしていきましょう。



企業アカウントへのメンションの60%があなたの就業時間外のものである。

なるべくリアルタイムで返信できるよう、
夜中や週末に運用できる人を雇うべきだ…とのことです。



このインフォグラフィックは以上です。
面白いのは、企業アカウントのフォロワーではなく、企業についてつぶやいた人全てを対象とすべし、という考え方ですね。

私がツイッターを見ていていつも「人対人」のコミュニケーションを行っていると感じる企業アカウントをご紹介しておきます。

それは損害保険の「チューリッヒ」です。

めちゃめちゃ地道にユーザーへ返信していて凄いなぁと思います。

キングダム35巻に出てた武将の名前を調べたら…

検索エンジンはまだまだ発展途上だなぁ、と時々思います。



『キングダム』という古代中国を舞台にした漫画があります。

これの35巻が発売されたので、買って読みました。

で、その中に『楽毅(がくき)』という将軍の名前だけが出てきたのですが、
35巻も続いているのでどんな将軍だったか思い出せませんでした。

そこでGoogle先制に聞いてみたのです。

すると明らかにおかしい所が2か所。


楽毅は古代中国の、「軍神」と呼ばれたほどの大将軍のはずだったのですが、
これ、絶対違うでしょ…

この写真は平野綾(だっけ?)じゃないか…


しかも。


学歴がひそかに書いてあります。「武漢大学」と。笑
えっ、古代中国にも大学ってあったんだ?と一瞬信じてしまい、
武漢大学を調べたら、1893年スタートしているようです。

Google先生がすげー雑で笑ってしまいました。


本物の「楽毅将軍」はこちらです。

Naverまとめより拝借)

この平野綾の顔写真は「楽毅」で上位にあるサイトから引用されています。

まあGoogle先生もこんなイージーミスをやらかす、というお話。

あ、キングダム35巻も面白かったです。

2014年7月29日火曜日

ピジョンアップデートなるものが発動。これはパーソナライズ検索の未来です。

ピジョンアップデートというかわいい名前の、アルゴリズムアップデートが発動した模様です。

結論から言うと、これはGoogleがパーソナライズ検索をより進めた結果だと考えております。
私の予想では恐らく日本には来ないか、少し先になりますが違う形で入ってくると思います。
なぜなら日本とアメリカでは地理が検索に及ぼす影響が大きく異なるからです。

詳しくは後述。

まずピジョンアップデートの概要ですが、スズケンさんのブログが日本語では最もわかりやすいですね。

以下、ピジョンアップデートの概要を引用。

  • 通常のウェブ検索のアルゴリズムに今までよりも密接に統合
  • Googleマップとウェブ検索のローカル検索結果に影響
  • 距離と場所のランキング要因を改善
  • 米Google (google.com) の英語の検索結果のみに実施


以上、引用でした。

次にピジョンアップデート(Pigeon Update)という名前についてですが、
この名前を命名したのはGoogleではありません。

Search Engine Landというサイトが取り急ぎ命名したようです。

なぜピジョン(鳩)かというと、
アルゴリズムアップデートの名前は「P」で始まるもので、
かつ家に飛んで帰る習性がある動物と言えば鳩だったから…だそうで。

SearchEngine Roundtableの記事(英語)にそう書いてありました。

何となく言わんとする事はわかりますw
じゃあ次はピッグアップデートとかになるのかな。


で、冒頭のパーソナライズ検索の話ですが、
このピジョンアップデートなるものは英語圏のみが対象だそうです。

英語圏、特にアメリカでは個人個人に合わせた検索結果が特に出るようになっています。
これがいわゆるパーソナライズ検索というやつですね。
日本人が思った以上にパーソナライズされています。

その傾向を強めている要素の一つが地理。

日本だとどこにいても情報はあまり変わりませんが、
アメリカは土地も広大で、その土地ごとに例えば天気や映画やショッピング等々、
色々な情報が大きく変わるんですよ。

ロスとニューヨークとアイオワで公開されている映画は大きな違いがあります。
ユーザーもパーソナライズされている方が助かるわけです。
これからスマホ時代になりますから、なおの事この傾向は強まるでしょう。

日本からだと現在地の設定をアメリカにはできないので確認できない人がほとんどだと思いますが。


このピジョンアップデートから我々が気にするべきことは、
これが日本に導入されるかどうかよりも、
パーソナライズ検索をGoogleが促進しようとしているのだという事です。

この動きを見るに、ピジョンアップデートは土地が広大なアメリカだけで終わるかも知れません。
または違うパーソナライズ検索という形で日本に導入されるかも知れません。

あとアルゴリズムのアップデートを行う理由を突き詰めると、
ユーザー体験に加えて、アドワーズ(リスティング)精度の向上もあるんじゃないかなと思っています。
わかんないけど。

2014年7月28日月曜日

コンテンツ事例…思わず笑ってしまった『文学フォルダ』

非常に面白いサイトが話題になっていたので共有します。

文学フォルダ

という名前のサイトです。



サイト内にある通り、仕事をさぼりながら文学を読むためのサイトです。

「学問のすすめ」や「人間失格」など、
有名な文学作品を一行ずつフォルダ名に記入したものをダウンロードできます。

これを読んでいるとあら不思議、
さも仕事を真剣にしているように周りから見えてしまいます。笑

私は最初これがはてなブックマークで話題になっているのを知り、
サイトを見てみて、何て下らないんだと笑ってしまいました。笑

サイトの下部には作品一覧があります。


ためしに「学問のすすめ」をクリックしてみると、
ダウンロードが開始されます。


ダウンロードされたZIPファイルを解凍すると、こんな感じ。
確かにフォルダ名に文学が記載されています。


「学問のすすめ」は5000行近くありました。



さて、このような形で、
ふざけているようで実は本当に仕事をさぼりながら文学を読めるこのサイト。

2014年7月13日頃に公開されていますが、
ahrefsで調べたところ、まるまる2週間たった7月27日時点で被リンク数は959本。

アンカーテキストは「文学フォルダ」が9割ほど。
ついでURLが1割ほどです。

「文学フォルダ」でもちろん1位です。
「文学」は圏外ですが、「フォルダ」というキーワードでは40位にランクインしています。笑

その他、サイトにて展開されている、
「学問のすすめ」など各文学作品名ではいずれも圏外。

真面目に展開していけば、
「文学」でそのうち上位を取る事ができそうですね。

サイトの趣旨は違うと思いますが、
リクエストフォームを置いたり作品を追加していけばもっと伸びるかと思います。

以上、アイデア単発勝負のサイトではありますが、
面白い事をやって注目を集めたコンテンツ事例でした。

2014年7月27日日曜日

アフィリエイターの追徴課税…逃げ切れる訳ない件

アフィリエイトの税に関するニュースが話題になっています。

先日の与沢翼さんの見せしめ追徴課税を思い出しますね。

アフィリエイト、報酬申告を…2千万所得隠しも (読売新聞) - Yahoo!ニュース


まるごと引用してみると、こんな感じ。


インターネットサイトに広告を掲載する「アフィリエイト」で報酬を得ている個人に対し、国税当局がプロバイダーを通じて税務申告を促す取り組みを始めた。

 アフィリエイトは手軽な副業として全国で100万人以上が手がけているとされるが、意図的に収入を隠す人が後を絶たないためだ。税務調査で2000万円を超える所得隠しが発覚したケースも出ている。

 「税務署にばれるはずがないと思っていた。突然の調査はショックだった」。東京都内の男性(50)が振り返る。

 男性の自宅をスーツ姿の男たちが訪れたのは2011年10月。勤務先の会社にいた男性は、妻からの連絡を受け、すぐに税務署に電話した。「パソコンでお仕事をされていますよね」。税務職員の一言で、「全て知られている」と悟った。

 男性は当時、副業のアフィリエイトで年間200万~250万円の報酬を得ていたが、申告していなかった。税務署は、通信費などの経費を差し引いた所得が2年間で計約350万円に上ると指摘。男性は無申告加算税などを含め、約90万円を追徴課税された。

 男性は「妻の実家に頭を下げて、やっと納税資金を工面した。恥ずかしい思いはもうしたくないので、その後は毎年ちゃんと申告している」と話す。

 業界関係者によると、アフィリエイトを手がける人は「アフィリエイター」と呼ばれる。ネットの普及で市場規模が拡大し、アフィリエイトの広告費は年間1500億円に上る。アフィリエイターの中には年間2000万~3000万円の報酬を得る人や、スタッフを雇って1億円超を稼ぎ出す人もいるという。

 アフィリエイトの報酬は「事業所得」や「雑所得」として申告する必要があるが、会社員や主婦が副業で行うことが多く、申告を怠る人も少なくない。そのため、税務調査で申告漏れを指摘され、追徴課税を受けるケースが相次いでいる。



アフィリエイト収入は税務署も注目しているため、
まず逃げ切れないと思います。
ネットの動きなんてプロバイダが情報開示したら100%特定可能ですし。

しかしこの記事の「2年間で計約350万円」の男性、
月額にすると約15万円ほどですかね。

副業アフィリエイターとして結構よくいるというか、
めっちゃリアルな数字ですね…

このぐらいの金額を稼ぐ人が層が厚いのか、
あるいは逃げようとする人が多いのかも知れません。

それにこの2年間という数字もリアルだなと感じます。
というのも、アフィリエイターやFX投資家にとっては結構有名な話だと思いますが、
税務署は脱税者を2年ぐらい泳がせるらしいんですよね。

で、ある程度未払い金がたまった所で、
追徴課税をさくっと請求するらしいです。

というわけで、アフィリエイトは税務署にかなり見られていると思いますので、
しっかり申告する事をお勧めします。



2014年7月26日土曜日

SNSページ(Facebook、Twitter等)のSEOは可能か?

ここ1年くらいですかね、SNSの特定のページを検索結果で上位表示したいとの依頼を頂きます。

例えば、自社サイトのFacebookページやTwitterアカウントを、
特定のキーワードで上位表示できるかというものです。

SEO会社にこういう依頼をすれば、
できます、やりますという返答をすると思います。
彼らもビジネスなので。

ですが結論を言うと、
それで順位が上がるかと言うと非常に厳しいです。

理由は簡単で、
コントロールできるメディアではないからです。

具体的には自前のサーバー、ドメインで運用するわけではないため、
サイト内部の改善が難しいのです。

加えて内部リンクもコントロールしにくいため、
やれることといえば、外部リンクを貼るくらいしかできない場合が多いです。



さらに、現在のGoogle検索結果では、
多様性を担保するため、同一ドメインの複数表示が難しい状況にあります。

例えば、「ミスチル」と検索した時、
検索結果1ページ目にはFacebookページやTwitterの公式アカウントが表示されます。


「ミスチル」検索結果では、
他のFacebookページやTwitterの公式アカウントは上位100位以内には出てきません。

これから「ミスチル」というキーワードで、
別のFacebookページやTwitterの公式アカウントを上位表示させるのは、
一概に言えない場合もあるとはいえ、基本的に非常に難しいと思われます。


そもそも論として、SEOは集客経路の構築手段の一つであり、
最終的には売上の最大化が目的となるはずです。

自分の管理するサイトの上位表示を行い、
売上を拡大する方を優先させた方が良いと思います。